武蔵野線の姉妹

武蔵野線の姉妹

埼玉県N市にすむ姉妹。莫大な資金を得たことですっかりネット依存症になった緑川蘭子と、姉の資産で生活しながらも一般社会に出ようと考えている緑川ひかるのロリィタニートの二人が、きつい言葉でオタク社会を切り刻んでいく毒舌コメディ。

正式名称
武蔵野線の姉妹
ふりがな
むさしのせんのしまい
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
関連商品
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概要・あらすじ

埼玉県N市にすむ姉妹。莫大な資金を得たことですっかりネット依存症になった緑川蘭子と、姉の資産で生活しながらも一般社会に出ようと考えている緑川ひかるのロリィタニートの二人。そのうち妹の緑川ひかるは、このままではだめだとメイド喫茶「姫武者」で働くことになる。「姫武者」には自称ネットアイドルの英由良や、その弟の女装少年音羽るい、連載打ち切りのBL漫画家竜崎華姫など個性的な面々が集まる。

いつもハイテンションで、24歳でもう「女の子」と言われなくなった緑川蘭子と、普段はおとなしいが怒らせると攻撃的で、テンションが上がると毒舌を吐く緑川ひかるは、オタク生活や喪女生活にコンプレックスを抱えながら、日々を過ごしていく。

登場人物・キャラクター

緑川 蘭子 (みどりかわ らんこ)

巻き毛の24歳。緑川ひかるの姉。マネーゲームによって莫大な資産を手に入れたことで、家ではネットとゲーム三昧でだらしない生活を送っているセレブニート。雑な服装ですごくことも多いが、「お出かけはロリィタ服で」がポリシー。嫉妬深い性格で口が悪く、攻撃的。ただし義理人情には厚い。 やけくそになることは多いものの、小心者で寂しがりや。友達もいなく、すぐすねる。美容院で話しかけられるのがめっぽう苦手。

緑川 ひかる (みどりかわ ひかる)

黒髪ショートカットの20歳。姉の緑川蘭子の資産で一緒に暮らしている。外で働く人達を見て、自分もきちんと働こうとメイド喫茶「姫武者」に勤めるようになる。普段は出かける時はロリィタ服。ただしリア充的な服装をして、姉に怒られることもある。関節技やプロレス技に長けており、ケンカに滅法強い。 BL好き。性格はおとなしいものの、テンションがあがると一人で勝手に痛いトークを繰り出し、誰彼構わず毒舌を吐くようになる。

宗方 仁 (むなかた ひとし)

27歳。緑川ひかるが働いているメイド喫茶の店長。妻は宗方しずる。さわやかな見た目で、働き者。Tシャツの柄がおかしかったり、店名を「姫武者」と名づけたり、センスが少しズレている。緑川蘭子の良き理解者。

宗方 しずる (むなかた しずる)

黒髪姫カットの22歳。短大卒業後から「姫武者」で働いている看板メイドで、宗方仁の妻。人妻メイドとして人気がある。

英 由良 (はなぶさ ゆら)

ツインテールの19歳。ブログできわどい写真をアップして楽しんでいる、自称人気ネットアイドルコスプレイヤー。何もないところでわざと転んでパンツを見せるのが特技。緑川ひかるの勤めているバイト先に採用される。最初は緑川蘭子と犬猿の仲だったが、次第に気が合うようになる。ゲーム好きで、実況動画を動画サイトにアップしている。

藤堂 隆博 (とうどう りゅうはく)

メイドカフェ「ほっと@レモン」秋葉原進出の責任者だった25歳。ところが社長がお金を持ち逃げしたため、会社は解体、解雇され、土下座をして「姫武者」で働くことになる。「姫武者」がうまく目立つように、従業員にネットを使ったアピールを提案するなど、経営熱心。女装少年の音羽るいとニセの恋人を演じた際、キスをされてから彼を意識するようになる。

竜崎 華姫 (りゅうざき はなび)

ぐるぐるめがねをかけ、髪の毛を雑にしばっているBL漫画家の26歳。連載が打ち切りになり、新規契約した出版社は倒産。容姿をバカにされたりと散々な目にあって、ビルから飛び降り自殺をしようとした。緑川蘭子、緑川ひかる、英由良の改造計画で、一気にアダルティな美人になり、性格が異常に明るくなり、自意識過剰な痛キャラになってしまう。 現実の男性に興味が無い。

桂 まり子 (かつら まりこ)

唯斗という名前で男装し、「こっちの世界では男で、竜崎華姫の彼氏」だと名乗る。本名は「パラレルワールド」のものだと言いはる。

音羽 るい (おとわ るい)

17歳。英由良の弟で、女装少年。学校をさぼり、バイトもせず、お小遣いを使い果たしては、英由良にお金をせびる。緑川蘭子が「可愛さを見せるべきだ」とそそのかして、メイド喫茶「姫武者」で働くようになる。英由良と苗字が違うのは、養子にもらわれていったため。緑川蘭子をとても慕っている。

千葉 茂 (ちばしげる)

メイド喫茶「姫武者」の常連の大学生。週に5日は秋葉原に来ている。温厚で優しいオタク。尾崎比呂と常に一緒にいる。少し太り気味でリュックを背負っている。

尾崎 比呂 (おざきひろ)

メイド喫茶「姫武者」の常連の大学生。週に5日は秋葉原に来ている。温厚で優しいオタク。千葉茂と常に一緒にいる。痩せ気味で、長い髪を後ろで縛っている。

愛川 翔 (あいかわ かける)

音羽るいに一目惚れしストーキング、お付き合いを申し込むも玉砕した。その後緑川蘭子のお見合い相手として、ヒーロー風の格好で再度出会う。

紫式部 (むらさきしきぶ)

地球侵略にやってきた宇宙人。日本をこよなく愛している。日本語が得意で、それ以外はしゃべれない。とても弱い。相方の清少納言とは固い絆で結ばれている。

清少納言 (せいしょうなごん)

地球侵略にやってきた宇宙人。日本をこよなく愛している。日本語が得意で、それ以外はしゃべれない。とても弱い。相方の紫式部とは固い絆で結ばれている。

場所

姫武者

『武蔵野線の姉妹』に登場するメイド喫茶。経営者は宗方仁。緑川ひかるがアルバイトしている。緑川蘭子は働きたくないため、このメイド喫茶に入り浸る客になっている。熱心なリピート客も多い。次第に様々なキャラクターがこの店で働くようになるが、時代の流れで普通のカフェへと形式を変えていく。

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