おおすみ 正秋

演出家。大学卒業後、人形劇団を主宰していたが、同じく人形劇団出身の藤岡豊が設立したトムス・エンタテインメント（旧東京ムービー）に参加してアニメの演出家として業界へ参入、初代『オバケのQ太郎』や『ルパン三世 パイロットフィルム』の演出を手掛ける。1965年に『オバケのQ太郎』のブローアップ版が劇場公開となり、これが監督デビューとなった。1969年版『ムーミン』を作って以降は東京ムービーとは疎遠になり、『アニメドキュメント ミュンヘンへの道』や『ラ・セーヌの星』などを監督したほか、1993年には『ルパン三世 ルパン暗殺指令』を制作。『ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記』でCG監修を務めて以降は東京工科大学大学院メディア学研究科メディア学専攻に入学、2005年の課程修了とともに特別講師に就く。