つゆダク

つゆダク

類まれなる性欲の強さを買われた男性が、テレビ局の秘密の業務「特別技術職」に就任。性欲を持て余した女性芸能人たちを相手に「接待セックス」を行っていく姿を描いたラブ・コメディ。「週刊ビッグコミックスピリッツ」2002年第17号から2004年第53号にかけて連載された作品。

正式名称
つゆダク
ふりがな
つゆだく
作者
ジャンル
恋愛
関連商品
Amazon 楽天

世界観

セックスが題材。女性芸能人限定で「接待セックス」を行う奇妙な職業「特別技術職」に任命されたテレビ局員の露崎卓郎が、芸能人であるがゆえに思うように性欲を発散させられず悩める女性たちを次々に相手をしながら、憧れのアイドル藤沢涼子に近づいていく姿を描く。「特別技術職」は一見男の夢の職業のように見えるが、実際は一癖も二癖もある女性たちが次々と押し寄せるため、それに対応せねばならず相当の激務となる。これに対し、知恵と技術を絞って彼女たちを満足させる卓郎の手腕も大きな見どころとなっている。

あらすじ

露崎卓郎は、自慰行為とアイドルが大好きな普通の大学生。ある日テレビ局「お台場TV」の入社試験を受けた卓郎は、極めて低い能力しか持たないにも関わらずなぜか合格し、「特別技術職」として入社することになる。「特別技術職」がどのような仕事をするのかわからず戸惑う卓郎だったが、入社式の日、その仕事内容が女性芸能人と、接待としてセックスをすることだと知らされる。夢のような仕事だと卓郎は舞い上がるが、接待相手は皆曲者ぞろい。しかも、一度でも接待相手の膣内に射精した場合、パイプカットされてしまうという過酷なものだった。

単行本の装丁

本作『つゆダク』は、表紙イラストと扉絵がリンクする仕掛けがある。表紙には各巻で活躍する女性キャラクターが描かれ、表紙では衣服を着ているが、扉絵では表情が変わり、裸になっている。そのため、毎巻見比べるのが楽しみな内容となっている。

登場人物・キャラクター

露崎 卓郎 (つゆざき たくろう)

テレビ局「お台場TV」で「特別技術職」として働いている、明るく単純な性格の男性。年齢は22歳。前髪を眉上で短くM字に切ったベリーショートヘアにしている。特に秀でたところのない普通の大学生だったが「お台場TV」の過酷な入社試験中でも自慰を欠かさなかったことから極めて性欲が強いと判断され、女性芸能人たちと接待でセックスすることが仕事の「特別技術職」として合格。 「接待セックス」の相手となる女性芸能人たちの心を開き、肉体的に満足させるため、必死に知恵を張り巡らせることになる。自慰行為とアイドルが大好きで、いつか憧れのアイドルである藤沢涼子とセックスすることが夢。

藤沢 涼子 (ふじさわ りょうこ)

露崎卓郎の憧れの女性アイドル。前髪を目の上で切り、胸まで伸ばしたストレートロングヘアにしている。押しも押されぬトップアイドルとして君臨しており、同時に恋多き女としても知られている。しかし、藤沢涼子の肌を見ただけでその輝きに圧倒され満足してしまい、行為に至れなくなってしまうため、実際は男性経験はない。初めて涼子と会った際には卓郎も他の男と同様に圧倒されてしまうが、涼子に釣り合う男になるため、一層業務に励むようになる。 のちに、「7人のフクマン」の1人であり、さらに77年に一度、その時代で最も輝いている女性だけがなれる「彗星のフクマン」であることが発覚する。

柴田 礼子 (しばた れいこ)

テレビ局「お台場TV」で人事部長として働く女性。年齢は33歳。前髪を真ん中で分けて額を全開にし、胸まで伸ばしたストレートロングヘアで、口元にほくろがある。「お台場TV」の入社試験で露崎卓郎の類まれなる性欲を見抜き「特別技術職」として採用。上司として卓郎を厳しく、有無を言わせず指導していくことになる。研修として卓郎にセックスの技術を教えるが、セックスが終わると別人のように冷たくなる。 実は「7人のフクマン」の1人でもあり、セックスした男性の性器の持久力を向上させる力を持つ。

吉永 さくら (よしなが さくら)

露崎卓郎の友人で、テレビ局「お台場TV」で働く女性。年齢は22歳。前髪を目の上で切ったショートヘアにしている。真面目で一生懸命な性格。卓郎とは入社試験で知り合い、サバイバルレースで支え合って以来親しい関係。サバイバルレースでは脱落したが、その後無事入社しアナウンサーとなる。しかし、のちにバラエティタレントの縞田竜介と不倫していたことが発覚する。

日和田 祐介 (ひわだ ゆうすけ)

露崎卓郎の上司で、テレビ局「お台場TV」で「特別技術局」の局長を務める男性。年齢は53歳。頭のてっぺんのみが禿げ上がった髪型で、口ひげを生やしている。穏やかでのんびりとした性格だが、セックスの技術は抜群。しかし、年を取ったことによりセックスできない身体になってしまい、「特別技術職」を卓郎に譲ることとなった。女性心理も深く理解しており、役職を交代してからは卓郎にアドバイスしたりとサポートをすることが多い。 実は「7人のフクマン」のうち6人とセックスしたことがあるが、最後の1人にはどうしても出会うことができず、男性器に素晴らしい力を授かることはできなかった。

磯崎 マユミ (いそさき まゆみ)

歌手として活動する女性。年齢は21歳。前髪を真ん中で分けて額を見せた、癖のあるショートヘアにしている。目が細く、体型はややぽっちゃり気味。「エンジェルボイス」と言われるほどの美しい声と歌唱力を持つが、容姿がいまいちであることから替え玉を立て、容姿が美しい女性「磯崎まゆみ」のゴーストシンガーとして働いている。しかし次第にその生活を息苦しく感じるようになり、スランプに陥ってしまった。 本当の自分を誰かに認めてもらうため、「お台場TV」を訪れて露崎卓郎に「接待セックス」を依頼する。

前田 あやか (まえだ あやか)

タレントとして活動する女性。年齢は19歳。前髪を左寄りの位置で斜めに分け、肩につかない長さのボブヘアにしている。母親はかつてのトップアイドルである「前田宏美」で、2世タレントとしても注目を集める存在だが、前田あやか自身は母親のことがあまり好きではない。性欲を満たすために「お台場TV」に依頼して露崎卓郎と「接待セックス」をすることになるが、かわいらしい容姿に反し、性器が極端に臭いという欠点を抱えていた。

花菱 ハルカ (はなびし はるか)

テレビ局「大日本テレビ」でアナウンサーを務める女性。年齢は32歳。前髪を左寄りの位置で斜めに分け、耳の下まで伸ばしたショートヘアで、眼鏡をかけている。「大日本テレビ」の看板アナウンサーとして知られており、出演すれば番組の高視聴率が約束されるほどの人気者。一見知的で上品な雰囲気だが、実は非常に性欲が強く、学生時代から休み時間には必ず自慰行為をし、校内の男性をとっかえひっかえしていたことから、周囲には「定時自家発電」「女豹」と呼ばれていた。 近々「大日本テレビ」を退職し海外留学を考えていたが、そこに目をつけた柴田礼子に、露崎卓郎がセックスで花菱ハルカを満足させたら、留学を取りやめて「お台場TV」に転職するよう持ち掛けられる。 礼子とは小学校時代からの知り合いで、高校までずっと同じクラスだった。

二階堂 さおり (にかいどう さおり)

テレビ局「大日本テレビ」でアナウンサーを務める女性。年齢は23歳。前髪を目の上で切って右寄りの位置で分け、胸まで伸ばした巻き髪ロングヘアをヘアバンドでまとめている。高飛車な自信家で、花菱ハルカをライバル視している。ある日ハルカの「大日本テレビ」における最後のテレビ出演を見学していたところ、ハルカがなんと生放送中に、机の下に隠れている露崎卓郎とセックスしていることに気づく。 そのため、それをばらしてハルカを失脚させようとする。

マリー・ジョーンズ (まりーじょーんず)

アメリカのハリウッドで女優として活躍する若いアメリカ人女性。前髪を左寄りの位置で分けて額を見せ、胸まで伸ばしたストレートロングヘアにしている。気が強くプライドの高い性格。父親はハリウッドを牛耳るエンターテイナーの「バリコ・ジョーンズ」。マリー・ジョーンズこそがバリコの唯一の弱点であると考えた柴田礼子は、主演映画のPRで来日したマリーのもとへ露崎卓郎を向かわせた。 「7人のフクマン」の1人で、セックスした男性に、性器のサイズを以前よりも大きくする力を付与することができる。

浅田 京子 (あさだ きょうこ)

芸能事務所「ジョーズ事務所」に所属する若い女性タレント。愛称は「アサキョン」。前髪を真ん中で分け、肩につくほどのセミロングヘアで、左目の下にほくろがある。清楚に振る舞っているが、実際は乱暴な性格で、蓮っ葉な口調で話す。しかし「鼻毛が出ている」など辱めを受けることに喜びを感じるという隠れた性癖がある。「7人のフクマン」の1人で、セックスした男性に、性器の温度を以前よりも熱くし、女性をより満足させる力を付与することができる。

山仲 マコ (やまなか まこ)

芸能事務所「ジョーズ事務所」に所属する若い女性タレント。愛称は「マコリン」。前髪を真ん中で分けて額を全開にし、肩につくほどのセミロングヘアにしている。以前はトップアイドルとして名を馳せていたが、現在はテレビ局の重要人物とセックスすることで仕事を得ているという噂がある。さらに「お台場TV」の人間もマコの枕営業にかかわっているという不名誉な噂が立ち柴田礼子は真相解明のために露崎卓郎を調査に向かわせる。 やがて、それはジョーズ広岡の差し金によるものと発覚し、その証拠を獲得して枕営業をやめさせるため卓郎は「ジョーズ事務所」へ向かうことになる。

ジョーズ広岡 (じょーずひろおか)

芸能事務所「ジョーズ事務所」の社長を務める中年の男性。髪型は前髪を上げて額を全開にしたパーマヘア、顎ひげと口ひげを生やし、色黒の肌をしている。浅田京子とセックスしたのがきっかけで、性器の温度を熱くし、女性をより満足させる力を得ている。その力を利用して、山仲マコなど事務所の女性タレントを意のままにし、枕営業をさせている。

菜月 リオ (なつき りお)

女優として活動する若い女性。前髪を眉上で短く切り、胸の下まで伸ばした巻き髪ロングヘアをヘアバンドでまとめている。美しい容姿に加え抜群の演技力を誇るが、出演作の共演者や監督とすぐに関係を持ってしまうことから「共演者喰いの菜月」として知られている。ある日突如「お台場TV」の「特別技術局」に電話をかけ、電話を取った露崎卓郎をセックスに誘う。 足の付け根に、一見「7人のフクマン」の特徴と見まごう星型のほくろがあるが、よく見ると星の脇に線の入った「流れ星」の形をしている。その正体は、セックスした男性に不幸をもたらす「死凶星」である。

彩丸 慶子 (あやまる けいこ)

歌手として活動する18歳の女性。前髪を目の上で切りそろえ、胸まで伸ばしたロングヘアを2本の三つ編みにしてまとめ、眼鏡をかけている。以前交際していた男性の性器が極端にグロテスクな見た目であったことから、性器を連想させるマイクまで苦手になってしまい、歌手活動に支障をきたしていた。性器恐怖症を克服するため「お台場TV」の「特別技術局」に依頼し、露崎卓郎と知り合う。 好物は辛い物。

岡村 ヒカル (おかむら ひかる)

女優として活動する若い女性。前髪を右寄りの位置で分けて額を全開にし、胸まで伸ばしたストレートロングヘアにしている。「7人のフクマン」の1人でもあり、セックスした男性の、性器の毛をサラサラにする力を持つ。しかし、能力を付与するには岡村ヒカルをセックスで満足させる必要があり、失敗した場合相手の男性は髪の毛が抜け、禿げ頭になってしまう。 そのため禿げてしまった男性が後を絶たず、問題視したヒカルと関係した男性たちが「お台場TV」の「特別技術局」に依頼する形で、露崎卓郎はヒカルと知り合うことになった。

五十嵐 貴子 (いがらし たかこ)

マラソン選手として活動している若い女性。前髪を目の上で切り、耳の下まで伸ばしたボブヘアにしている。博多弁で話す。マラソンを速く走り切るには、性欲を利用するのが良いという考えを持っており、あえて性欲を満たさず、監督と「優勝した場合のみセックスができる」というルールのもと練習に励んでいた。監督が体調を崩してしまったため、露崎卓郎が監督の代行をすることになる。

柳生 光秀 (やぎゅう みつひで)

芸能事務所「安土プロ」の社員として働く男性。年齢は22歳。前髪を目が隠れそうなほど伸ばし、肩につくほど伸ばしたボブヘアにしている。父親の「柳生光綱」はかつて「お台場TV」の「特別技術局」に所属しており、日和田祐介とは同期だった。しかし任務に失敗し、退職を余儀なくされた。そのため「お台場TV」と「特別技術局」を憎んでおり、「7人のフクマン」とセックスすることで自らの性器を強化し、復讐のために使おうと目論んでいる。 父親譲りの、特殊なお香を焚いて女性を催眠状態にし、性感を刺激するツボを押すことで女性を満足させる過激な方法を用いる。

ナオミ

芸能事務所「安土プロ」に所属するタレントの若い女性。前髪を目の上で切り、ストレートロングヘアを高い位置でポニーテールにしている。星之腰学園の卒業生であることを買われ、柳生光秀の命令で、星之腰学園に潜入。「お台場TV」と「特別技術局」を離れ、星之腰学園で働くことになった露崎卓郎に近づく。

小川 晃 (おがわ あきら)

星之腰学園に通うグラビアアイドルの少女。前髪を目の上で切り、肩につくほどのセミロングヘアをお下げにしている。眼鏡をかけ、頬にはそばかすがある。IQ200を超える天才少女だが、知能が高すぎるせいで他者とコミュニケーションがうまく取れず、グラビアアイドルとして満足な結果を残せずにいた。そのため星之腰学園でも退学寸前の落ちこぼれとなっており、露崎卓郎をセックスで満足させれば単位を与えるという条件のもと、卓郎とセックスすることになる。

吉野 美紀 (よしの みき)

星之腰学園に通うグラビアアイドルの少女。前髪を左寄りの位置で斜めに分け、胸まで伸ばしたストレートロングヘアをハーフアップにしてまとめ、和服を着ている。気に入らないことがあると泣き落としをして、周囲を意のままにしようとするわがままな性格。さらにファンにやくざの息子がいることから、美紀に何かがあるとやくざまで介入してくるという、非常に使いにくいタレントとして知られている。 結果、現場の雰囲気を悪くすることから「破壊屋吉野」と呼ばれている。そのため星之腰学園でも退学寸前の落ちこぼれとなっており、露崎卓郎をセックスで満足させれば単位を与えるという条件のもと、卓郎とセックスすることになる。

月星 さゆり (つきほし さゆり)

星之腰学園に通う芸能人志望の少女。前髪を上げて額を全開にしたショートカットにしている。抜群のプロポーションに加え、清楚な雰囲気の素直な性格で、デビューすればブレイク間違いなしの逸材といわれている。しかし、家族が過干渉なうえ月星さゆりの稼ぎに依存しようとしているせいで、どの芸能事務所とも契約できずにいる。そのため星之腰学園でも退学寸前の落ちこぼれとなっており、露崎卓郎をセックスで満足させれば単位を与えるという条件のもと、卓郎とセックスすることになる。

長谷川 静 (はせがわ しず)

星之腰学園に出現する幽霊の少女。前髪を左寄りの位置で斜めに分け、耳の下まで伸ばした内巻きボブヘアにしている。星之腰学園の七不思議の1つとして知られており、長谷川静は生きている人間に触れられるが、生きている人間は静に触れられないという不思議な能力を持っている。もともと星之腰学園の前身である星塚音楽女学校の生徒だったが、許嫁と結婚する前に太平洋戦争で空襲に遭い亡くなった。 その心残りから今も成仏できず、校内をさまよっている。しかし、セックスで満足すれば成仏できるはずと考えており、露崎卓郎は静とのセックスに挑むことになる。

星之腰学園の理事長 (ほしのこしがくえんのりじちょう)

星之腰学園の理事長を務める108歳の女性。なまはげのお面をかぶって生活しており、その素顔は不明。しかし、108歳とは到底思えない若い女性のような容姿をしている。実は77年前、31歳の頃は「7人のフクマン」の1人だった。さらに「7人のフクマン」においても特別な、77年に一度しか現れず、その世代で最も輝いている女性だけがなれる「彗星のフクマン」であった。

桶田 琴美 (おけだ ことみ)

芸能事務所「(株)ガーネットプロダクション」に所属する若い女性アイドル。肩につくほどのセミロングヘアで、前髪を真ん中で分けて額を全開にしている。13歳でデビューして以来大人気アイドルとして知られているが、男性スキャンダルが非常に多い問題児。スキャンダルを起こすたびに知名度が上がりさらに人気者になっていることから、どんな男性も相手にし、それを糧に成長するという意味で「錦鯉アイドル」と呼ばれている。 しかし、あまりに奔放なためお灸を据えるべきという声が上がり、「お台場TV」の「特別技術局」に依頼が舞い込む。

ソフィー・バルドー (そふぃーばるどー)

フランスで女優として活躍する女性。年齢は23歳。腰まで伸ばした金色のストレートロングヘアで、前髪を真ん中で分けて額を全開にしている。大学在学中に初主演した映画でブレイクし、国際映画祭でも主演女優賞を受賞するほどの勢いのある人物。日本文化に憧れがあり、日本の「サムライ」のような男性であればセックスで自分を満足させられるかもしれないと思い来日する。 実は「7人のフクマン」の1人。

松中 由佳 (まつなか ゆか)

テレビ局「お台場TV」でお天気キャスターを務める若い女性。前髪を眉の高さで切り、顎の高さまで伸ばした外はねボブヘアにしている。IT機器や家電製品で有名な「松中グループ」創始者の孫で、とんでもないお嬢様。しかし「自分は地球とつながっている」と公言する変わった性格の持ち主で、花菱ハルカも手を焼いている。最近自身の予報精度が下がっていることに悩んでおり、大自然の中でセックスをすれば力を取り戻せるのではと考え、「お台場TV」の「特別技術局」を通さず、個人的に露崎卓郎に「接待セックス」の依頼をしてくる。

坂下 菜美子 (さかした なみこ)

本日女子大学家政学部に通う女子大生。年齢は21歳。前髪を右寄りの位置で斜めに分け、肩につくほどのセミロングヘアをハーフアップにしてまとめている。やや地味で目立たない雰囲気の人物。ある日「お台場TV」の就職試験に挑むが、面接で思うようにアピールできず思い悩んでいた。しかしそこで偶然に露崎卓郎と花菱ハルカの「接待セックス」の現場を目撃してしまい、気分が高揚したのがきっかけでその後の試験に成功。 晴れて「お台場TV」に入社することになる。

松岡 美々子 (まつおか みみこ)

タレントとして活動する若い女性。前髪を左寄りの位置で斜めに分け、肩につくほどのセミロングヘアにしている。非常に美しい脚を持ち「松岡美々子の脚には10億円の保険金がかかっている」という噂がある。レースクイーンから転向する形でタレントになったが、器用で手を抜いていてもそこそこの結果を出せることから、本気で仕事をしたことがない。 そのため「お台場TV」の「特別技術局」にやって来た事務所社長に「美々子の意識が変わるほどのセックスをしてほしい」と依頼された露崎卓郎と「接待セックス」をすることになる。

深戸 絵美 (ふかと えみ)

テレビ局「お台場TV」の正面玄関で受付嬢を務める女性。年齢は21歳。前髪を眉上で切りそろえ、セミロングヘアを後ろで1つに結んでいる。好奇心旺盛な性格で、局内でも謎の存在とされる「特別技術局」に強い関心を持っている。ある日偶然出会った露崎卓郎を尾行し、その実態を探ろうとする。

村田 陽子 (むらた ようこ)

グラビアアイドルとして活動する若い女性。前髪を真ん中で分けて額を全開にし、ロングヘアを胸まで伸ばしている。非常に胸が大きいことから、仕事では胸ばかりに関心を持たれることが多く、嫌気が差していた。そのため事務所から逃げ出し、現在は風俗店で働いている。そんな村田陽子を連れ戻してほしいという依頼が「お台場TV」の「特別技術局」に舞い込み、露崎卓郎は陽子の勤める店へ出向くことになる。

杉島 ナオ美 (すぎしま なおみ)

「芸能界一のゴージャス女優」として知られる若い女性。前髪を真ん中で分けて額を全開にし、胸まで伸ばしてゆるく巻いたロングヘアにしている。実はマネージャーの「谷垣」と両想いだが素直になれず、「お台場TV」の「特別技術局」に「谷垣にセックスを見せつけたい」という依頼を持ち込む。だが、杉島ナオ美と谷垣の関係を察した露崎卓郎に、正直になるよう促される。

長輪 高子 (ながわ たかこ)

新人女優の若い女性。前髪を目が隠れそうなほど伸ばした、ややもっさりとした肩までのセミロングヘアにしている。映画「潮の国から ~初春」に主演することになるがセックスシーンの収録がうまく行かず、「お台場TV」の「特別技術局」に「長輪高子に演技指導をしてほしい」という依頼がくる。一見清純そうだが実はセックスが大好きで、セックスに関して恥じらいを見せる演技ができないという問題を抱えている。

飯田 その (いいだ その)

タレントとして活動する女性。年齢は28歳。前髪を上げて額を全開にし、胸のあたりまで伸ばしたロングヘアを右サイドに集めて1つに結んでいる。華やかな容姿を持つが歌も演技も今一つで、わざとスキャンダルを起こして注目を集めなければ、誰も自分に関心を持たないのではないかと悩んでいる。そのため、露崎卓郎との嘘のスキャンダルを捏造しようとする。

マーガレット・ポピンズ (まーがれっとぽぴんず)

「驚異の異能力者」として知られるイギリス人の若い女性。前髪を右寄りの位置で分けて額を全開にし、胸の下まで伸ばしたロングヘアを2本の三つ編みにしている。セックスをして絶頂に達すると幽体離脱ができるという能力を持ち、それを活かして幽霊に聞き込みを行うことで犯罪調査をしている。「お台場TV」のテレビ番組内で能力を発揮するため、露崎卓郎がセックスの相手をすることになる。

十津川 国子

テレビ局「お台場TV」で裏方として働く女性。年齢は29歳。前髪を真ん中で分けて額を全開にし、胸まで伸ばしたロングヘアを後ろで1つにまとめている。地味でもっさりした雰囲気で、いつもジャージ姿なため、周囲にはあまり女性として意識されていない。しかし、ある日ひそかに憧れていた露崎卓郎が「接待セックス」の相手と十津川国子を取り違えたことで卓郎とセックスしてしまい、その日から容姿が激変する。

鴨井 七月 (かもい なつき)

アイドル事務所「ビリーズ事務所」に所属する若い女性タレント。人気アイドルグループ「SLANP」のメンバーの1人でもある。非常に熱心な同性ファンを多く抱えており、愛称は「カモナツ」。前髪を真ん中で分けて額を全開にし、段をつけて切った肩につくほどのセミロングヘアにしている。ある日、事務所を通さずに「お台場TV」の「特別技術局」に「接待セックス」を依頼し、露崎卓郎とセックスする。 しかし、一緒に歩いている現場をファンに目撃されたのがきっかけで、卓郎は鴨井七月のファンから執拗な嫌がらせを受けるようになってしまう。

かとう 朋世 (かとう ともよ)

タレントとして活動する若い女性。前髪を左寄りの位置で斜めに分け、肩につくほどのセミロングヘアにしている。うるんだ瞳のかわいらしい雰囲気の人物で、ほめ上手。そのため男性ファンが非常に多い反面、女性からはあまり良い印象を持たれておらず、「女が選ぶ嫌いな女性タレント」ランキング1位という不名誉な称号がある。そこでいっそ女性人気は捨て、より男性人気を集めるタレントになってもらおうと考えたかとう朋世のマネージャーが「お台場TV」の「特別技術局」に「女性としての魅力を磨いてほしい」と「接待セックス」を依頼し、露崎卓郎とセックスすることになる。 実は「7人のフクマン」の1人で、セックスし、かつ自分を満足させた男性に、射精量を増やす力を付与することができる。

水野 由香 (みずの ゆか)

露崎卓郎の高校時代の同級生にあたる若い女性。卓郎の当時の憧れの女性でもある。前髪を真ん中で分けて額を全開にし、胸まで伸ばしたストレートロングヘアにしている。東京都でタレントとして活動していたがあまりうまくいかず、引退し結婚することが決まっている。しかしまだ芸能界に未練があり、同窓会で再会した卓郎に「芸能界で頑張っている卓郎に憧れがあり、抱かれたい」と持ち掛けてくる。

その他キーワード

7人のフクマン (しちにんのふくまん)

セックスした男性に幸運をもたらすという7人の女性たちで、代替わりしながら、各時代のどこかに存在している。1人1人がすさまじい幸運パワーを持つが、7人全員とセックスした男性は、男性器に素晴らしい力を得ることができるといわれている。しかし、7人目のフクマンは77年に一度しか現れないため、時機を逃すとどうやっても7人目には会えない場合もある。 「7人のフクマン」は特徴として足の付け根に星型のほくろがある。日和田祐介は7人全員には出会えなかったものの、6人のフクマンと出会いセックスしたことがあり、祐介から「7人のフクマン」の話を聞いた露崎卓郎は、業務のため、藤沢涼子に対抗する力を得ようと「7人のフクマン」を探すことになる。

SHARE
EC
Amazon
logo