王様の耳 -秘密のバーへようこそ-

王様の耳 -秘密のバーへようこそ-

どんな秘密でも買い取るという、不思議なバー「王様の耳」が舞台。さまざまな「秘密」を抱えた人々と、謎めいたオーナーの鳳麟太郎が繰り広げる、数奇な物語を描く。小学館「女性セブン」2021年5月20・27日合併号より連載を開始。

正式名称
王様の耳 -秘密のバーへようこそ-
ふりがな
おうさまのみみ ひみつのばーへようこそ
作者
ジャンル
水商売
 
ヒューマンドラマ
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概要・あらすじ

26歳で無職の柴健斗(シバケン)は、ネットで怪しい求人広告を見つける。それは「王様の耳」というバーの求人で「経験・年齢・性別不問、条件は『秘密厳守』」というものだった。時給2000円以上という好条件に惹(ひ)かれたシバケンは、面接のため「王様の耳」を訪ねた。すると、店のオーナーである中年男性の鳳麟太郎は、何も聞かずに、シバケンの採用を決定する。雇用の条件は唯(ただ)一つ。店で聞いた話を口外しないことだけである。麟太郎によると、この店では客の「秘密」を買い取るのだという。メニューにはない「ガイダロス」というカクテルを注文した客は、奥の部屋に通され、麟太郎に「秘密」を話す。そして麟太郎は、その内容に応じた金額を支払うらしい。なんとも謎めいた店だが、金がないシバケンは賄いを作らせてもらうことを条件に就職を決めた。こうしてバーテンとなったシバケンは、とびきりの秘密を求める麟太郎とともに、毎夜様々な事情を抱えた客を迎えるのであった。

登場人物・キャラクター

鳳 麟太郎 (おおとり りんたろう)

バー「王様の耳」の店主の中年男性。金髪のオールバック、白いスーツが特徴。秘密を抱えた客を奥の部屋に通し、どんな秘密でも買い取る。「人の秘密が生きる糧」だという謎の人物で、「鳳麟太郎」という名前も本名かどうかはわからない。

柴 健斗 (しば けんと)

バー「王様の耳」で働くバーテン兼アシスタントの男性。26歳。人懐っこい性格であだ名は「シバケン」。厨房(ちゅうぼう)で働いていたこともあり、賄い料理が得意。彼が作るカレーライスは常連たちにも好評。

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