概要
1級神2種非限定の女神。「三女神」と呼ばれている女神三姉妹の次女。ウルドの異母妹で、スクルドの実の姉。暗い茶髪のロングヘアをポニーテールにまとめ、眉毛はやや太めで眉間がやや広い。額にある青いダイヤ型の紋章は「現在」を司(つかさど)ることを表わしている。いつもおだやかな笑みを浮かべた美女の姿をしており、男女問わず誰もが見とれるほどの美貌と神々しさの持ち主。愛称は「ベル」で、天使の「ホーリーベル」を従えている。就職活動では「森里ベルダンディー」を名乗っている。「お助け女神事務所」から派遣される形で当時大学生だった森里螢一と契約を交わし、当初は契約者として見ていたが、共に暮らすうちに彼の人柄に惹(ひ)かれていく。やがて彼を一人の男性として信頼し、愛するようになり、数々の試練を乗り越えて結ばれる。幸せな生活を送っていたが、不況のあおりを受けて螢一の森里モータースが経営難に陥ったことで森里家の家計がピンチとなり、人間界で就職して家計を支えることを決意する。エキゾチックな服装をまとい、当初はリクルートスーツではなくヒラヒラした女神の正装を着用して面接に臨んでいた。無限の神性を感じさせる表情と眼差しは面接官を驚かせるが、服装や髪型、質問に対する回答がファビュラス過ぎることが原因で不採用になることが多い。ある企業の集団面接で出会った皆藤ふみからはかかわりたくないと思われていたが、企業説明会で再会したのをきっかけに、面倒見のいい彼女から就活のイロハを教わるようになる。面接官がその美しさや神々しさに驚愕(きょうがく)して自己紹介を聞いてもらえないほか、女神のみが使えるとされる一音に多数の意味が含まれる高速言語を使って自己紹介をすることもあり、情報が錯綜しているため頭に入ってこないと、ベテランの面接官を疲れさせている。神がさまざまなエネルギーをもとに溜め込める「法力」を使うことで法術をあやつるが、法力がかなり高いためふだんは左耳の封環という宝具で封印している。法術を使用すると体力も消耗するため、使い過ぎた時はすぐに眠ってしまう。相手の感情を色で認識したり、鏡を介して空間移動したり、万物に宿る魂と対話することも可能。エネルギー源は睡眠で、余計な言霊を発しないように気をつけて十分に睡眠を摂(と)ればエネルギーを蓄えることができる。酒では酔っぱらわないが、コーラを飲むと酔っぱらって泣き上戸になる。過去に中世ヨーロッパのとある地域で、風力による開発に2万年ほど従事していたことがある。家事全般をこなし、歌を歌うのも大好きで、その美しい歌声は人間にさまざまな影響をもたらしている。かなりの甘党で菓子類や紅茶を好む。
登場作品
ああっ就活の女神さまっ (ああっしゅうかつのめがみさまっ)
藤島康介の『ああっ女神さまっ』のスピンオフ作品。森里螢一と幸せに暮らす女神のベルダンディーが、家計を支えるために就職活動に挑戦する様子を描いた日常コメディ。講談社「月刊アフタヌーン」2019年3月号か... 関連ページ:ああっ就活の女神さまっ
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