あらすじ
第1巻
乙女ゲームが大好きなゲーム専門学校生の高梨めいは、インターンで乙女ゲームの制作会社に入ることが決まった。しかし、出社後の社長との面談で、自分が乙女ゲームの会社ではなく、まちがえてエロゲーの制作会社に入ってしまったことを知る。めいは未知のエロゲー制作に携わることになってしまったことにとまどうが、「エロゲーも乙女ゲーもいっしょ」という社長の言葉に説得され、思い切って畑違いの業界でインターンとして学ぶことを決意する。(＃01「想像と妄想は似て非なるもの!?」。ほか、11エピソード収録)
登場人物・キャラクター
高梨 めい (たかなし めい)
ゲーム専門学校でCGを学んでいるうら若き女性で、年齢は20歳。恋愛の要素が盛り込まれた乙女ゲームが大好き。優しく生まじめな性格ながら、妄想癖があり、日常生活を営む中でもついつい妄想にふけってしまうことがある。「学園ヘブン」という乙女ゲームのキャラクターであるオズワルドにはまっており、彼のことについて語り出すと止まらなくなる根っからのオタク気質。インターンで乙女ゲーの制作会社で学ぶことを決めるが、カンちがいからエロゲーの制作会社に入ってしまう。乙女ゲーとは似て非なる畑違いの業界と、変わり者が多い社員たちに最初はとまどっていたが、徐々にその環境にも慣れ、高梨めい自身の持てる力を発揮するようになる。
社長 (しゃちょう)
エロゲー制作会社の社長を務める女性。ゴージャスなコートを羽織り、サングラスをかけている。ナイスバディで、つねに悠然とした振る舞いをする自信家。少々天然気味で、服を着るのを忘れてしまうことが多く、コートの下が全裸だったこともある。自社を乙女ゲーの制作会社とカンちがいしてやって来た高梨めいを説得し、インターンとして迎え入れた。見た目や言動が一風変わっているが、経営者としては辣腕。ラブホテルを買い取って社員寮にしたりするなど、考え方が独創的なうえ、社員を大事にすることからみんなの信頼は厚い。
南野 智花 (みなみの ともか)
エロゲー制作会社に勤めている女性で、原画全般を担当している。好きなエロゲーのジャンルは「百合」と「寝取られ」。小さい頃の夢は絵本作家になることだった。おっとりした性格で、インターンでやって来た高梨めいを優しく指導する。仕事柄から資料として扱っている大人のおもちゃ等に非常に詳しい。
林 たかし (はやし たかし)
エロゲー制作会社に勤めている男性で、企画とグラフィックを担当している。好きなエロゲーのジャンルは「ぶっかけ」。優しくおとなしい性格で、ふだんからボーッとしていることが多い。同僚の南野智花からは「毒がない」、東田まいからは「キャラが弱い」と言われている。疲れるといつにも増してボーッとしてしまい、それが原因で交通事故に巻き込まれたこともあるため、社長から唯一会社に自由に寝泊まりすることを許されている。
東田 まい (ひがしだ まい)
エロゲー制作会社に勤めている女性で、長髪に眼鏡を掛けている。グラフィックを担当している。好きなエロゲーのジャンルは「おねショタ」と「女性攻め」。一見おとなしそうに見えるが、仕事中に「絵がド下手くそな作家の色は塗りにくい」などと臆面もなく言い放つなど、かなりの毒舌家。面倒見は非常によく、インターンでやって来た高梨めいに対し、丁寧に仕事のやり方を教えていた。
りさ
ゲームの専門学校に通っている若い女性。高梨めいの友人で、カンちがいでエロゲー会社にインターンで行っためいのことを、当初はとても心配していた。だが、優しい先輩に支えられて会社に適応し、社会人として立派に成長していく彼女の姿に目を細めていた。
- SHARE
-
-
- EC
-
