概要・あらすじ
ある時、人がブロック状に折りたたまれて殺されるという奇妙な事件が発生するなか、史子が通う小学校に地獄美代が転校してくる。奇妙な言動が目立つ美代に対してあまり好意的になれない史子だったが、菅野と綾、岡本、岩崎らと一緒に下校している際に下水管にブロック状に折りたたまれた死体を発見する。そして死体を発見した次の日、綾が行方不明になってしまう。
史子たちは美代の不思議な力を借りながら、綾の捜索に乗り出す。
登場人物・キャラクター
地獄 美代 (じごく みよ)
史子が通う小学校に転校してきた5年生の不思議な女の子。「ゲゲ」というのが口癖で、常に口元に笑みを浮かべている。一般人とは異なる感性を持っており、史子からは初対面から気味悪がられてしまう。霊能力を持っており、さらに不思議な道具を使って史子たちを襲う怪奇現象から彼女たちを救い出す。
史子 (ふみこ)
小学校5年生の女の子。地獄美代とは同級生。姉がいたが、11歳で亡くなっている。気の弱い性格で、ちょっとしたことで驚いて気絶してしまう。菅野たちの仲良しグループのなかでは美代のことを最も警戒しており、美代からお弁当を勧められても食べることはなかった。
菅野 (すがや)
小学校5年生の女の子。地獄美代や史子とは同級生。端正な顔立ちで、自分でもその美貌を自覚している。言動がきつい面があるが、クラスでいじめられている子がいれば率先して助けるなど、正義感と負けん気が強い。
岡本 (おかもと)
小学校5年生の男の子。地獄美代や史子とは同級生。正義に燃える熱血漢で、「ヴィルパー」というヒーローに憧れ、空手を習っている。一方で調子に乗りやすい性格のため、先生から注意されることも多い。
岩崎 (いわさき)
小学校5年生の男の子。地獄美代や史子とは同級生。常に落ち着いており、冷静な判断で仲間たちの窮地を救うことがよくある。その落ち着きぶりから、美代の間違いにより生まれてしまった妖怪の父親代わりを務めるほど。
綾 (あや)
小学校5年生の女の子。地獄美代や史子とは同級生。菅野たちの仲良しグループのなかではおっとりした性格で、物腰も柔らかい。清楚で見た目もお嬢様然としているため、いじめっ子からの標的になったり誘拐されたりと何かと被害に遭うことが多い。
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