夢見弖 ユメミ

私立百花王学園に通う2年生の女子。生徒会広報を務めている。私立百花王学園では知らぬ者がいないほどの人気アイドルで、真能寺などのファンから熱狂的な支持を受けているほか、マネージャーの沙織からも慕われている。しかし腹黒く裏表の激しい性格で、人前では可憐な少女を気取っているが、内心ではファンを見下しており、金づる程度にしか考えていない。また、豆生田楓に皮肉を言ったり、アイドルとしての資質に疑問を投げかけた生志摩妄に内心では激昂するなど、ほかの生徒会役員たちに対する仲間意識も薄い。一方で、役者として大成したいという気持ちは非常に強く、そのためならいかなる努力も惜しまない。もともとは女優になることを志しており、アイドル活動を始めたり、私立百花王学園に入学したのはその布石に過ぎなかった。だが、活動を続けていくうちに、無意識のうちにアイドルという仕事に強いやりがいを感じるようになる。皇伊月をはじめ、生徒会役員にギャンブルで次々に善戦した蛇喰夢子に興味を持ち、豆生田と組んで全校生徒に対してアピールを行ったうえで、夢子と「バトっていいとも!」で対決を行う。当初は勝負をわざと長引かせることで、アイドルとしての実力をファンや生徒たちに見せつけようと考えていた。そして、それを読んでいた夢子に敗れ、ファンたちを罵った発言を公開させられる。しかしファンたちからは、ユメミに好かれたいのではなく、ユメミを好きになりたくて追いかけていると主張され、受け入れてくれたファンたちへの思いを若干ながら改める。生徒会長選挙では、生徒会長の座に興味こそないものの、自分を売り込むチャンスと考え、ファンから八百長で50票を集める。そして夢子に、1日限定のアイドルユニット「どり～みぃng☆くり～みぃng☆しすた～ｚ」を組んで、さらなる注目を集めようと持ち掛ける。さらに、そこに現れた和楽喰淑光が、ハリウッド女優の「名足カワル」であることを知ると、女優のプライドをかけて彼女にギャンブル「ACTIVE STATION」を挑む。その中で、淑光のカリスマに魅せられ、勝つことへの意欲を失ったことで夢子と仲たがいをしてしまう。それからも淑光に勝てるわけがないという思いに苦しめられるが、勝った先に待っているものへの渇望でコンプレックスを乗り越え、勝利を収める。大集約の「じゃんけんポーカー」にも参加したが、1回戦で早乙女芽亜里に敗北したことでリタイアを余儀なくされる。