マンガ サ道 ~マンガで読むサウナ道~

マンガ サ道 ~マンガで読むサウナ道~

サウナと出会い、サウナにはまった作者のタナカカツキが、サウナの魅力を実体験を基にして描く一話完結型のコミックエッセイ。サウナの基本的な知識やマナー、注意点なども解説されており、巻末にはオススメのサウナ店舗が掲載されている。「モーニング」2014年42号から不定期掲載の作品。

正式名称
マンガ サ道 ~マンガで読むサウナ道~
ふりがな
まんが さどう まんがでよむさうなどう
作者
ジャンル
エッセイ
レーベル
モーニング KC(講談社)
巻数
既刊6巻
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あらすじ

第1巻

サウナ大使はお気に入りのサウナ室で、穏やかでゆったりと流れる時間を感じていた。常連客の偶然のおしゃべりに辟易しつつも、サウナでのロウリュサービスを受け、水風呂とサウナを往復していた。その後、ベンチで休憩してサウナの醍醐味であるディープリラックス状態の「サウナトランス」を満喫する。(session0「サウナトランス」。ほか、13エピソード収録)

第2巻

設備の整っているサウナ施設で仕事中のサウナ大使は、仕事がひと段落するとサウナを堪能して気分をリフレッシュしている。今日の仕事はすべて終わり、再びサウナに入るサウナ大使は、常連客の偶然イケメン蒸し男とサウナについて語り合う。(session14「夢のトリガー」。ほか、9エピソード収録)

第3巻

週刊で読み切りのマンガ連載をしているサウナ大使は、自らの負担を減らすためにアシスタントのスチー村を雇う。マンガを描くうえでサウナやサウナ施設のことを知らないと話にならないと、サウナ大使は精算に使えるリストバンドをスチー村に渡し、自分のおごりで彼女に施設を自由に体験してもらうことにした。(session24「わたしのリストバンド」。ほか、12エピソード収録)

メディアミックス

2019年7月から10月までテレビ東京でドラマ化された。ドラマオリジナルの主人公を原田泰造、偶然を三宅弘城、イケメン蒸し男を磯村勇斗がそれぞれ演じた。マンガと同じく実際のサウナ施設でサウナを堪能しつつ、その魅力を伝えている。作者のタナカカツキも少しだけ出演している。

登場人物・キャラクター

サウナ大使

サウナをこよなく愛する男性。公益社団法人日本サウナ・スパ協会から「サウナ大使」に任命されている。サウナ室は静かな環境でなければいけないという考えの持ち主で、ずっとしゃべり続ける人や、テレビが設置されているサウナ室はあまり好きではない。以前はサウナが苦手だったが、サウナでたまたま目にした蒸しZと同じ行動を取ったところ、ディープリラックス状態の「サウナトランス」を体験し、サウナにどっぷりはまる。サウナ室に入るときは、熱気から頭部を守るためにいつもサウナハットをかぶっている。作者のタナカカツキ本人がモデル。

偶然 (ぐうぜん)

さまざまなサウナ施設を巡る男性。関西弁でしゃべり、口癖は「偶然」。サウナ大使やイケメン蒸し男と顔見知りだが、名前は知らないために彼らからはその口癖から「偶然」と呼ばれている。陽気で気さくな性格で、サウナ室や水風呂に入っているときも客や従業員にしゃべりかけている。

蒸しZ (むしぜっと)

サウナ大使がサウナで見かけた老齢な男性。常連客の中でも抜群の存在感で、きめ細かくハリのある肌の持ち主。サウナのことはすべて知り尽くしている。サウナ大使は名前を知らないため、勝手に「蒸しZ」と呼んでいる。

イケメン蒸し男 (いけめんむしおとこ)

経営コンサルタントを務める男性。サウナの常連で、サウナ大使や偶然とはさまざまなサウナ施設で出会う。穏やかな性格で、洞察力と分析力が非常に高い。名前は知らないものの、端整な外見からサウナ大使や偶然からは「イケメン蒸し男」と呼ばれている。

スミ子 (すみこ)

周囲から女性サウナ室の主と認識されている女性。小さい頃から父親が働く銭湯の手伝いをしていたため、サウナに慣れ親しんでいた。父親は数年前に亡くなっているが、サウナ室にいると父親を会話している感覚になるため、中年となった今でもサウナに通っている。その際、父親から教わったマナーを実践していたところ、ほかの常連客もまねするようになり、いつも間にか主として見られるようになった。

名言

サウナ大使がサウナ室で出会った老齢な男性。サウナに慣れてマンネリ化していることを愚痴っていたサウナ大使や偶然に、物事の本質を伝える。その言い方が名言っぽいため、二人から「名言」という名前で呼ばれる。

ミズキ

サウナが目的で、スポーツジムに通う女性。会社の同僚からの飲み会の誘いを断るほどのサウナ好き。大学の卒論のテーマが「日本のお風呂」で、調査研究をきっかけにサウナに入るようになり、気がつけばサウナにどっぷりハマっていた。サウナで得られるディープリラックス状態の「サウナトランス」を一番の楽しみにしている。

トン子 (とんこ)

ミズキと同じ会社に勤める女性。語尾に「ダス」を付けてしゃべる。最近サウナにハマり、サウナ施設で出会ったミズキと共にサウナを堪能しながら、無駄話に花を咲かせている。

村田 (むらた)

サウナ大使がサウナ施設で見かけた男性。会社でのミスについて自分の部下から苦言を呈され、自己嫌悪に陥ってネガティブなことばかり考えていた。だが、サウナに入っているうちに心を落ち着かせ、ポジティブな考えに変わっていく。

村田の部下

村田の部下の男性。よけいな一言を口にしてしまうタイプで、言ったあとはいつも自己嫌悪に陥る。以前勤めていた会社を過労で辞めたのを機に上京し、部屋が決まるまでサウナ施設で寝泊まりしていた。その時にサウナの魅力を知って、今でも気分を変えたいときはサウナを利用している。

ヘルパー

社内のパソコンに関するトラブルに対応している男性。周囲からは「ヘルパー」と呼ばれている。部下から教えてもらったサウナでディープリラックス状態の「サウナトランス」を体験して、サウナに通うのが日課となっている。

スチー村 (すちーむら)

サウナ大使が作画を手伝ってもらうために雇った女性で、プロ作家を目指している。サウナのことを知ってもらうために、サウナ大使の支払いでさまざまな体験をするはずだったが、サウナの気持ちよさで熟睡してしまう。

蒼井 (あおい)

とあるサウナ施設で熱波師として働く男性。昔はサウナのことを嫌っていたが、恋人のサウナ話を聞いて自分もサウナでディープリラックス状態の「サウナトランス」を体験してサウナにハマる。サウナ中に熱波師を見てやりがいを感じ、自分も熱波師として働き出す。中性的な顔に細身な体型で、仕事中は長い髪をポニーテールにしているため、常連客の偶然からは女性と思われている。

書誌情報

マンガ サ道~マンガで読むサウナ道~ 6巻 講談社〈モーニング KC〉

第1巻

(2016-01-22発行、 978-4063885552)

第2巻

(2019-07-23発行、 978-4065162910)

第3巻

(2019-11-21発行、 978-4065177761)

第4巻

(2021-01-21発行、 978-4065219157)

第5巻

(2021-08-23発行、 978-4065246214)

第6巻

(2022-08-23発行、 978-4065289150)

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