そりゃないぜBABY

そりゃないぜBABY

石野桃子は小説家・朔原敬四郎の家に家政婦としてやってきた。朔原は亡くなった姉の子供達と暮らしていたが、彼らには微妙に距離感があった。朔原家の人々と家政婦桃子の日常を描いた作品。

正式名称
そりゃないぜBABY
ふりがな
そりゃないぜべいびー
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
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概要・あらすじ

石野桃子は高校を卒業したばかりの女の子。イケメン小説家・朔原敬四郎の家で、住み込みの家政婦として働き始める。朔原は、亡くなった姉の4人の子供を引き取っていたが、家族には微妙な距離感があった。やんちゃな子供達が起こすちょっとした事件や、朔原狙いの女性編集者の起こす騒動を通じて、桃子は次第に子供達の信頼を得ていく。

やがて桃子は朔原家に自分の居場所を見出していくのだった。

登場人物・キャラクター

石野 桃子 (いしの ももこ)

元気で活動的な女の子。高校を卒業してからブラブラしていたが、小説家・朔原敬四郎が家政婦を探していると聞き、興味がわいて、彼の家に家政婦として住み込んだ。桃子の両親は放任主義で、彼女自身、幼い頃は寂しい思いもしていたらしい。そのため朔原家の子供達には少しでも寂しくならないように心を配る。 家事は得意。美脚に自信をもっているのか、いつもミニスカートかショートパンツを着ている。家政婦にしては、露出度の高い服装なので、朔原敬四郎の恋人とフォーカスされたこともある。父親は出版社の社長。

朔原 敬四郎 (さくはら けいしろう)

物腰やわらかなイケメン小説家。早くに両親をなくしていて、姉がたった一人の家族だったが、姉も事故で亡くなってしまう。家族のいない寂しさをよく理解している敬四郎は、彼女の4人の子供達を引き取って育てることにした。文学賞をとるほど、小説家としては成功しているが、仕事が煮詰まるとフラっと旅に出てしまうこともあり、子供達からは今ひとつ親としての信用を得ていない。 イケメンなので、アタックしてくる女性は多いが、彼は子供達を最優先に考えている。子供達の存在をマスコミに公表しないのは、子供達に迷惑がかからないように細心の注意を払っているため。

朔原 こだま (さくはら こだま)

朔原家の長男。開立中学3年生。運動神経のいい元気な男の子。ぶっきらぼうだが、本当は優しい性格。長兄として、弟や妹をいつも心配している。弟の朔原ひかりに同学年の三上宏明がつきまとっているのが気にいらず、よく邪魔をする。怪談話は苦手。石野桃子がのことが好きだが、言い出せずにいる。

朔原 ひかり (さくはら ひかり)

朔原家の次男。開立中学2年生。物腰柔らかなかわいい顔立ちの男の子。なぜか男子からももてる。恋愛や人間関係に関しては、兄の朔原こだまより大人で思慮深い。1年上の三上宏明によくデートに誘われている。

朔原 のぞみ (さくはら のぞみ)

朔原家の三男。御園小学校の4年生。思いやりがあって、少し気弱なかわいい顔立ちの男の子。クラスの女子から人気だが、本人は担任の先生に初恋中。妹思いで、いつも朔原あさひといっしょに登下校している。

朔原 あさひ (さくはら あさひ)

朔原家の長女で末っ子。御園小学校の3年生。フワフワのロングヘアでおしゃれに敏感な女の子。クラスの新井美穂と日々張り合っている。美穂の兄拓也にほのかな恋心を抱いている。石野桃子は家庭内で紅一点の彼女をやさしく見守っている。

三上 宏明 (みかみ ひろあき)

さわやかな青年。開立中学3年生。最初は石野桃子を好きになるが、その後朔原ひかりのことが好きになる。姉は聖鈴女子中学の教師。ひかりをデートに誘ったりしているが、いつも朔原こだまに邪魔されている。

新井 美穂 (あらい みほ)

御園小学校の3年生。朔原あさひのクラスメイト。ストレートのロングヘアでかわいい女の子。オシャレに敏感。朔原あさひをライバル視して、何かと張り合っている。兄の新井拓也としばらくギクシャクしていたが、兄が立ち直ってからは仲良くなっている。

新井 拓也 (あらい たくや)

御園小学校の5年生。下級生からラブレターをもらってしまうようなイケメン。進学校に通っていたが、プレッシャーに負けて、体調を崩してしまう。御園小学校に転校してきたが、のんびりした校風を馬鹿にしていた。朔原あさひの何気ない一言に励まされて立ち直る。妹の美穂と転校してきた当時はギクシャクしていたが、立ち直ってからは仲の良い兄妹になる。

岡本 日方 (おかもと ひかた)

開立高校2年生。クールな美男子だが、気難しくて高飛車な性格。いとこの成田隼人と組んで「岡本双葉」として小説家デビューする。隼人の考えたあらすじを元に、小説を作り上げる。小説家・朔原敬四郎のファン。両親は外国に行っていて、隼人と2人で朔原家の向かいの家に住んでいる。

成田 隼人 (なりた はやと)

開立高校2年生。朔原敬四郎の小説が好きで、同じく朔原敬四郎の小説が好きだったいとこの岡本日方と意気投合する。日方と組んで「岡本双葉」として小説家デビューし、小説では、あらすじを担当している。日方と2人で朔原家の向かいの家に住んでいる。気難しい日方を見守り、家事をすべてこなしている。

深見 ありさ (ふかみ ありさ)

聖鈴女子中学の新聞部で3年生(初登場時)。ロングヘアのかわいい女子。こだまと同い年。こだまのことが好きだが、こだまが石野桃子が好きなことも知っている。桃子とは仲良し。負けず嫌いで、ゲームがうまく、柏原智也よりハイスコアを出すことができる。叔母の高橋成美は朔原敬四郎の担当編集。

柏原 智也 (かしわばら ともや)

南陽学園の中学3年生(初登場時)。朔原こだまと同い年。聖鈴女子中学新聞部にステキな男子特集で取材されたことがあるイケメン。ゲームセンターに通っていて、よくハイスコアを出している。深見ありさのことが好き。こだまは恋敵ではあるが、気が合うので仲良くなる。義理堅く、優しい性格の持ち主。

加藤 雅人 (かとう まさと)

喫茶店SARIOのマスター。背が高く、物静かなイケメン。祖父が紅茶を扱う輸入商だったが、祖父が亡くなったあとは、実家を出て、1人で喫茶店を開いている。実家にはほとんど帰っていない。実家には妹と弟が暮らしている。朔原あさひと新井美穂は彼のファン。

高橋 成美 (たかはし なるみ)

朔原敬四郎の担当編集者。朔原の4つ上で、幼なじみで初恋の人。朔原に恋心を抱いていたが、結婚には至らなかった。その後、別の人と結婚したが、家事と仕事の両立がうまくいかず、離婚してしまう。仕事で朔原の担当になり、恋心が再燃した。深見ありさは彼女の姪。

大崎 蘭 (おおさき らん)

石野桃子の高校時代の友達。男性的な凛々しい容姿で、女子高だったが、校内でモテモテだった。桃子が唯一弱音を吐ける友達。

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