特別な眼と神の手を持つ天才外科医
本作の主人公、ハイジは、裏社会の生ける伝説といわれる「裏医者」。病気や怪我を一目で見抜く特別な眼と「神の手」と呼ばれる手術の腕を駆使して、数多の患者の命を救う闇の天才外科医である。その報酬は高額だが、希少難病の研究をしているため常にお金は不足気味。研究の主目的は、難病に侵された親友の治療法の発見で、そのために都内某所の地下実験室で国家規模の金額を注ぎ込み、最新の機材を取り揃えている。ハイジの仲介人兼マネージャーを務めているのが忍森知和子(おしもりちわこ)である。大昔から日本の裏稼業を取り仕切る仲介屋「忍森一族」の一員で、クライアントの仲介、スケジュール管理、トラブル処理を行ってハイジを影で支えている。知和子の仲介で、日本の公安や上海マフィアといった様々な顧客からの依頼を受けたハイジは世界中を飛び回る。
医療ドラマ×バトルアクション
本作最大の特徴は、医療ドラマとバトルアクションの融合である。杏林大学医学部教授、冨田泰彦の医療監修を受け、リアルな医療技術が描かれる一方、人間離れした能力バトルが繰り広げられる。父に暗殺者の教育を受けたハイジは、医学の道を選んだため絶対に人を殺さないと決めているが、非常に高い戦闘能力を持つ。「怪我や疾患」以外にも人体の「急所」が視えるため、「水落(みぞおち)」「天突(てんとつ)」「人中(じんちゅう)」といった100以上ある人間の急所を指で突くことにより「強烈な痛みを与える」「痺(しび)れや痙攣(けいれん)で動けなくする」といった攻撃ができる。また、自身の18のツボを正確に押すことで脳の電気信号を底上げし、神経と筋肉を強制的に躍動させてパワーアップする「不健康(オーバーロード)」という技もある。
次々と現れる強敵たち
ハイジの前に現れる強敵たちも本作の大きな魅力となっている。上海マフィアのボス、孔連雅(こんれんが)との交渉が決裂し戦闘となった際に登場したのが、「心因性失声症」をもつ少年、シュリである。中国伝説の殺し屋「死神」に育てられたシュリは、凄(すさ)まじいスピードで忍者の末裔(まつえい)である知和子を圧倒する。しかし、ハイジには敵わず敗北。さらに首周りのツボを突かれたことで声を取り戻すことになった。シュリはその後、ハイジに憧れて弟子入りし、医者を目指すことになった。ハイジへの復讐に燃える上海マフィアの孔が雇ったのが、マクシミリアン・カーター(マクセル)。「奇跡の男」と呼ばれるアメリカ最強の殺し屋である。基準値の数十倍の骨密度と、力を込めれば鋼と化す皮膚と筋肉を持つマクセルは、一切の死を寄せ付けない不死身の男だった。急所が存在しないマクセルにハイジは苦戦を強いられることになる。
登場人物・キャラクター
木乃 ハイジ (きの はいじ)
裏社会で「裏医者」と呼ばれる天才外科医の男性。年齢は20代前半から30代後半で、身長は189センチメートル、誕生日は11月17日。好きな食べ物はそば。父がオランダ人、母は日本人で五人兄妹の末っ子。赤い瞳を隠すため度の入っていない丸メガネをしている。先天的な人体の「急所」と後天的な「怪我や疾患」が光って視える特殊能力の持ち主。また、父から暗殺者としての教育を受けていたため戦闘能力が非常に高い。
忍森 千和子 (おしもり ちわこ)
ハイジの仲介人兼マネージャーを務める23歳の女性。通称は「チワ」。身長は161センチメートル、誕生日は3月14日。味の薄い食べ物が苦手。兄と姉、弟がいる。左頬を中心に大きな十字傷がある。忍びの血を濃く引き継ぎ、日本の裏稼業を取り仕切る仲介屋「忍森一族」の一員。たまの休みの日は、大好きなショッピングモールで過ごすことを無上の喜びとしている。








