概要・あらすじ
ご近所でも美人と評判の女子高生加藤久美子が恋した相手は、なんと自分より7歳も年下の小学生池山真吾だった。受験が迫っている久美子とまだ小学生の真吾は、お互い自分のことで一杯一杯になってケンカになることも多く、トラブルが絶えない。だが、身長差も歳の差も乗り越え大人へと成長してゆく。
登場人物・キャラクター
加藤 久美子 (かとう くみこ)
才色兼備な上に優しい性格をした、近所の評判も良い女子高生。ある日、野良犬に襲われたところを助けてくれた小学生の池山真吾に恋をし、何度目かアプローチの末に交際することに成功する。その後は、歳の差から生じる真吾との問題をいくつも抱えながらも、二人で力を合わせて解決し、成長していく。 また真吾の母親とも初対面時から非常に仲が良い。基本的にはしっかりものだが、たまに天然なところがあり、泣き虫である。
池山 真吾 (いけやま しんご)
初登場小学五年生。ある日野良犬に襲われている加藤久美子を助けたことで彼女から好かれ、やがて7歳という差を乗り越えて付き合うことになる。口が悪くかなりの負けず嫌いだが、心根は優しく、学校ではリーダーリップも発揮している。実家は銭湯を営んでおり、時間を作っては掃除などの手伝いをしている。 小学生の頃は身長が低いことが悩みだったが、成長するにつれて平均並みの身長を手に入れる。
麻生 啓子 (まき けいこ)
加藤久美子の親友。明るく男勝りな性格の持ち主。小学生の頃にいじめられていた久美子を助けて以来の仲。当初は久美子が小学生の池山真吾と付き合うことに反対していたが、彼女の思いの強さを知ると応援する側に回る。それ以降も、何かと二人を心配しては手助けをしている。
西崎 真琴 (にしざき まこと)
麻生啓子の友人。小学生の池山真吾に恋をしている加藤久美子を心配した麻生が、彼女に紹介した男子高校生。キザったらしいが、かなりのイケメン。麻生に好意を抱いている。
坂田 歩 (さかた あゆむ)
池山真吾の同級生。大企業の御曹司かつ、IQ180というスペックを持つ天才児。また、幼いころに両親が離婚した経緯などから、発言は非常に大人びている。当初は真吾とそれほど親しくはなかったが、とある事件を通して親しい友人となる。
三枝 五郎 (さえぐさ ごろう)
池山真吾の従兄弟。初登場時19歳。元々愛知県の大学に通っていたが、東京の大学を受験しなおしたため、真吾の家に同居するようになる。真吾と瓜二つの容姿をしている。明るく飄々とした性格で真吾のことを溺愛しているが、同時に非常な女好きで真吾の彼女・加藤久美子にちょっかいをかける。
小沢 悦子 (おざわ えつこ)
池山真吾の同級生。勝ち気な美少女であり、真吾に好意を抱いている。小学校四年生の時に一度真吾に告白するも振られてしまい、それ以来彼に対してきつくあたってしまうようになっている。しかし真吾への思いは捨てきれておらず、小学校の卒業を前に再び思いを告げる。
根岸 良尚 (ねぎし よしひさ)
池山真吾の同級生で悪友。お調子者であり、よく真吾に殴られている。しかし、真吾の一番の理解者でもあり、彼のことを茶化しつつも心配している。元々は苗字しか設定付けられていなかったが、読者により良尚という名前がつけられた。
谷川 広子 (せがわ ひろし)
池山真吾の同級生。病弱で線が細く、また中性的な顔立ちの持ち主。心配症の母親に育てられたため、引っ込み思案で気弱な性格をしている。しかし、人一倍友達思いなところがあり、真吾と坂田歩が喧嘩をした際には仲直りに一役を買っている。
キャロル=絵麻=冨嶋 (きゃろる＝えま＝とみしま)
父親の仕事の都合で兄のジョナサン＝晶＝富嶋と共にイギリスから池山真吾が通う小学校に転向してきた少女。真吾よりも学年は二つ下。大阪弁を使う兄とは違い、日本語を聞くことはできても話すことはできず、また勉強もしていない。多少わがままな性格をしている。初登校時に具合が悪いところを助けてもらい、また英語が話せる坂田歩に好意を抱いている。
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