濱内 海

濱内 海

海が走るエンドロール(漫画)の登場キャラクター。読みは「はまうち かい」。別称、ウツミ。

登場作品
海が走るエンドロール(漫画)
正式名称
濱内 海
ふりがな
はまうち かい
別称
ウツミ
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概要

美術大学の映像専攻に在籍している男子大学生。年齢は20歳。ショートボブヘアで、中性的な雰囲気を漂わせている。基本的に口数が少なくマイペースな性格の持ち主。大学の仲間からは、「ウツミ」と呼ばれている。両親に借金する形で大学に通っており、大学以外のあいた時間はアルバイトに励んでいるが、映画代などであっという間にお金がなくなってしまうため、いつも極貧状態。学食で一番安い200円のうどんを買うこともできず、大量の駄菓子でお腹を満たすことも少なくない。ある時、映画館で偶然に茅野うみ子と知り合い、うみ子がスクリーンよりも客席を気にしていたことから、うみ子が映画を作りたい側の人間なのではないかと伝えた。それ以来、うみ子が美大に入学したあとも関心を持ち、日常的にかかわりを持つようになる。のちに、うみ子といっしょに海岸へ出かけたことがきっかけで、うみ子を被写体に映画を撮りたいと思うようになる。うみ子が映画館で自分が撮った映画を上演したいと思っていることを知ると、自分は世界の映画館で上演される映画を撮ると豪語し、実写映画の現場に修業に行くなど、映画のためならつねにアクティブであろうとしている。自由人のように振る舞っているが、あいさつもきちんとする礼儀正しさを持つ。実家ではモラハラ気質の厳しい父親の存在が、日常生活に大きな影響を及ぼしている。どんな時も父親に従って我慢を続けていたが、高校生の時に父親が浮気をしていた事実を知り、父親を信用できなくなった。これを機に自分のやりたいことを貫くと決意し、両親から反対されながらも美術大学で映画を学ぶことを決めた。また美大を目指していた時に、高校時代の親友・佑介を思いがけず傷つけたことがあり、後悔している。自分が知らず知らずのうちに人を傷つけたという事実がトラウマとなり、今でも当時と似たような状況や天気になると、精神的に不安定になることがある。のちに佑介と偶然の再会を果たし、自分と同様に自らの言動によって相手を傷つけたことを気に病んでいたと知り、思いがけず謝罪を受けることとなった。それ以来、互いの誤解とわだかまりが解け、以前のような良好な関係を取り戻すことができた。同じ大学の後輩・山口稿から告白されるが、自分が人を好きにならない性質であること、そして好きという感情が理解できないことを理由に断った。だが、物事を理解できないからという理由で否定するのは逃げだという考えを持っていたにもかかわらず、自分も同じことをしていることに気づき、のちに反省して考えを改めた。

登場作品

海が走るエンドロール (うみがはしるえんどろーる)

65歳を過ぎて夫と死別し、数十年ぶりに映画館を訪れた茅野うみ子は、そこで出会った美大生・濱内海から言われた一言で、自分が映画を撮りたい側の人間であるということに気づかされる。65歳にして美術大学に新入... 関連ページ:海が走るエンドロール

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