概要・あらすじ
平凡な高校生の太多陽太は、学校で謎の人物に襲われ、3階の教室から校庭に転落してしまう。意識を取り戻した陽太は、なぜか地球とは別の惑星にあるシーザー王国の森の中で倒れており、シーザー王国の聖騎士・ルーミと、3本足の小鳥のような姿をした神・ジーニアスと出会う。陽太が男だとわかるや、股間から大量の粘液を分泌して発情し始めるルーミ。
ジーニアスによると、この世界では数千年もの間、男性が生まれておらず、女性は遺伝子レベルで男に免疫がないらしい。戸惑う陽太に対して、ルーミを始めとするシーザー王国の女性たちと交尾することが陽太の使命だと、ジーニアスは語るのだった。
登場人物・キャラクター
太多 陽太 (ただ ようた)
男子高校生。父親から強制的に柔道と剣道を習わされている。本人は嫌々やっているが、剣道は県大会で準優勝するほどの腕前。ややキザで口が悪いところもあるが、幼馴染のクラスメートに密かに想いを寄せているような、いたってふつうの少年。ある日、学校で謎の人物に襲われ、3階の教室から校庭に転落した後、なぜかシーザー王国に召喚されてしまう。 あまりにもゲーム的なファンタジー世界のシーザー王国に、違和感を抱きつづけ、ジーニアスから女性たちと交尾するように言われても、その状況を受け入れることができずにいる。しかし、発情した女性の前では冷静さを失ってしまうことも多い。ルーミに要求され、町中にいるときは女装している。
ルーミ
シーザー王国を守る聖騎士(パラディン)の少女。巨乳の持ち主。街を守護する5人組「クインテット」のひとり。一撃でリザードを撃退するほどの剣技を持ち、王国の住民からは頼られている。しかし、落ちているリザードの糞を踏んでしまうなど、ポンコツな一面もある。森の中を偵察中に太多陽太と出会い、即座に発情してしまう。 我を失って、陽太に交尾を迫るが、途中で二人とも失神してしまう。起きて冷静さを取り戻した後、陽太を連れて町へ戻り、とりあえず匿おうとする。陽太に対しては複雑な感情を抱いている。
リリア
シーザー王国最強とうたわれる弓使い(アーチャー)の少女。貧乳で幼い外見。一人称は「ボク」。町を守護する5人組「クインテット」のひとり。ルーミとは友人関係。女装していた太多陽太に町の案内をしている際、偶然陽太の手に触れ、欲情してしまう。その夜、陽太の寝室を訪れるが、すんでのところでルーミと鉢合わせになる。
サユリ
町の外にある雑貨屋を経営しているはぐれエルフ。ルーミたちからは「エルフ」と呼ばれているが、外見はネコのような耳を持つ少女。ルーミたちとは人種が異なるらしく、自分から進んで人間に干渉するようなことはない。太多陽太に、女装するための装備と、舐めると1日だけ声が女性のようになるアメを売ってくれる。
ジーニアス
「神」を自称しているが、外見は3本の足を持つ白い小鳥。森を偵察中のルーミに同行していた。シーザー王国には、30世紀もの間、女性しかいないことや、太多陽太が召喚されてきたのは、シーザー王国の女性と交尾をするためだと陽太に語る。
場所
シーザー王国 (しーざーおうこく)
太多陽太が何者かによって召喚された世界。地球とは別の惑星にあるらしく、2つの月がある。町は城壁に囲まれており、人々はリザードなどの魔物から身を守って暮らしている。30世紀もの間、男性がいなく、住民は女性のみ。そのため、住民の女性たちは遺伝子レベルで男性に対する免疫がなく、男性に手を触れるだけでも発情してしまう。子どもは町にある城のなかから現れるという。 また、ジーニアスによると、成人までに交尾を行えなかった女性は死んでしまうらしい。日本語とほぼ同じ「シーザー語」と呼ばれる言語が使われている。
その他キーワード
欲情の泉 (よくじょうのいずみ)
シーザー王国の女性が発情した際に、性器から大量に分泌する体液のこと。太多陽太によると「タンパク質系のフルーティーな香り」で、その香りには、嗅いだ男性の冷静さを失わせる、麻薬のような作用があるらしい。
書誌情報
パラレルパラダイス 26巻 講談社〈ヤンマガKCスペシャル〉
第1巻
(2017-08-04発行、 978-4065100950)
第2巻
(2017-11-17発行、 978-4065103517)
第3巻
(2018-03-19発行、 978-4065110393)
第4巻
(2018-07-06発行、 978-4065120255)
第5巻
(2018-10-05発行、 978-4065131466)
第6巻
(2019-02-06発行、 978-4065145685)
第7巻
(2019-06-06発行、 978-4065161340)
第8巻
(2019-10-04発行、 978-4065172339)
第9巻
(2020-02-06発行、 978-4065182185)
第10巻
(2020-05-07発行、 978-4065195512)
第11巻
(2020-08-05発行、 978-4065204603)
第12巻
(2020-11-06発行、 978-4065213735)
第13巻
(2021-03-05発行、 978-4065225783)
第14巻
(2021-06-04発行、 978-4065236659)
第15巻
(2021-09-06発行、 978-4065247648)
第16巻
(2021-12-06発行、 978-4065261736)
第17巻
(2022-03-04発行、 978-4065270646)
第18巻
(2022-07-06発行、 978-4065284124)
第19巻
(2022-11-04発行、 978-4065298053)
第20巻
(2023-03-06発行、 978-4065310663)
第21巻
(2023-06-06発行、 978-4065319789)
第22巻
(2023-09-06発行、 978-4065330081)
第23巻
(2023-12-06発行、 978-4065336267)
第24巻
(2024-04-05発行、 978-4065349113)
第25巻
(2024-07-05発行、 978-4065362693)
第26巻
(2024-10-04発行、 978-4065372555)