ブラッククローバー外伝 カルテットナイツ

ブラッククローバー外伝 カルテットナイツ

田畠裕基の代表作『ブラッククローバー』を原作としたテレビゲーム『ブラッククローバー カルテットナイツ』のコミカライズ作品で、漫画は田代弓也(田代弓矢)が担当。すべての人々が魔法を使える世界を舞台に、魔法がまったく使えない少年、アスタが、突如若返ったヤミ・スケヒロと共に、クローバー王国を揺るがす陰謀に立ち向かう姿を描いたファンタジーバトルアクション。集英社「少年ジャンプ+」で2018年10月7日から2020年4月12日まで連載。テレビゲームはバンダイナムコエンターテインメントより2018年9月13日に発売された。

正式名称
ブラッククローバー外伝 カルテットナイツ
ふりがな
ぶらっくくろーばーがいでん かるてっとないつ
原作者
田畠 裕基
漫画
ジャンル
バトル
 
ファンタジー
レーベル
ジャンプコミックス(集英社)
巻数
全6巻完結
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白夜の魔眼との決戦前日譚(たん)スピンオフ

本作は、テレビゲーム『ブラッククローバー カルテットナイツ』のコミカライズ作品であり、ゲームの最大の特徴である四人一組のチーム戦システムが、作中のバトルシーンにも忠実に再現されている。田畠裕基の『ブラッククローバー』のもう一つの物語として描かれており、明確な時系列は示されていないが、白夜の魔眼の幹部であるファナとヴェットを倒したあと、白夜の魔眼との決戦に向けた前日譚となっている。

若返ったヤミがもう一人の主人公

魔法帝から新たに発見された魔宮(ダンジョン)の探索を命じられた「黒の暴牛団」は、アスタやヤミを中心に探索を進めていた。しかし、ヤミが思わぬトラップに巻き込まれてしまう。慌ててアスタたちが駆けつけると、そこにいたのはヤミと瓜二つの少年だった。自らを「ヤミ」と名乗るその少年を前に、トラップの影響でヤミが若返ってしまったことを理解した一同は、彼を元の姿に戻す方法を探し始める。本作は本編と同様にアスタの視点で物語が展開される一方で、少年、ヤミの視点も多く描かれている。仲間たちとの絆を深めながら困難に立ち向かうヤミの成長物語としての側面も強く、アスタと並ぶもう一人の主人公として描かれている。

クローバー王国を揺るがす三勢力の激突

若返ったヤミは、直前まで行動を共にしていた相棒のカルナのことをつねに気にかけていた。カルナの話を聞いたアスタたちも彼の身を案じていたが、同じ頃、王都では連続失踪事件が発生する。その犯人はカルナに酷似しており、事件の痕跡は別の魔宮へとつながっていた。真相を確かめるため、ヤミとアスタたちは魔宮へ向かうが、そこには謎の存在に体を乗っ取られ豹変したカルナと、白夜の魔眼の姿があった。さらにカルナは、過去に倒したファナやヴェットを復活させ、クローバー王国への復讐を宣言する。クローバー王国、カルナ、白夜の魔眼という三つの勢力が激突するオリジナルストーリーが展開され、原作本編では実現しなかったキャラクター同士の共闘や、思いがけない敵との対決が本作最大の魅力となっている。

登場人物・キャラクター

アスタ

「黒の暴牛団」に所属する魔法騎士の少年。幼い頃からクローバー王国の魔法界の頂点である「魔法帝」になることを夢見て、日々努力を重ねてきた。しかし、15歳の魔導書授与式で唯一魔導書に選ばれず、魔法が使えないことに絶望する。それでも決してあきらめず、強い意志のもと魔法を打ち消す「反魔法の魔導書」に選ばれる。反魔法の力を宿した非常に重い大剣を扱うが、幼い頃からの鍛錬により高い身体能力と筋骨隆々な肉体を駆使して自在にあやつる。熱血漢で礼儀正しい性格で、団長のヤミを深く慕っている。少年の姿になったヤミとは年齢が近いこともあり、まるで悪友のような関係を築いている。

ヤミ・スケヒロ

「黒の暴牛団」の団長を務める魔法騎士の男性。年齢は28歳。無精ひげを生やした逞(たくま)しい体格で、豪快な性格をしている。一見するといい加減に見えるが、ならず者の集団をまとめ上げる圧倒的な実力者。魔法帝の命を受け、新たに出現した魔宮(ダンジョン)を探索中に何らかの異変に遭って、スリムな少年の姿となり、記憶も当時の状態に戻っている。未来の自分の姿を見た際には思わず「ゴリラ」とつぶやき、自分の将来に不思議さを感じている。少年時代は山賊まがいの盗みを働いていたが、本人によれば「必要に駆られて拝借していただけ」とのこと。相棒のカルナと共に旅をしていたところ、カルナが見つけたネックレスを身につけた直後、彼女の様子がおかしくなり心配していたものの気を失い、アスタたちに発見された。15歳まで若返っているため魔導書を持たず、闇魔法は使えないが、持ち前の高い身体能力と卓越した剣術は健在で、魔法使いたちにも引けを取らない戦闘力を誇る。

カルナ

クローバー王国で暗躍する謎多き魔導士の女性。持っている魔法の詳細は不明だが、かつて倒したはずの白夜の魔眼の幹部を復活させるなど、非常に凶悪な能力を持っている。白夜の魔眼とは異なる目的で動いているものの、クローバー王国への復讐という点で利害が一致し、協力関係を築いている。傲慢な性格で、協力者であるはずの魔眼に対しても横柄な態度で接する。実は若き日のヤミと行動を共にしており、行き場のない者同士で盗賊団のような活動をしていた。そんな中、手に入れた謎の首飾りを身につけたことで、「お父様」と呼ばれる存在に体を乗っ取られてしまう。ふだんの白髪の時はお父様の人格が表に出ており、髪が茶色の時は本来の人格が現れる。カルナ自身は、お父様による自らの体を使った恐ろしい計画を止めようとしているが、日を追うごとに体の自由が利かなくなっている。

クレジット

原作

監修

バンダイナムコエンターテインメント

関連

ブラッククローバー

田畠裕基の代表作にして2作目の連載作品。魔法が日常的に使用される世界を舞台に、魔力を持たない少年・アスタが「魔法帝」と呼ばれる魔法使いの頂点を目指す姿を描いている。15歳の魔導書授与式で「五つ葉のクロ... 関連ページ:ブラッククローバー

書誌情報

ブラッククローバー外伝 カルテットナイツ 全6巻 集英社〈ジャンプコミックス〉

第1巻

(2019-01-04発行、978-4088817095)

第6巻

(2020-10-02発行、978-4088824888)

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