きらめきランウェイ!

中学2年生の虹ヶ丘きらは、おしゃれをすることが大好きな女の子。小さな頃からモデルになるのが夢だった。今日は、ティーンに人気ナンバーワンのファッション誌、「ドリーミン」専属モデルのオーディションの日。会場には読者モデルや元子役など、かわいい子たちがたくさんいた。会場にいる女の子に服のブランドを尋ねられたきらは、「スーパーで買ったものをリメイクしてきた」と言うと、彼女たちにバカにされてしまう。

しかし、元子役の天音唯華が、リメイクした服がかわいいと褒めてくれ、きらは元気を取り戻す。そんな中、「ドリーミン」の編集長、美都が、オーディションが始まる前に不合格者を発表した。理由は待機中に素行が悪かったからということだった。

きらは不合格者には含まれていなかったが、年に一度しかないオーディションなのだからと、編集長に直談判する。高校生カメラマン、空谷碧は、きらの気持ちを汲んで編集長を説得し、全員でオーディションに参加することになった。オーディションの方法は、用意されたアイテムの中から、自分でコーディネイトした服を着て、ランウェイでウォーキングするというもの。

雑誌で見た洋服がたくさんあって、興奮するきら。アイテムを決めたところで、具合の悪い女の子を介抱してあげるため、きらはその場を離れた。着替えようと衣裳部屋に戻ってくると、自分の選んだ服も、他の服もすべてなくなっていた。諦めるしかないのかと思ったその時、床に落ちていたチョーカーを見つけたきら。着替えをしないまま、チョーカーの魅力をランウェイで表現し、見事オーディションに合格した。

モデルに選ばれたきらは、撮影の初日、ポージングもうまくできず、良いカットが撮れなかった。一方、プロ意識の高い唯華は、肌のコンディションもポージングも完璧。帰り道できらは、唯華に「良い人ぶっているだけで、考えの甘いあなたはモデルと認めない。

消えて欲しいからオーディションで洋服を隠した」と言われてしまう。落ち込むきらを、双子の妹と弟・ひかり、ひなたが励まし、モデルとして一番大事なことに気づいたきら。次の撮影では洋服の気持ちになって、洋服の魅力を最大限に引き出すことに成功する。撮影を見た編集長は「ドリーミン」トップの証、表紙モデルのオーディションに参加するように、ときらに伝える。

唯華も参加する表紙モデルのオーディションでは「負けない!」、ときらは宣言するのだった。