概要・あらすじ
中学校2年生の少女・桜(宮下桜)は、3歳の頃両親を亡くし、さらに育ててくれた祖母まで亡くなったために、天涯孤独になってしまった。そこに突然4人の兄が現れ、共に生活をすることになる。女装が趣味の正(宮下正)、穏やかな教師の隆(宮下隆)、やや乱暴な口調だが照れ屋の武(宮下武)、無口な剛(宮下剛)は、いずれも桜を大切に思っているが、少々度が過ぎてトラブルになることも。
しばらくして桜は彼らと血が繋がっていないことにショックを受けるが、正の言葉によって思い直す。シスコン気味の兄達に振り回されつつも仲良く暮らすうち、次第に正を男性として意識し始める。
登場人物・キャラクター
宮下 桜 (みやした さくら)
ショートヘアーの少女。初登場時14歳の中学2年生。後に市立東高校に進学する。3歳の時に両親を亡くし、その後育ててくれた祖母も亡くなった。天涯孤独になったと思っていたが、4人の異母兄、 正(宮下正)、隆(宮下隆)、武(宮下武)、剛(宮下剛)と同居することになる。 何事にも一生懸命がんばるが、無理をしてしまうタイプ。小柄で高校に進学しても小学生に間違われるほど。兄達と同居を初めてからしばらくして、彼らと血が繋がっていないことにショックを受けるが、正の言葉によって思い直す。シスコン気味の兄達に振り回されつつも仲良く暮らすうち、次第に正を男性として意識し始める。
宮下 正 (みやした まさし)
長髪で一見女性のような容姿の青年。初登場時25歳。桜(宮下桜)の4人の異母兄の長男。天涯孤独になった桜の前に、3人の弟(宮下隆、宮下剛、宮下武)達と共に突然現れ、同居を始める。容姿端麗で女装が趣味。また本人曰く、女性向け恋愛小説家のために普段から女言葉を使っているという。 桜の母・宮下文子が初恋の人。かなりのシスコンで、桜のためなら学校にも押しかける。桜への気持ちが恋に変わりつつあることに気付きながらも、兄として自制している。
宮下 隆 (みやした たかし)
眼鏡をかけた物腰の柔らかい青年。初登場時23歳。桜(宮下桜)の異母兄で次男。天涯孤独となった桜の前に、兄弟3人(宮下正、宮下剛、宮下武)達と共に現れ同居を始める。桜の通う中学校で国語の教師をしている。穏やかで運動もできるため女子生徒の人気は高い。
宮下 剛 (みやした つよし)
フリーター。短い茶髪の男子。桜(宮下桜)の異母兄で三男。天涯孤独となった桜の前に、兄弟3人(宮下正、宮下隆、宮下武)達と共に現れ同居を始める。本心では桜をかわいがっているが、照れ隠しでつい乱暴な口調になってしまう。元々血の気は多くアルバイト先で揉めることもしばしば。 両親を亡くした後バツイチ独身の叔父に引き取られていたが、仲は良くなかった。
宮下 武 (みやした たけし)
顎に髭を生やした男子。初登場時は17歳で高校2年生。桜(宮下桜)の異母兄で四男。天涯孤独となった桜の前に、兄3人(宮下正、宮下隆、宮下剛)達と共に現れ同居を始める。兄弟の中で一番老けて見えるが、一番年下。口数が少なく園芸が大好き。 宮下正、宮下隆と一緒に住むようになるまでは、従兄の家で暮らしていた。
- SHARE
-
-
- EC
-
