桧山 健太郎

桧山 健太郎

ヒヤマケンタロウの妊娠(漫画)の主人公。読みは「ひやま けんたろう」。

登場作品
ヒヤマケンタロウの妊娠(漫画)
正式名称
桧山 健太郎
ふりがな
ひやま けんたろう
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概要

レストランチェーンで企画部部長を務める独身男性。年齢は32歳。行動力があり、仕事ができるいわゆるエリートサラリーマン。社内では人望があり、部下からの信頼も厚い。ある時、独身でありながら妊娠していることが発覚する。男性も妊娠が可能になったとはいえ、世間は男性の妊娠に対して偏見を持っており、誤解も多く、桧山健太郎自身も同様に「産むのは女性の仕事だ」という偏った考えを持っていた。そのため、一度は中絶を希望するものの、出産よりも多くの危険をはらんでいると医者に聞かされ、子供を産む方向へと気持ちが動き始める。だが、男性の自分が妊娠したという事実が重くのしかかり、ショックを受け、絶望しながらも周囲には知られないように振る舞い続けた。しかし、自らの妊娠を機に周囲に対する感じ方が変わり、食事や酒、満員電車など、今まで気にならなかったことが気になるようになった。そんな時、満員電車に乗ることを躊躇していると、それに気づいた女性・川端みずきが女性専用車両に招き入れてくれた。直後にみずきが車内で乗客に健太郎の妊娠を明かし、女性専用車両に乗ることの同意を得ようとしたことで、乗客たちからの好奇の目にさらされることになり、まだ産むかどうかは決めていないと、みずきに対して頑なな態度を取った。しかし、自分の中の赤ん坊が日に日に成長し、生きていることを実感させられた日、部下・佐藤のリークによって妊娠していることが会社に知られることになり、部下たちからも好奇の目で見られ、悔しさを滲ませる。だが、バカにされた怒りをバネに出産を決意し、健太郎自身の立場や妊夫という状況を最大限利用し、会社や社会に自分の居場所をつくりたいという、強い思いに駆られるようになった。妊娠、出産した男性を応援するために、自らの妊娠を世間に公表し、それを武器にサービス業界で革命を起こそうと奮闘。自ら企画を立ち上げたカフェ「PaPa&Kids」を実現させた。子供の母親に関しては、思い当たる相手が同時に二人存在したが、一人はピルを飲んでいたことが判明したため、状況的に瀬戸亜季が母親であると判断した。亜季本人には妊娠の事実を打ち明け、出産の許可を得たが、亜季が子供嫌いなことも知っているため、結婚や認知、養育費は求めないことを約束した。その後、健太郎は帝王切開で男児を出産し、「桧山幸太郎」と名づけた。亜季が出産だけでなく育児にも協力的だったことで、互いに未婚のまま親子ともどもいい関係を築くことになる。もともと、自らの母親が妊娠8か月の時に父親が事故で他界したため、自分が生まれた時からシングルマザーの家庭で育てられた。父親のいる家庭への羨望や、複雑な心境を抱えて大きくなり、生まれ育った場所から逃げたい一心で上京したという経緯がある。母親との関係は悪くないが、つらい思いも多くしてきたため、自分を産んでくれたことに感謝することなどないと思っていた。しかし自分が妊娠したことで、母親に対する感謝の気持ちも抱くことになり、妊娠による自身の変化についても驚きを隠せなかった。

登場作品

ヒヤマケンタロウの妊娠 (ひやまけんたろうのにんしん)

舞台は男性も妊娠・出産できるようになった世界。世間の不条理と戦い、男性の妊娠・出産が応援される世の中にするべく奔走する独身エリートサラリーマン・桧山健太郎と、彼の行動に影響されて変化していく周囲の人々... 関連ページ:ヒヤマケンタロウの妊娠

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