アラサークエスト

若返りの古代魔法「アンチエイジング」の手がかりを求めて

若い女性に恋人も仕事も奪われたヴァントルテ・ベアミネラル（ベア）は、自分がアラサーと呼ばれる年齢になり、身体の衰えを実感したことで若返りの古代魔法「アンチエイジング」に興味を持つようになる。しかし、アンチエイジングは謎に包まれた魔法であるため、ベアはギルドで仲間を集めて日々手がかりを探していた。そんなある日、70歳という高齢ながら非常に若々しい見た目の化粧品会社の女性社長がアンチエイジングを使っていると推測し、仲間といっしょに社長が出演するイベントに参加する。イベント中、社長から声をかけられたベアは社長の控室を訪ね、そこで衝撃の事実を聞かされる。

遠出の旅での出会い

若返りの古代魔法「アンチエイジング」についての文献を調べていたヴァントルテ・ベアミネラル（ベア）は、気になる記述を見つけ、事実を確かめるために著者のライト・ハイライトが住む街を目指すこととなる。ベアは仲間たちと共に旅行気分で馬車に乗り込むものの、休憩で寄ったサービスエリアで馬車に置いてけぼりを食らってしまう。途方に暮れるベアたちだったが、ホクト・イヴァンコの婚約者・シメジが偶然居合わせたことで、ホクトの馬車で再出発する。旅路は途中まで順調だったが、ライトが住む街の近くで盗賊に襲われて全員捕らわれてしまう。ベアたちは絶体絶命のピンチに陥るが、盗賊が何げなく言った一言でベアが激怒し、魔法で反撃して盗賊の撃退に成功する。そして、近くに置いてあった盗賊の馬車から一人の少女を救出するのだった。

鍵を握る8人の魔女

王女の勅命で若返りの古代魔法「アンチエイジング」を探しているエリエール・カテーシは、部下のゴードン・J・ギムニクからの情報で、高校時代の同級生であるヴァントルテ・ベアミネラル（ベア）もアンチエイジングを探していることを知る。王女から早急に探すように命じられたこともあり、エリエールはベアと協力して探すことを決める。ベアと情報を共有した際に、雑誌記者のライト・ハイライトが何か隠していると直感したエリエールは、ベアと部下のティシュ・クレシアをライトの家に向かわせる。そして二人は、ライトから新しい情報を得ることに成功するが、その直後にライトはかかっていた呪いで昏倒し、ベアとティシュは突然見知らぬ場所に転移されられてしまう。転移した場所にはライトから聞いた8人の魔女がそろっており、ベアとティシュは魔女たちからアンチエイジングの秘密を聞かされる。