異世界の姫との恋バクチに、人類の存亡がかかってます

異世界からの転入生

全寮制の女子高校で教師を務める伊藤和希の受け持つクラスに、異世界最強の魔王と知られるリュミアネス・マグナ・オーベルルージュの娘、リュミス・マグナ・オーベルルージュが卒業までの期間限定で転入して来る。そして、内閣情報調査室異世界対策課のサトウから、魔王が「理由がどうであれ、リュミスを泣かせたら地球を滅亡させる」と宣言していると聞き、伊藤は彼女を守るために奮闘する。そんな中、伊藤はリュミスから恋心を抱かれるようになる。リュミスは王族であることから、伊藤が彼女の告白を受け入れると結婚することになってしまう。さらにリュミスは妊娠すると夫を喰（く）らう習性を持つため、伊藤は自分の命に危機がせまっていることに危機感を募らせる。とりあえずリュミスからの告白を断ると、彼女が泣いてしまうだろうと推測した伊藤は、サトウの力も借りてリュミスからの告白を全力で回避すべく奔走する。

リュミスとのキスを回避したい伊藤

リュミス・マグナ・オーベルルージュは親しいクラスメイトの典子から、とりあえず伊藤和希とキスをすれば関係が進展するのではないかとアドバイスを受ける。こうしてリュミスが伊藤とのキスのタイミングをうかがっていると、ほかのクラスの女子生徒からリュミスは誹謗（ひぼう）中傷を受ける。涙目になったリュミスをフォローするため、伊藤は彼女を追って女子更衣室に入る。そこにほかの女子生徒たちも入室して来たため、伊藤とリュミスは狭いロッカーで、息をひそめることになる。