概要
古代の西アフリカで祀られている、性別不明の神。頭に眼の模様が記された覆面をかぶり、胸に「神」の字が刺しゅうされた布を身につけている。動物を「使徒」と呼ばれる存在に変化させたり、精霊を召喚するといった能力を持つ。自らが神であるという自負が強く、時には高圧的な口調で接することもあるが、悪気はいっさいない。マイペースながら人付き合いがよいため、神である事実を知る人からも知らない人からも好感を抱かれることが多い。ココナッツや魚肉ソーセージが好物で、これらの食べ物に釣られて不用意な行動をしてしまうこともある。かつては天空神「オニャンコポン」と呼ばれており、西アフリカに住む人間たちから信仰を集めていた。オニャンコポン自身も、時折人間の住む世界に降り立ち、彼らの様子を眺めては、特殊な力を振るってその生活を助けていた。しかしある時、人間の世界を見物していた際に事故に巻き込まれ、その影響によって猫のような姿の「おにゃんこポン」になってしまう。それ以降も自らを神と称することに変わりはなく、他者から猫のようだと言われても、頑としてそれを認めようとせず、時には猫扱いした相手を怒って追い掛けることもある。ネズミに対しても例外ではなく、猫扱いをしたネズミを追い掛けていたところ、突如発生した地割れに共に飲み込まれて現代の東京へとタイムスリップする。さらにネズミとも離れ離れになってしまうが、まったく気にすることなく、浅草の神社の境内に住み着いて自由気ままに暮らしている。そして、コスプレイヤーや空手家、おでん屋の店主、女子高校生と交流しながら、短期間で現代の東京の暮らしに順応していく。その後、共にタイムスリップしたネズミと再会を果たす。そんな中、道端に落ちていたぬいぐるみを拾うとペットのようにかわいがり、サンタクロースによって命を与えられたぬいぐるみに「べるを」と名づけて、自らの使徒となるように言いつける。べるをからは、当初は偉そうな物言いをしていると反感を買っていたが、共にウインタースポーツや温泉旅行に出掛けるうちに打ち解けていき、やがておにゃんこポンを使徒として正式に迎え入れる。それから約1年のあいだ、べるをといっしょに東京で暮らしていたが、ある日、二匹でネズミを追い掛けている最中に再び発生した地割れに巻き込まれ、元の時代の西アフリカへと帰還する。そして、ネズミとべるををあらためて使徒に据えて、神としての責務を果たすべく奮闘する。
登場作品
おにゃんこポン Begins (おにゃんこぽん びぎんず)
古代の西アフリカで神として振る舞っていたおにゃんこポンと、彼と話していたネズミは地面にあいた穴に飲み込まれて、現代の東京の街へとタイムスリップする。すべてが新鮮な都会の中で、かわいらしい外見のおにゃん... 関連ページ:おにゃんこポン Begins
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