概要
亀有公園前派出所に勤務する巡査長。身長167cm、体重71kg、血液型はB型、誕生日は3月3日。台東区千束生まれで、実家はつくだ煮屋。父は両津銀次、母は両津よね、弟は両津金次郎、祖父は両津勘兵衛、その他親戚多数。角刈りに繋がり眉毛、短足ガニ股でずんぐりした体形が特徴。
短気で強欲かつ無鉄砲な性格。勤務態度は最悪で、遅刻・無断欠勤・職務怠慢の常習犯。これまでに書いた始末書の数は三万枚以上で、「始末書の両さん」と呼ばれるほど。だが、犯人の検挙率は高いため、懲戒免職にならずにすんでいる。また正義感が強く、道を踏み外した者には厳しく接し、性根を叩き直している。根は優しく面倒見がよく、特に子供や老人には思いやり深い。
後に「超神田寿司」に就職。公務員の兼業は許可されないため、戸籍を入手し「浅草一郎」として寿司職人となる。驚異的体力の持ち主であり、深海や雪山、ジャングルなど常人では生存不可能な場所でも生還している。また、運動神経も優れスポーツ万能(ただし、昔は野球のルールをまったく知らなかった)。
賞金目当てに数多くの鉄人レースやスポーツ大会に参加し、超人的身体能力で他選手を圧倒している。さらに体内にはどんな病原菌でも一瞬にして殺してしまう抗体「リョーツGPX」が存在する。そのため、産まれてから一度も予防接種を受けたことがない。学校の勉強は苦手だが決して知能が低いわけではなく、金勘定の計算が早かったり、危険物取扱者や気象予報士の資格を習得したりと、金が絡むと驚異的能力を発揮する。
ビジネスの才にも長け、斬新な発想で数々の事業を成功させている。だが、大抵は金に目がくらみあくどい商売に走り、結果無一文となることがほとんど。無計画で金の使い方も荒いため、商店街のツケ、中川からの借金など、総額数千億円を超す借金を抱えている。趣味はギャンブル、酒、その他ホビー方面と多岐にわたる。
ギャンブルはパチンコ・競馬・花札など、ほぼすべてを嗜んでいる。特にパチンコの腕は一流で、たびたびパチンコ屋から大量の景品を奪い取っている。酒は異常に強く、日本酒を樽ごと飲み干すほど。その姿から「うわばみ」と言われ「バッカス両津」を自称。ホビー方面では、おもちゃ、アニメ、サバイバルゲーム、TVゲーム、パソコンなどと幅広い知識を持つ。
好奇心旺盛のため、最新の電化製品やIT関連にも強い。手先が器用で、プラモデルやフィギュアの造形はプロ並み。漫画家として乙姫奈々と同じ雑誌に連載を持っていたこともある。夏春都の厳しい修行を受け、寿司職人としての腕前も一流となる。
関連人物・キャラクター
法条 正義 (ほうじょう まさよし)
新葛飾警察署所属の警察官。ゴリラのようないかつい顔だが、東大卒の秀才。その頭脳を両津に悪用されることが多い。後に、凄苦残念に改名。
丸出 ダメ太郎 (まるで だめたろう)
警視庁が開発したロボット警官4号。名前は両津が命名したもので、正式名称は警視庁開発4号乙型ロボット。両津のことを「神様」と呼ぶように命令された。バッテリーの充電量によって能力が変動し、フル充電時は大学教授並みの知能となり、顔つきも凛々しくなる。後に、亀有公園前派出所の隣に作られたロボット派出所の一員となる。
星 逃田 (ほし とうでん)
警視庁所属の刑事。太い眉に鋭い眼光と劇画調の容姿で、登場すると漫画のコマ割りまで劇画調になってしまう。あだ名は「ほしにげた」。一時姿を消した後、再登場を果たすが、頭がハゲ上がってしまっており両津らに「星ハゲ田」とバカにされてしまう。愛銃はモーゼル。
関連キーワード
亀有公園前派出所
両津らが勤務している。入口すぐにはデスクが二つあり、両津の席は内側から見て右側、左側は麗子の席。奥には台所と休憩室がある。幾度となく破壊されているが、そのほとんどがの原因は両津である。1994年、現実では「派出所」から「交番」に名称が変わったが、作中では以降も「派出所」のままである。
登場作品
こちら葛飾区亀有公園前派出所 (こちらかつしかくかめありこうえんまえはしゅつじょ)
破天荒な警察官・両津勘吉が起こす騒動を描いたギャグ漫画。略称は『こち亀』。作者秋本治の連載デビュー作にして代表作。長期連載のため作風が途中で大きく変わっており、特に絵柄は、連載初期では劇画タッチだった... 関連ページ:こちら葛飾区亀有公園前派出所
関連リンク
- 関連人物・キャラクター