概要・あらすじ
松下楓は男の子顔負けの元気で乱暴な、一人称が「オレ」の女の子。そんな楓も好きなてっぺいの前だといつもの元気さが鳴りを潜め、しおらしくなってしまう。そんなある日、楓のもとに一通のラブレターが届く。差出人は、学校一のモテ男として知られる岡村誉だった。それをきっかけにして、楓とてっぺいの周囲は騒がしくなっていく。
登場人物・キャラクター
松下 楓 (まつした かえで)
とにかく元気な女の子で、乱暴者としても有名。てっぺいに出会うまでは一人称が「オレ」だったが、てっぺいに「あたしって言えるようになったら、付き合ってやる」と言われてからは、一人称を「あたし」にしている。小さい頃は今よりも元気で、よくおない年の男の子を従えていた。てっぺいと付き合っているが、岡村誉に想いを寄せられている。 てっぺいがバレーボール部に入部した後は、彼を追ってバレーボール部に入部した。
てっぺい
松下楓の彼氏で、敦の10年来の悪友。少々変わり者で、楓を扱えるのは自分だけだという自負がある。岡村誉との決闘に敗れ、負けた対価としてバレーボール部に入部した。誉のいじめのような特訓に付き合わされつつも、バレーボールが好きになっていく。
敦 (あつし)
松下楓のいとこで、楓を恐れる男の子の一人。楓のことをよく知るからこそ、彼女と付き合っているてっぺいのことを変わり者だと思っている。由香のことが好きだったが、桐野と付き合っていることを理由に振られた。野球部に所属している。
ののか
松下楓の親友の女の子。優しく可愛らしいが、楓と付き合える彼女も少し変わっている。てっぺいという楓と付き合える男の子が現れたことに一番安堵している。岡村誉がてっぺいの恋敵として現れた時は、誉をかっこいいと褒めながらも、楓の相手じゃないと言い切った。
岡村 誉 (おかむら ほまれ)
松下楓に想いを寄せ、付き合おうとして付きまとっている男の子。容姿端麗で秀才、さらにバレーボール部のエースを務める、学校一の人気者。自分を好きにならない女の子はいないと自負しているが楓がまったくなびかないため、恋敵のてっぺいを憎んでいる。
古賀 かおり (こが かおり)
天然お嬢様な女の子でてっぺいに好意を抱いており、松下楓を敵視している。容姿をはじめ、楓に比べると何もかもが優れているはずなのに、てっぺいに相手にされないことを不思議に思っている。楓との勝負に負けてからは、きっぱりとてっぺいを諦めた。
由香 (ゆか)
少年野球チームのマネージャーの女の子で、桐野と付き合っている。敦に想いを寄せられているが、由香自身は敦のことを恋愛対象として見ていない。
桐野 (きりの)
由香と付き合っている高校生の男の子。少年野球チームに在籍していたことがあり、敦とも顔見知り。岡村誉とてっぺいが野球勝負をした時には、練習に協力した。根っからの良い人で、敦も桐野が相手ならば由香を取られても仕方ないと諦めたほど。
高岡 さゆり (たかおか さゆり)
女子バレーボール部の部長を務める女の子。当初は松下楓のことをてっぺい目当てで入部したと見なして、快く思っていなかった。しかし、バレーボールに真剣に取り組む楓を見て考えを改めていく。
田口 (たぐち)
昔、松下楓の子分だったことがある男の子。バレーボール部の県大会の時に楓を見かけて昔の恨みを思い出し、岡村誉ファンクラブを陰から操って、楓に復讐しようとした。
集団・組織
岡村誉ファンクラブ (おかむらほまれふぁんくらぶ)
総勢47人ものメンバーを誇る岡村誉のファンクラブ。松下楓に岡村誉を取られたことを、逆恨みしているメンバーがいる。そのメンバーたちによって楓へのいじめが激化する。てっぺいの機転によってはじまった、「楓を放課後1時間以内に傷つけられなかったら負け」というルールのゲームでファンクラブが負け、以降は手出ししなくなった。
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