天元突破グレンラガン 男どアホウ!編

第1巻

大紅蓮学園に通う神野神名(カミナ)と堀田志門(シモン)は、巨大ロボットのグレンラガンに乗って世界制圧を狙うテッペリン財団と戦う忙しい日々を送っていた。だが、何度も撃退しているうちにテッペリン財団の侵攻が止まり、平穏な日々を取り戻す。テッペリン財団は雌伏しながらも、ロシウ・デコイによって今までとは違った作戦を遂行し、その第一歩としてロシウは蜂蚊高校教師という立場で、大紅蓮学園に野球の練習試合を申し込むのだった。申し出を受け入れた大紅蓮学園の理事長のニア・テッペリンは、カミナとシモンに試合参加を要請し、二人は承諾する。カミナの参加を知った蜂蚊高校野球部員の黒野騎丹は、士気を高めるものの、三人の妹がテッペリン財団に誘拐され、協力しなかれば妹達の命はないと脅されてしまう。不穏な空気が流れる中、大紅蓮学園野球部と蜂蚊高校野球部の練習試合が始まる。

第2巻

大紅蓮学園野球部と蜂蚊高校野球部の試合中に、黒野騎丹(キタン)の剛速球を頭部に受けた神野神名(カミナ)は、意識不明になる。このアクシデントをきっかけに、ロシウ・デコイは本性を露わにして、武力による大紅蓮学園の制圧を開始する。さらに裏に潜んでいたテッペリン財団のアディーネ・ディートリッヒとシトマンドラ・マッハも加わり、大紅蓮学園理事長のニア・テッペリンが捕らわれてしまう。ニアはテッペリン財団の要求を最初は拒否していたが、大紅蓮学園の生徒達を人質にされた事でしぶしぶ要求を受け入れ、自分達の戦力の要である移動要塞ダイグレンを明け渡してしまう。カミナが病院へ搬送中のため、今までテッペリン財団を撃退してきた巨大ロボットのグレンラガンは使えず、さらにダイグレンまで失って、絶体絶命の危機に追い込まれる。しかしそこへ捕らわれたキタンの三人の妹といっしょに、カミナが現れるのだった。

第3巻

アディーネ・ディートリッヒとシトマンドラ・マッハを撤退させ、残っていたロシウ・デコイとヴィラル・サスーンも撃退した大紅蓮学園のメンバー達。しかし勝利の余韻にひたる間もなく、テッペリン財団総帥のロージェノム・テッペリンが巨大ロボットのラゼンガンに乗って襲来し、圧倒的な力で神野神名(カミナ)と堀田志門(シモン)が乗るグレンラガンを追い込んでいく。カミナとシモンは何度もやられながら、不屈の闘志でロージェノムに向かっていくが、ラゼンガンによってグレンラガンの合体を強制的に解除させられ、起動に必要となるコアドリルを奪われてしまう。