もしロールプレイングゲームの世界にSNSがあったら

もしロールプレイングゲームの世界にSNSがあったら

新田祐助のチャットノベル『もしロールプレイングゲームの世界にSNSがあったら』のコミカライズ作品。ネットやスマホのある不思議なファンタジー世界を舞台に、コミュ障で引きこもりの勇者が楽しくチャットしながら冒険するギャグ漫画。「コミック電撃だいおうじ」VOL.66から掲載の作品。

正式名称
もしロールプレイングゲームの世界にSNSがあったら
ふりがな
もしろーるぷれいんぐげーむのせかいにえすえぬえすがあったら
原作者
新田 祐助
作者
ジャンル
ファンタジー
関連商品
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あらすじ

第1巻

引きこもりの自称勇者は、人との会話をスマホのチャットで行うコミュ障。そんな勇者が王様に呼び出され、魔王にさらわれたの救出を頼まれる。チャットで姫の無事を確認した勇者は、さらに魔王とのチャットで魔王がかわいい女の子であることを知り、思わず求婚。魔王と姫を救うため、冒険へと旅立つ。しかしレベル1の勇者は、出発地点である城の周辺にいる雑魚モンスターにすら歯が立たず、何度も死んでは棺桶に入って城へと戻されてしまう。しかし、かわいい魔王に会うため、何度でも立ち上がるのだった。(第1話。ほか、7エピソード収録)

登場人物・キャラクター

勇者

勇者パパテガの息子で、年齢は16歳。幼い頃に勇者の称号を取得するものの、部屋に引きこもってネットゲームばかりの怠惰な生活を送っている。チャットトーク越しでしか、人と会話ができない重度のコミュ障。実は勇者になるための修行の過程で、108種類もの呪いをかけられている。特にHPが1になる呪い、経験値が入手できない呪い、レベルが上がらない呪いのせいで、レベル1の雑魚モンスターに倒されてしまうほど弱い。王様から魔王にさらわれた姫の救出を依頼され、かわいい魔王に一目ぼれし、冒険へと旅立つ。ステータスはLV.1、HP1、MP0。

魔王

魔王軍を統治しているかわいい女の子で、年齢は16歳。一人称は「我」。黒髪のショートカットで、頭部に4本の短い角があり、耳が少しとがっている。世界を一瞬で消滅させるほどの強大な力を持っているが、争い事を好まない心優しい性格の持ち主。勇者と同じくコミュ障で、男性とはスマホのチャット越しでしか会話できない。本来、勇者とは敵対関係にあるが、勇者が思わず口にした結婚してくださいという言葉を求婚と解釈し、勇者に好意を抱く。その後も、勇者とはチャットでの会話を重ねて親睦を深め、勇者の冒険の旅をサポートしている。自らの強い魔力を抑えるため、5歳から13歳までの8年間、聖なる泉の中で一人で過ごしたという過去を持つ。また、5歳の頃に人間に命を救われており、その人間ととある約束を交わしている。どうしても会いたい人がいるため、人間たちのテラワロス城を訪ねたところ、大勢の兵士に囲まれてしまい、テンパって訳もわからずに姫を連れ去ってしまった。ステータスはLV.99、HP99999、MP9999。

魔王に誤ってさらわれたテラワロス城のお姫様。スタイル抜群の美少女で、魔王城での暮らしが快適なため、魔王城に勝手に居座っている。魔王のことをイケメンの男子だと思い込んでいた。魔王が女の子だと知ったあとも、魔王に思いを寄せている。

王様

テラワロス城の王様で、姫の父親。勇者に、さらわれた姫の救出を依頼する。極度の倹約家であるため、勇者から頼まれた装備を整えるための支度金を拒否している。

マーコ

魔王軍四天王の一人で、全獣人モンスターの頂点に立つ魔物。四天王一の戦闘力を誇る獣人族の娘で、小さな街なら一瞬で破壊できるほどの強さを誇る。魔王からの指示でたまに思い出したかのように語尾に「ニャン」を付ける。雑魚モンスターすら倒せない勇者をサポートするために、魔王からの命令で勇者の仲間になる。ステータスはLV.95、HP9800、MP300。

ニコレッタ

魔王軍四天王の一人で、人の血を吸うことで自身の力を強化できる吸血鬼族の娘。魔王から人の血を吸うことを禁じられており、それを守っているが、実は空腹プレイを楽しんでいるだけのドM。四天王の中では最弱。マーコに続き、勇者の二人目の仲間となる。ステータスはLV.72、HP2400、MP150。

ピノ

魔王軍四天王の一人で、魔法能力に長けた漆黒の堕天使。四天王のまとめ役で、一見クールに見えるが、魔族のことを一番に思いやっている。顔を赤らめながら、「別に魔王様のためにがんばる訳じゃないんだからねっ!」と言うような典型的なツンデレ。勇者を監視するという名目でパーティに加わる。ステータスはLV.80、HP6000、MP700。

鬼子 (おにこ)

魔王軍四天王の一人で、シマヒロ出身の魔族。広島弁で話し、非常に口が悪い。勇者のパーティに四人目の仲間として加わる。見た目と言動は凶悪ながら、勇者の剣の修行に付き合ってくれる優しい一面もある。魔法が得意で、四天王の中では唯一蘇生魔法も使える。ステータスはLV.83、HP7800、MP900。

スネゲ

アシタノ城の第二王子。やたらと陽気なチャラ男で、チャットでもラップ調に韻を踏んでくる。王様の依頼で勇者のパーティに加わるはずだったが、王様からはムカつくから冒険の途中で死んでほしいと思われている。憎き魔王を倒すとの発言が勇者の反感を買い、マーコによってフルボッコにされたあげく、スネ毛をぜんぶ抜かれた。ステータスはLV.39、HP712、MP80。

ハミゲ

アシタノ城の第一王子で、スネゲの実兄。本人曰く、サイショ大陸最強の剣士。聖剣エイドリアンを手に、魔王軍四天王に戦いを挑むが、ピノにあっさり倒される。しかし、自分を倒したピノにほれてしまい、しつこくチャットで話し掛けている。ステータスはLV.45、HP930、MP100。

勇者の母

勇者の母親。家に引きこもってネットゲームばかりしている勇者のことを心配しており、勇者が冒険の旅に出ると聞いた時は涙を流して喜んでいた。旅立つ勇者に、SNS映えするキャラクター弁当を作ってあげるなど、優しい性格をしている。実は賢者、バトルマスター、パラディン、レンジャーをマスター済みという無敵スペックを誇る。

パパテガ

勇者の父親。勇者にかけられた呪いの謎を解くべく、裏の世界を冒険している。しかし、裏の世界はムサ苦しい男しかいない世界らしく、泣き言を言っている。

ばあや

魔王に使える側近の老婆。魔王の幼い頃からお世話をしており、魔王にとっては母親代わりの存在。

クレジット

原作

新田 祐助

キャラクター原案

ろる、雨風 雪夏

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