キミに溺れる心臓

女子大生の玉城花は、荻ノ沢海斗と小学生の時にした約束を守れなかったことを未だに後悔していた。初恋の彼にいつかまた巡り合えることを信じて、髪型も変えず、彼氏をつくろうともしなかった。ボディーボード体験のため、友達と海に行った花は、そこで波に乗る海斗と偶然再会する。海斗はサーファーをしながらサーフボードを作るシェイパーになっており、その界隈では有名人だった。彼は男らしいイケメンに成長していたが、はにかむ姿は10年前のまま。お互いに好きだったことを知り、二人の仲は急速に進展していく。軽率かと思いながらも彼の家についていく花。海斗の家にはプールがあり、そこで泳いでいた彼の胸に大きな傷があることに気づく。驚いた花は足をすべらせ、プールに落ちてしまう。助けに来た海斗と唇が少し触れてしまった時、海斗の体に変化が起きる。顔つきが変わった海斗は、先ほどまでの優しい彼とは別人のように、花の制止を聞かずに強引に花を抱くのだった。