YAT安心!宇宙旅行

星渡 ゴロー (ほしわたり ごろー)

幼い頃父から貰ったゴーグルを付けている。性格は正直で真面目、それ故にヤマモトカオルにいいように使われる。次元トンネルの実験で行方不明となった父親を探してYATのツアーに参加、YATダブを壊したために修理代を払うためにYATで働かされる。天上院桂に好意を抱いているが、本人にはまるで伝わっていない。

天上院 桂 (てんじょういん かつら)

YATの添乗員。天然ボケ。15年前に起きたプロトタイプ次元トンネルの事故で、ノア星の宇宙船が巻き込まれ、当時乗っていた桂とブッキーは次元トンネルの事故現場に出現した。そこをダイゴに救出され、ヤマモトカオルにカプセルが託された。以降ヤマモトの養女として暮らしている。 異常な怪力やテレパシー能力等を持つが、それは彼女がノア星人であるため。ただし、通常のノア星人の場合怪力については日常的に出るものではないため、このままでは身体に影響が出ると懸念されている。

ヤマモト カオル

YATの社長。実は元宇宙海賊で、天上院桂の両親を探すため、旅行会社を立ち上げる。金に汚く、自己中心的だが桂を溺愛している。普段から着流しに下駄という格好。

ウッチー

YATのパイロットで時間に厳しく、新人のゴローにもきつく当たる。マルカン星人と地球人とのハーフで、変身能力を持つ。何かあるとすぐ落ち込む内向的な宇宙人。オーデン草と言われる、おでんの形をした草が主食。

カナビー

YATのナビゲーションロボット。よく計算ミスをして一行をトラブルに巻き込むこともある。内部に工作機械や火炎放射器など様々なメカを内蔵している。命名は「カーナビ」から。

ブッキー

天上院桂のペット。幼少だった桂と共に救命カプセルに入っていた生物。見た目はごついが、実はメス。

カネア・マリーゴールド (かねあまりーごーるど)

コスモロード社の社長令嬢。性格はワガママで夢見がち。権力者の娘として甘やかされてきたがゴローに叱られ、彼を運命の相手だと確信する。その後は、プライベート大型客船クイーン・マリーゴールド号で、YATのツアーを追いかける。

アン・マリーゴールド (あんまりーごーるど)

コスモロード社社長。かつてはヤマモトカオルと同じく宇宙海賊をしていた。祖父はキャプテン・キッド。プロトタイプ次元トンネルの事故に出くわし、ドサクサでその設計図を入手。過去を抹消し、その技術を元にドンズ・マリーゴールドとコスモロード社を急成長させる。ドンズ亡き後は辣腕をふるいコスモロード社を巨大企業へと成長させる。

ドンズ・マリーゴールド (どんずまりーごーるど)

星渡ダイゴの親友で、同じく次元トンネルの開発に関わった技術者。アン・マリーゴールドの持ち込んだプロトタイプ次元トンネルの設計図を元に、新たな次元トンネルを実用化させる。さらに新型の次元トンネルを設計していたが、完成前にこの世を去る。

ダニエル

コスモロード社の社員。カネア・マリーゴールドのお目付け役。カネアを手懐け、コスモロード社で出世をしようと野望を持つ。その後アン・マリーゴールドの過去を知り、そのネタを地球政府に売り渡し、金と地位を得ようとする。

星渡 ダイゴ (ほしわたり だいご)

ゴローの父。次元トンネルの基幹技術であるダイゴシステムの考案者。15年前の次元トンネルの事故で異次元空間に閉じ込められ、年齢は当時のまま。救命カプセルに入った天上院桂をヤマモトカオルに手渡した男。

ドリス・アンダーソン (どりすあんだーそん)

コスモロード社の技術主任。マザー次元トンネルの建造を指揮する。

キャプテン・ロック (きゃぷてんろっく)

最後の宇宙海賊。海賊船シャレコベック号で船を襲い、金品を奪って自分たちのCDを売りつけている。ハードロック歌手を目指しているが、歌っているのは演歌にしか聞こえない。ザ・キャプテン・ロック・バンドのボーカル担当。元々はヤマモトカオルの部下で、何かとヤマモトにこき使われている。

ナナコ

キャプテン・ロックの一味で主に砲撃など戦闘を担当。ザ・キャプテン・ロック・バンドではギター担当。大阪弁を喋る。キャプテン・ロック同様、元々はヤマモトカオルの部下だった。一時は、自ら作詞作曲ボーカルを手掛けた「愛の赤色巨星」がヒットし、ソロでデビューするはずだったが断念。

ハチベー

キャプテン・ロックの一味で船の修理やメカニックを担当。ザ・キャプテン・ロック・バンドではキーボード担当。キャプテン・ロック同様、元々はヤマモトカオルの部下だった。

YAT

『YAT安心! 宇宙旅行』に登場する企業。ヤマモトカオルが宇宙海賊を引退した後に立ち上げた旅行会社。他社に比べて格安だが、詐欺同然の内容でトラブルも多い。逆にその部分をスリルがあると喜ぶ常連客もいる。本社地下から発進し、軌道上のYATジャンボとドッキングし、ハイパードライブで移動する。次元トンネルを通過する際は他の船の影に隠れて通行料を誤魔化すなど姑息な手口で通過している。

コスモロード社 (こすもろーどしゃ)

『YAT安心! 宇宙旅行』に登場する企業。YATと同じく旅行業を営み、次元トンネルの利権を持つ独占企業でもある。創業者はドンズ・マリーゴールド。

YATダブ

『YAT安心! 宇宙旅行』に登場するメカ。ボンネット型バスに羽を付けた外見。大気圏内を航行することはできるが、オンボロなため良く故障して墜落する。操縦棹はハンドル状で、アクセルとブレーキが存在する。

シャレコベック号 (しゃれこべっくごう)

『YAT安心! 宇宙旅行』に登場するメカ。宇宙最後の海賊・キャプテン・ロックの船。艦首が巨大なドクロになっており、目の部分はメガキャノン砲の砲口になっている。かつては両目で2門使えたが、現在片側には眼帯がしていあり、1門のみ発射できる。ヤマモトカオルから受け継いだ船で旧型というのもあるが、武装のほとんどを音響機器に変えてしまったため、大型客船を襲うようなことはできない。 また旧型であるため、次元トンネル以前の技術であるハイパードライブを搭載しており、次元トンネルを使わずに長距離移動することができる。ブリッジには今でもヤマモトの像が飾ってある。

次元トンネル (じげんとんねる)

『YAT安心! 宇宙旅行』に登場する技術。トンネル間を結び、光速を超えて移動することができる画期的な航法。ハイパードライブよりも安全で長距離を移動できる。トンネルの建設と運用はコスモロード社の独占となっており、プロトタイプの実験に失敗した政府はアン・マリーゴールドが過去海賊であったことを理由に、次元トンネルの利権をコスモロード社から取り上げようとした。

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