概要
勇者ヒンメルと共に魔王を倒した魔法使いの女性。種族はエルフで、白髪をロングツインテールにした少女の姿をしている。実に1000年以上を生き続けている。メルクーアプリンが好物。魔法オタクで、さまざまな魔法の書物などを収集しているが、これはかつて師事した大魔法使い、フランメの教えによるところが大きい。純粋な魔力の量も、ほかのエルフや魔族を圧倒するほどだが、それ以上にさまざまな魔法の特性を活かした戦術に長けている。このことから、魔族たちからは畏怖の念を込めて「葬送のフリーレン」と呼ばれ、忌み嫌われている。知識欲がどん欲で、魔王を討伐してからも研鑽を積み続けている。その結果、魔王の側近であり、数多の人類に恐れられてきた魔族の生き残りであるクヴァールやアウラを、単身で難なく倒すほどの実力を獲得するに至る。魔法に関しては勤勉ながら、ドライな性格で生活態度はだらしなく、よく朝寝坊をする。また、表立って魔法を好きと公言することはなく、「そこそこ好き」というスタンスこそが、魔法を極めるにあたって重要であると主張している。長寿なため、10年の月日を「あっという間」と表現するなどほかの種族と時間の感覚が異なる。しかし、そのたった10年をいっしょに過ごしただけの勇者ヒンメルの死に際し、涙を流したことが理解できず、人間を「知る」旅に出る。当初はさしたる目的もなく、魔法書の収集をしながらも単身で放浪を続けていたが、20年ほど経ったある日、聖都シュトラールでかつての仲間であるハイターと出会う。そして、彼から、拾った戦災孤児であるフェルンを弟子に取るようにうながされ、彼やフェルンと共に4年の月日を過ごす。フェルンを一人前以上の魔法使いに育て上げたのちに、彼女と共にハイターの最期を看取ると、フェルンを伴って新たな旅へと出発する。それから約3年間は、フェルンの修行を兼ねて、行く先々の人間たちの依頼を受けつつ各地を巡っていたが、その道中に訪れた地方で、かつての仲間だったドワーフのアイゼンと出会う。彼の依頼を受ける中で、発見した大魔法使いフランメの手記から、死者の魂が集うという魂の眠る地の情報を獲得すると、勇者ヒンメルの魂を見つけて、もう一度彼と対話をするという確固たる目標を据える。そして、魂の眠る地へとたどり着くために、フェルンやアイゼンの一番弟子であるシュタルクを連れて、かつて魔王の居城があったというエンデの地を目指す。
登場作品
葬送のフリーレン (そうそうのふりーれん)
魔王を倒した勇者のヒンメル、戦士のアイゼン、僧侶のハイター、魔法使いのフリーレンの四人は王都に凱旋を果たす。それから50年後、四人は再会するが、長寿であるエルフのフリーレン以外は皆、年老いていた。ほど... 関連ページ:葬送のフリーレン
関連リンク
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