概要・あらすじ
宇宙世紀0153年、地球連邦政府の支配力は低下し、コロニー国家同士が覇権を賭けて争う、「宇宙戦国時代」が始まっていた。そんな中、サイド2で急速に力をつけてきたザンスカール帝国が地球侵攻を開始する。
不法居住者の少年ウッソ・エヴィンと幼なじみの少女シャクティ・カリンは、ザンスカール帝国と対抗組織リガ・ミリティアの抗争に巻き込まれてしまう。才能を見込まれ新兵器Vガンダムのパイロットしてリガ・ミリティアに参加する。
登場人物・キャラクター
ウッソ・エヴィン (うっそえゔぃん)
地球の不法居住地に住む13歳の少年。彼がニュータイプだと信じた両親から英才教育を施され、高いパイロット適性と行動力、広範囲な知識を持っており、その能力を生かしてリガ・ミリティアに参加する。
フィンセ・カガチ (ふぃんせかがち)
ザンスカール帝国宰相。マリア・ピァ・アーモニアをザンスカール帝国女王の地位に就け、自らはその影で権力をふるう、事実上のザンスカール帝国のトップ。
カテジナ・ルース (かてじなるーす)
地球でウッソ・エヴィンが片思いしていた少女だが、彼女はウッソ・エヴィンを疎ましく思っていた。クロノクル・アシャーと恋に落ち、ザンスカール帝国軍兵士としてウッソ・エヴィンの前に現れ、最大の敵となっていく。
マーベット・フィンガーハット (まーべっとふぃんがーはっと)
リガ・ミリティアでVガンダムのテストパイロットだった。戦争で夫を失いながらも、ウッソ・エヴィン達を実の姉のように優しく見守る。
リガ・ミリティア (りがみりてぃあ)
『機動戦士Vガンダム』の登場組織。勃興しつつあるザンスカール帝国に対抗するため地球で結成された抵抗組織。ウッソ・エヴィンの父、ハンゲルグ・エヴィンは幹部の一人としてジン・ジャハナムを名乗っている。
クロノクル・アシャー (くろのくるあしゃー)
ザンスカール帝国女王マリア・ピァ・アーモニアの弟。姉の威光でなく自身の力でザンスカール帝国軍での地場を固めようとしている。モビルスーツ、シャッコーのテスト中にウッソ・エヴィンと出会い、シャッコーを奪われたことから運命を狂わせていく。
シャクティ・カリン (しゃくてぃかりん)
ウッソ・エヴィンの幼なじみ。実はザンスカール帝国の女王マリア・ピァ・アーモニアの娘であり、彼女の特殊能力を受け継いでいる。
ザンスカール帝国 (ざんすかーるていこく)
『機動戦士Vガンダム』の登場組織。サイド2のフィンセ・カガチが、特殊能力を持つマリア・ピァ・アーモニアを推戴して成立させた国家。「母なるものを大切にする」慈愛主義を掲げる一方で、反対者は容赦なくギロチンで処刑している。
マリア・ビァ・アーモニア (まりあびぁあーもにあ)
ザンスカール帝国の女王。生き別れたシャクティ・カリンの母親。特殊な癒しの能力で人々を導こうとしていたが、宰相フィンセ・カガチの傀儡となっていた。
その他キーワード
V2ガンダム (ぶいつーがんだむ)
『機動戦士Vガンダム』の登場メカ。ウッソ・エヴィンの母、ミューラ・ミゲルが開発したリガ・ミリティアのVガンダムの後継モビルスーツ。熱核エンジンを遙かに凌駕するミノフスキードライブを搭載し、高い機動性と余剰エネルギーを利用した攻撃防御双方に使える「光の翼」を持つ。
エンジェル・ハイロゥ (えんじぇるはいろぅ)
『機動戦士Vガンダム』の登場メカ。フィンセ・カガチによる人類抹殺計画により建造されたザンスカール帝国の最終兵器。強力なサイコウェーブで人類を眠らせ衰弱し挿せることを狙っている。 女王マリアとシャクティ・カリンによって起動する。
Vガンダム (ぶいがんだむ)
『機動戦士Vガンダム』の登場メカ。リガ・ミリティアが対ザンスカール帝国用に開発したモビルスーツ。コアファイターを中心にトップ・リム、ボトム・リムの二つのパーツを接合することで戦闘機からモビルスーツに合体変形する。 ウッソ・エヴィン、マーベット・フィンガーハットが搭乗した。
シャッコー
『機動戦士Vガンダム』の登場メカ。ザンスカール帝国の試作モビルスーツ。クロノクル・アシャーによる試験運用中、一時ウッソ・エヴィンに奪われるが、子供でも操縦できたことで性能が評価され、量産型モビルスーツ、リグ・シャッコーの生産に繋がった。
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