概要
紀元前360年のシシリー島・シラクサ。妹クレアの婚礼用品を買いに訪れた羊飼いの青年メロスは石工のセリヌンティウスと知り合うが、ひょんなことから王宮の衛兵に捕らえられ、シラクサ王・ディオニシウス2世暗殺の嫌疑をかけられる。
王は3日後の死刑執行を宣言するが、メロスは妹の婚礼への参加のために仮釈放を懇願。身代わりを名乗り出たセリヌンティウスを救うため、メロスは3日後に戻ることを約束して故郷へと走る。
登場人物・キャラクター
メロス
羊飼いの青年。シラクサで王に囚われるが、妹の婚礼に参加するために、友人のセリヌンティウスを身代わりに故郷へ戻る。
フリューネ
ディオニシウス2世の妃。王のためにメロスを陥れようと謀略を張り巡らせる。
ディオニシウス2世 (でぃおにしうすにせい)
シラクサの王。猜疑心が強く市民に暴虐の限りを尽くす。
セリヌンティウス
シラクサの石工。人間関係に絶望し仕事もやめていたが、メロスと出会ったことで人を信じる心を取り戻し、囚われたメロスの身代わりを申し出る。
クレア
メロスの妹。優しい性格で周囲からの信頼も厚い。