概要・あらすじ
銃が支配する大陸「ガーランド」の最南端にある町「クロムフォート」で、盗賊団の1人として生きるクロは、女性賞金首のシアを狙う盗賊団の方針に反発する。盗賊団とシアとの戦闘で、クロは盗賊団のやり方を止めようとして、シアともども捕らわれてしまう。牢屋の中でシアと協力することを決めたクロは、盗賊団との決闘で勝利した後、シアとともに旅立つ。
登場人物・キャラクター
クロ
盗賊団「ドラゴンヘッド」のメンバーの少年。周囲からは、銃の腕が悪く、バクチしか能がないと陰口を叩かれている。性格は前向きで、正義感が強い。ドラゴンヘッドの先代の頭に拾われて盗賊として育てられた。その頭の形見である「シリウス」のスターブリットによって、行き先や物事を決めることが多い。盗賊団との決闘時に魔銃「リンドブルム」に認められ、以降はリンドブルムの持ち主としてさまざまな人物から狙われ、戦いを経験していくうちに銃の腕も上がっていく。
シア
父親の仇である「右腕に銃を持つ男」を探して旅する少女。伝説のガンマンの末裔で、銃の腕は非常に高い。全身をマントで隠し、行く先々で決闘を挑まれ勝利していくうちに、いつの間にか高額の賞金首となってしまった。無表情でクールなため冷たい印象を与えるが、丸腰のクロを心配したり、町の子供のために戦うなど、根は優しい。「右腕に銃を持つ男」を倒すには魔銃「リンドブルム」の力が必要となるため、リンドブルムに選ばれ、自分に協力を申し出たクロと旅を続ける。
伝説のガンマン (でんせつのがんまん)
ガンマンの男性。かつてガーランド大陸を支配していた暴君を、魔銃「リンドブルム」と6つのスターブリットで撃ち倒し、世界を平和に導いた。伝説のガンマンの血を受け継いだ人間は、シアやベルファーのように新緑の髪を持つ。
パチェット
魔銃「リンドブルム」を手に入れようと、シアを探す少女。自分のことを「強く美しい天才賞金稼ぎ」と呼ぶほどの自信家で、銃と体術の腕はかなりのもの。しかし頭はあまり良くなく、シアに適当にあしらわれることが多い。実は砂漠の都「ピラミック」の姫で、親である国王の言いなりの人生を嫌って家出した。
ベルファー
黒いマントと黒い服を身に着けた男性。「漆黒の風」と呼ばれる。シアと同じ伝説のガンマンの末裔。銃はシアを凌ぐ腕前を持ち、目で追えないほどのスピードで動ける。魔銃「リンドブルム」と同威力の銃を所持し、クロとの戦いでも圧勝する。
マズル
クロがある町で出会った男性老人。普段は弱々しいが、クロと一緒にいる時に無法者から襲われた際には、杖に仕込んだ銃で、あっという間に無法者を撃退した。「仕込み杖のマズル」と呼ばれる凄腕のガンマンで、「アルタイル」のスターブリットを持っているため、高額の賞金首となっている。病魔に侵されているものの、魔銃「リンドブルム」を撃ってみたいという夢を持つ。
マウザー
右腕が巨大な銃になっている男性。クロが砂漠の都「ピラミック」で開催されたガンバトルロイヤル中に出会った。シアの父親を殺した人物でもある。ザウェル・アーヴェンから、魔銃「リンドブルム」を持つ者を抹殺してリンドブルムを回収するよう命令される。右腕の魔銃「ヒュドラー」は、魔銃「リンドブルム」と同等の威力を誇る。
ザウェル・アーヴェン (ざうぇるあーゔぇん)
王都メテオポリスを支配する王。伝説のガンマンの末裔。スターブリットの1つを手に入れて研究し、魔銃「リンドブルム」のレプリカを製作。そしてリンドブルムを手に入れるために、自分以外の伝説のガンマンの末裔の皆殺しを命令する。
集団・組織
ドラゴンヘッド
無法者の盗賊団。ガーランド大陸の最南端にある町「クロムフォート」を根城に活動する。先代の頭の時は筋を通す集団だったが、先代が死んで頭がバレルになってからは、金のためなら女や子供でも平気で狙う無法者となった。
その他キーワード
スターブリット
見た目は普通のコイン。魔銃「リンドブルム」の弾丸となる。はるか昔に神に逆らい、星に変えられた聖獣が再び地上に落ちて姿を変えたものといわれている。全部で6つあり、それぞれにはシリウスやアルタイルなどの彫刻が施されている。コイン1枚で1発撃つことができるが、発射後はシアが生気を与えないと再発射できない。
リンドブルム
かつて伝説のガンマンが暴君を倒した時に使っていたとされる魔銃。リンドブルムを持つ者は世界を支配する力を得られるという伝説がある。一般的に普及している鉄球を撃ち出すスチームガンと違って、スターブリットが弾丸になる。すべての生物の頂点に立つドラゴンが姿を変えたもので、リンドブルムが認めた人間でないと撃つことができない。 威力は持ち主の心次第で変化し、1発で砦を破壊することも可能。
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