概要・あらすじ
宙島一(ハジメ)は、一見どこにでもいる普通の男子高校生。しかしその正体は宇宙人だった。両親はハジメが生まれる前に、遥か遠くの「ケーズ星」から地球に移住してきた。地球育ちの宇宙人であるハジメは、人の姿に変態する能力を持っており、自分の正体を隠して学園生活を送っているのだ。ある日の事。学校に遅刻しそうになったハジメは、宇宙人の形態に戻り、自転車を走らせる学生のリュックに潜り込む。
無事学校へたどり着いたハジメは、人間の姿になるため、人気のない教室に侵入した。そしてそこで、人間に変態途中の姿を、同校の女子生徒、相場りあに見られてしまう。グニャグニャに変形した腕を見たりあは、怖がるどころか大喜び。彼女は「宇宙人」に興味津々の女子高生だったのだ。
正体がバレては困ると考えたハジメは、きっぱりと自分は地球人だと言い、何とか誤魔化そうとする。しかし、りあは納得するフリはするものの、ハジメが宇宙人であると疑い、その正体を暴こうと躍起になるのだった。
登場人物・キャラクター
宙島 一 (そらじま はじめ)
高校2年生の男子。一見普通の高校生だが、その正体は「ケーズ星」という惑星の宇宙人。ただし、生まれる前に、両親が地球に移住しているため、地球生まれの地球育ち。人間に変態する能力を持ち、本来の姿は、丸くて小さいぬいぐるみのような格好をしている。とんがった髪の毛のような2本の角と、うす緑色の目が特徴。角に強い刺激を受けると、人間の変態が解けてしまうという弱点を持つ。 ちなみに人間時でも、腕を長く伸ばす事ができる。ケーズ星固有の地球外生命体である、「ルルル」という名の犬に似たペットを飼っている。地球の食べ物も好きだが、一番好きなのは主食である石。
相場 りあ (あいば りあ)
宙島一と同じ学校に通う高校2年生の女子。ロングヘアにツインのお団子を乗せた髪型と八重歯が特徴。宇宙人が大好き。ハジメが人間に変態する途中を見てしまい、ハジメの事を宇宙人だと疑う。以来、ハジメを追いかけ回して、宇宙人である証拠をつかもうとする。直感は鋭いが、根っからの天然が邪魔をして、真相にたどり着く事が出来ない。
樹井 華星 (じゅい かせい)
宙島一の幼馴染の少女。ハジメと同じ学校の生徒会長。冷静沈着で表情を崩さないため、「鉄の女王」の異名を持ち、毅然とした男性口調で話す。ただし、ハジメの前では、怒ったり笑ったりと、感情を露わにする。ハジメの事が好きで、彼にまとわりつく相場りあに嫉妬心を持つ。
ルルル
宙島一が飼っているペット。犬に似ているが、ケーズ星固有種のバウワウバという地球外生命体。「にー」と鳴く。くしゃみをすると、炎を吐き出してしまう「くしゃ火」や、しっぽを長く伸ばす技などを持つ。
- SHARE
-
-
- EC
-
