劇場版ポケットモンスターセレビィ時を超えた遭遇（アニメ映画）- マンガペディア

概要

世界一のポケモンマスターとなるべく、相棒のピカチュウや仲間たちと共に全国各地を旅している主人公のサトシは、ハテノの森でユキナリという少年と出会う。ユキナリは幻のポケモンであるセレビィを助けようとして、セレビィの「ときわたり」に巻き込まれて40年前の世界からタイムスリップで現代に現れた少年だった。

サトシはユキナリと意気投合、セレビィを捕獲しようとするビシャスから守るため、仲間たちとともにユキナリに協力してハテノの森での冒険を開始する。

登場人物・キャラクター

サトシ

世界一のポケモンマスターになるのを夢見る、マサラタウン出身の10歳の少年。単純で熱くなりやすく、また調子に乗りやすい。考えるより実際に行動するほうが多く、それで失敗することもあるが、成功することも多い。基本的に純粋で優しい性格をしており、仲間のことを一番に考えているので、特にポケモンにはよく懐かれている。対人関係においても同様で、最初は対立していても、ポケモンバトルなどを通じて心を通わせると過去を一切気にせず、すぐに友達になれる。かなりの正義感の持ち主で、悪いやつらを徹底的にこらしめようとする。ロケット団の幹部・ビシャスの魔の手から、時を超える力を持つといわれるポケモン、セレビィを守るため、ハテノの森で出会ったユキナリと協力して立ち向かう。口癖は、ポケモンやアイテムを入手したときに発する「～、ゲットだぜ!」。

ピカチュウ

サトシがマサラタウンを旅立つ時、オーキド博士から譲られた最初のポケモン。当初は気難しくサトシに慣れなかったが、すぐにサトシと仲良しになり、サトシの最高のパートナーとして各地の旅に同行する。モンスターボールに入るのを嫌い、移動時でも常にサトシの側で行動している。サトシやユキナリと共に、セレビィを守るために奮闘する。

カスミ

ハナダジムの4姉妹の末っ子。明るく快活な10歳の少女だが我が強く、かなりのお転婆娘。短気で負けず嫌いであり、サトシとは旅の途中でよくケンカもしている。ポケモンバトルでは、みずタイプのポケモンを好んで使い、みずポケモンマスターになるという夢を持っている。また、むしポケモンを苦手としている。サトシやユキナリたちと共に、セレビィを守るために奮闘する。

タケシ

世界一のポケモンブリーダーを目指す15歳の少年。優しく穏やかで真面目な性格が特徴で、また年齢が高いせいか仲間の面倒をよく見ている。サトシの旅に長く同行しており、現在はサトシの親友であり兄貴分でもある。いわポケモンを好んで使うが、後に他のタイプのポケモンを積極的に使うようになる。サトシやユキナリたちと共に、セレビィを守るために奮闘する。

ユキナリ

40年前の世界から現在の世界にタイムスリップしてきた少年。ポケモン図鑑を完成させるために全国を旅していたが、その途中で立ち寄ったハテノの森でハンターからセレビィを守ろうとした際、セレビィの特殊能力「ときわたり」に巻き込まれてしまう。心からポケモンを愛し、ポケモンのことを第一に考えるなど、サトシと心情と言動が似ているため、ハテノの森で出会ったサトシともすぐに仲良くなり、セレビィを探し、守るために協力することになる。その正体は、子供時代のオーキド博士。

セレビィ

幻といわれているポケモンの1種で、「森の守り神」ともいわれている。妖精のような2本の触覚と小さな羽根、大きな瞳を持つ可愛らしい容姿が特徴。「ときわたり」という、時間と空間を操る特殊能力を持ち、未来の世界からポケモンのタマゴを持ってくるという伝説もある。 40年前の世界でハンターに襲撃されたところをユキナリに助けられ、「ときわたり」によってユキナリと共に40年後の世界にタイムスリップしてくる。

スイクン

猫科の動物のような容姿に透明感のある水色の体色をしており、額には水晶のような器官が存在する。タテガミのような体毛と細く長い2本の尻尾が特徴的なポケモンであり、「ライコウ」「エンテイ」と並ぶ3大伝説ポケモンの1種でもある。「北風の化身」とも呼ばれ、汚れた水でも一瞬で綺麗にするという、水を清める特殊能力を持つ。ビシャスに操られたセレビィを助けようとしているサトシやユキナリたちに力を貸すために出現する。

ビシャス

ロケット団の最高幹部の1人で、ロケット団史上最強と呼ばれている男性。常に仮面を被っているため、「仮面のビシャス」とも呼ばれている。捕まえたポケモンを凶悪な性格に変えてしまうモンスターボールの1種「ダークボール」の使い手。そのため、使途するポケモンはすべて攻撃的な性格をしている。世界征服のためにセレビィ捕獲を計画、様々なメカを駆使して執拗にセレビィを追い続けている。実はかなり気の弱い性格の持ち主で、それを隠すために仮面を付けている。

ハンター

40年前の世界でセレビィを追っていた張本人。セレビィ捕獲はユキナリに阻止され、セレビィの「ときわたり」に巻き込まれて、ユキナリたちと共に40年後の世界にタイムスリップしてくる。 40年後の世界ではビシャスに追い詰められてセレビィの情報と自身のポケモンを奪われるなど、かなり酷い目にあってしまう。

ムサシ

ロケット団に所属する25歳の女性団員。非常にプライドと気が強く、またワガママな女性。元々はエリートだったが、失敗を重ねてエリートコースから外れてしまう。オバサン呼ばわりを最も嫌っている。どくタイプのポケモンを使う傾向があるものの、ポケモンの知識自体はそれほどないため、いまだ修行中の身である。サトシたちを追う最中に騒動に巻き込まれ、ドサクサにまぎれてピカチュウ捕獲を試みるも失敗が続く。

コジロウ

ロケット団に所属する25歳の男性団員で、ムサシとニャースのパートナー。世界有数の大財閥の御曹司ながら家出して現在に至る。やたらとキザでナルシストな面があるものの、基本的に優しく常識人で、ゲットしたポケモンにも愛情を込めて接している。くさタイプのポケモンを好んで使用している。サトシたちを追う最中に騒動に巻き込まれ、ドサクサにまぎれてピカチュウ捕獲を試みるも失敗が続く。

ニャース

個人のポケモンになることを拒み、あくまでパートナーとしてムサシとコジロウと行動を共にするポケモン。ちなみに性別はオス。人間の言葉を理解している珍しいポケモンだが、その代わり進化ができなくなった。基本的に明るく快活な性格でムードメーカー的な役割を持つ。またピカチュウに嫌われている。サトシたちを追う最中に騒動に巻き込まれ、ドサクサにまぎれてピカチュウ捕獲を試みるも失敗が続く。