概要・あらすじ
九十九里で育った巴突進太は喧嘩好きの暴れん坊。進学した紅洋高校の柔道部主将大東坊に見込まれ、柔道部に入部。かつて講道館の{女三四郎}と呼ばれた母巴輝子の教え、恩師となる利鎌竜平や様々なライバルたちとの出会いから、柔道家として突進太は成長してゆく。
登場人物・キャラクター
巴 突進太 (ともえ とっしんた)
喧嘩好きの巴突進太が県立紅洋高校へ入学。柔道部の主将大東坊とぶつかり、巴投げで辛勝した。大東坊に見込まれ巴突進太は柔道部に入部。小柄な突進太は「柔よく剛を制す」という言葉から、柔道に魅せられることとなる。 彼は様々なライバルたちとの激闘を通じ、成長してゆく。母輝子譲りの巴投げが得意技。その技に磨きをかけ、巴二段投げなどのオリジナル技を身につけていく。
巴 輝子 (ともえ てるこ)
巴突進太の母。旧姓朝香。婦人警官をしていた頃は、講道館で{女三四郎}とまで呼ばれた柔道の使い手だった。利鎌の兄剛介に勝ってしまったことから講道館を追放され、九十九里に赴任。 そこで巴十郎太と出会い結婚、巴突進太が生まれる。十郎太の死後、女手ひとつで突進太を育ててきた。柔道の腕は衰えておらず、巴突進太の特訓にも力を貸す。
利鎌 竜平 (とがま りゅうへい)
紅洋高校の国語教師。巴輝子が講道館を去るきっかけを作った剛介の弟。輝子の技により死に至った兄への想いから柔道を始め、天地返しという荒技を使う達人の域まで達する。やがて復讐のむなしさに気づいた利鎌は、紅洋高校柔道部のコーチとして巴突進太を鍛え上げる。
大東坊 一郷 (だいとうぼう かずさと)
紅洋高校柔道部主将。巴突進太と勝負をし、彼が柔道部に入る契機を作った。勝負後ふたりは親友となり、共に柔道を極めようと研鑽する仲になる。
帯刀 省吾 (たてわき しょうご)
極東高校柔道部主将。巴突進太のライバル。切れのいい技を繰り出すことから{秒の殺し屋}の異名を取る。学問とスポーツの両方に秀でている美男子。巴二段投げを開発した巴突進太に触発され、自らの必殺技大竜巻落としを編み出した。
クレジット
原作
柔道讃歌 (じゅうどうさんか)
かつて女三四郎の異名を取った天才女性柔道家の息子・巴突進太が、高校の柔道部に入部し、鬼コーチやライバルと鎬を削り成長していく姿を描いた熱血柔道漫画。『巨人の星』『あしたのジョー』の梶原一騎得意のスポ根... 関連ページ：柔道讃歌
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