概要・あらすじ
あらゆる種族の入り混じる神秘の世界ミスタルシア。種族の垣根を越えた人・神・魔の共闘で、消滅の危機をもたらした「銀の翼を持つ竜バハムート」の力を封印した。二千年の時を越えた今、神のもとから封印の鍵(神の鍵)が奪われ、ふたたび滅亡の危機が訪れる。
陰謀に巻き込まれた主人公ファバロと、ファバロを追う幼馴染みのカイザルは、鍵を握る少女アーミラとともに、絡み合う運命の糸に翻弄されながら、人・神・魔の維持混じる、滅亡の危機を救う戦に身を投じていく。
登場人物・キャラクター
ファバロ・レオーネ (ふぁばろれおーね)
『神撃のバハムート GENESIS.』の主人公の1人。犯罪者やモンスターを狩る賞金稼ぎ。元々は盗賊ギルドの頭領・バロッサの一人息子だったが、現在は一匹狼。陽気なお調子者。ヘルヘイムへの近道を知っていると嘘をつき、道案内を請うアーミラと「悪魔の契約」を結び、契約の印の悪魔の尻尾を生やされる。 幼なじみのカイザルから、親の仇として執拗に追われている。
アーミラ
『神撃のバハムート GENESIS.』の主人公の1人。ファバロにヘルヘイムへの道案内をさせる美少女。酒場でヘルヘイムへの道を知っていると嘘をついていたファバロに、「悪魔の契約」を交わし道案内をさせる。 天界から「神の鍵」を奪いヘルヘイムを目指す片翼の悪魔。世間知らずな上に中身は幼く、見た目とは裏腹の大食漢。正体は片方の翼を失った高位悪魔。
カイザル・リドファルド (かいざるりどふぁるど)
『神撃のバハムート GENESIS.』の登場人物の1人。元貴族の賞金稼ぎ。父が死罪となった事件にファバロが関係していると信じ、執拗に追いかける。父で没落してなお家に伝わる長剣を守り、騎士の誇りに拘る堅物だが、情にほだされやすいお人好し。 ファバロを追ううちに真実を知り、世界を救うためにその身をなげうって戦う。
リタ
霧の森で行き倒れていたカイザルを助けた謎の少女。200年前に魔獣に襲われた村ネブルビルで、一人生き残り、魔道書を手に入れ年を取らぬネクロマンサーとして住民をゾンビとして蘇らせていた。母親のゾンビに噛まれて自らもゾンビ化。 魔道書は処分されたが魔力を持つゾンビとして目覚め、カイザルとともにファバロを追う。薬の扱いに長け、呪いを解く解毒剤を作り、ファバロを救う。
バッカス
賞金稼ぎギルドの頭領。常に酒を飲んでいる神様。鳥の姿をした神ハンサを伴い、馬車で移動している。ファバロやカイザルなどの賞金稼ぎに情報をもたらし、賞金首を捕まえた際には報酬を払う。普段は口数が少なく自ら語ることをしないが、的確な質問には的確に答え、重要な手がかりとなるヒントを出す。
ハンサ
バッカスに付き従う、人の言葉を話すアヒル。ペットでは無く神である。まるまると太っているため、アーミラには食肉として見られ、会うたびに追われる。¶ゲームにも登場する唯一のキャラクター。
ラヴァレイ
オルレアン騎士団副隊長。ジャンヌの右腕として王や騎士たちに信頼されている。アーミラの母ニコールとは旧知の仲で、長年アーミラの行方を捜索していた。再会したアーミラに出生の秘密を語り、新たな羅針盤を渡してファバロたちに内緒で母の元へ旅立たせる。 実は賞金首。
ジャンヌ・ダルク (じゃんぬだるく)
都直属のオルレアン騎士団を率いる聖女騎士。神の天啓を受け聖女となり、神々が予言する聖なる騎士を目指す。天界は「神の鍵」の憑代とするつもりだったが、その鍵を奪われたため、それを取り返すためにアーミラとファバロを追う役を与えられる。
アザゼル
四本の角と、黒い翼を持つ堕天使。黒い蛇のような形をした魔力を操り攻撃する。ルシフェルの命に従い、「神の鍵」を奪ったアーミラを捜索し、ファバロたちの前に立ちふさがる因縁の相手。圧倒的な力を持ちながら、なぜかファバロとカイザルに勝てず、手傷を負って倒れているところをバッカスに救われる。
ベルゼビュート
青黒い炎を操る巨躯の魔人。ゼウス無き神族との決戦を先導し、争いを拡大させる。神族との戦いに決着をつけ、魔族の頂点に立つべく、アーミラに「神の鍵」を盗ませバハムートの復活を目論む。
マルチネ
ベルゼビュートに付き従う悪魔。陰湿な性格で、甘言で弄して他者を欺くことを好む。様々な場所で暗躍。その言動は妖しく人を惑わす。アーミラに次々と虚実入り交じる言葉を浴びせ、バハムートの復活を促す。
ルシフェル
六枚の翼を持つ堕天使の長。サタン無き魔族をまとめ、比較的は争いを避ける穏健派。「神の鍵」を奪ったアーミラを取り戻すようアザゼルに命じ、魔族の頂点に立とうとするベルゼビュートの野望を打ち砕こうと、神族とも協力し世界の平和を取り戻す。
アモン
ファバロの父バロッサの友人であり盗賊ギルドの一員だった男。王の献上品強奪に加わった盗賊の唯一の生き残り。盗賊団壊滅後は貨物船の船長となる。自らの思惑により、ヘルヘイムに向かうファバロとアーミラを乗せる。
ミカエル
戦いを司る四大天使の一人。ジャンヌ・ダルクに啓示を与え、彼女がバハムートを封印する聖なる騎士になるように仕向ける。聖域から「神の鍵」を奪ったアーミラを取り逃したことに責任を感じている。 四大天使＝ガブリエル(言葉を司る)、ミカエル(戦いを司る)、ラファエル(癒しを司る)、ウリエル(愛情を司る)とともに、魔族とも共闘しながらバハムートの封印に全力を尽くす。
ニコール
アーミラの母。天界から追放された天使。特別な力を宿したアーミラを、アザゼルに狙われたため、オルレアン騎士団に保護されていたが、アーミラがベルゼビュートにさらわれたため、アーミラを救い出す旅に出たまま行方不明となっていた。
バハムート
『神撃のバハムート GENESIS.』に登場する、世界の破滅をもたらす存在。神にも魔にも属さない。「神の鍵」によって封印されていたが、魔族の頂点に立とうとするベルゼビュートの企みで、アーミラが盗み出しその身に取り込んだ「神の鍵」により、復活の時を迎える。 もとは『ヨブ記』などに登場する怪獣の一種の名。
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