あらすじ
前途多難な宇宙船の修理
惑星コウグを出発したニパ子は、宇宙船が故障したため日本の新潟県に不時着する。そしてニパ子は、現地の住人である三条ケンマの家に居候し、さらにケンマに協力してもらって宇宙船の修理を始める。しかし、ニパ子の所有する工具が痛んでいたため、切ってはいけないコードやパーツを切ってしまい宇宙船が何度も爆発を繰り返す。(第1出荷「ニパ子登場(済み)!!」)
宇宙船の修理の進捗
ニパ子と三条ケンマが、家の掃除当番をかけて勝負をしていたある日、エンジニアのスパ子が三条家にやって来る。以前、ニパ子が宇宙人であることや、宇宙船のことを知っていたスパ子は、宇宙船の修理状況を確認する。残りのパーツはすべて地球のもので賄えること、スパ子が協力すれば最短で1か月ほどで修理が完了することを知らされたケンマは、無意識に寂しそうな表情を浮かべてしまう。(第29出荷「部品調達」)
登場人物・キャラクター
ニパ子 (にぱこ)
惑星コウグから地球にやって来た宇宙人の少女。惑星コウグの王女で、ニパ留の姉。真名は「セリーヌ・P・ニッパーヌ」で、年齢は120歳。事故で宇宙船が飛行不能になって日本の新潟県に不時着し、現地の住人である三条ケンマに協力してもらいながら修理を続けている。前向き性格の楽天家で、ケンマのことをからかってその反応を楽しんでいる。何かを評価したり、形容する時に「究極」という言葉をよく使う。ニパ留の過剰なまでの愛情から逃れるため、留学生という形でケイマが通う中学生に入学した。すると、持ち前の積極性とコミュニケーション能力を活かしてクラスの人気者となる。惑星コウグは地球よりはるかに発達した文明を持つため、中学レベルでは勉強しなくても学年トップの成績を維持している。
三条 ケンマ (さんじょう けんま)
新潟県で暮らしている中学2年生の少年。年齢は14歳。実家は工具の工房を経営している。不時着して困っているニパ子を自宅に居候させるために父親に頼んだり、ニパ子の宇宙船の修理を手伝ったりと、困っている人には手を差し伸べられずにはいられない。ニパ子との生活は賑（にぎ）やかで楽しいと思っているが、それを直接伝えられなかったり、実家の手伝いを小遣い稼ぎと言ったりと、素直になれない性格をしている。またラジ子の大きな胸に興味を示すなど、年相応の反応を見せることもある。
ラジ子 (らじこ)
惑星コウグから地球にやって来た宇宙人の女性。真名は「ラリエラ・D・ラジィ」。もともとはニパ留の依頼によってニパ子を暗殺する刺客だったが、ニパ子の返り討ちに遭ってからはニパ子のメイドとなっている。ニパ子の宇宙船を修理するためのパーツ調達を行う一方で、日本で暮らすためのお金を稼ぐために金山ツバメの実家の神社で巫女（みこ）としても働いている。容姿端麗で穏やかな性格なため、ラジ子目当ての参拝客も多い。ニパ子が用意した服は、体型に合わないために胸元を開けていることが多く、いつもニパ子から嫉妬混じりの注意を受けている。
ニパ留 (にぱる)
惑星コウグから地球にやって来た宇宙人の少女。惑星コウグの王女で、ニパ子の妹。ニパ子に対して異常なまでの愛情を示し、ニパ子から折檻（せっかん）されると驚喜する。ニパ子から怒られたいがため、ラジ子を暗殺の刺客として送り込むが、ラジ子が返り討ちに遭って失敗する。ラジ子がニパ子のメイドになったことを知ると、ラジ子から定期的にニパ子の映像を送るように依頼する。しかし動画だけでは我慢できなくなって地球まで来た際に、ニパ子と三条ケンマに見つかり、そのままケンマの家に居候することとなる。
金山 ツバメ (かなやま つばめ)
新潟県で暮らす中学2年生の少女。三条ケンマのクラスメイトで、学級長を務めている。ケンマに片思いしており、留学生として入学して来たニパ子がケンマの家にホームステイしていることを知り、嫉妬からけんか腰になってしまう。しかし、ニパ子からケンマの映像をもらったことをきっかけになかよくなる。
スパ子 (すぱこ)
新潟県でエンジニアとして働く女性。「スフィア・ハンナ」という名前だが、実際は120年以上も前に地球にやって来た宇宙人。オカルト全般に興味を持ち、健康体だがすぐに吐血する変わった人物。三条家の工房のメンテナンスも請け負っており、三条ケンマとも顔見知り。ニパ子のことを一目で宇宙人と見抜き、ニパ子の宇宙船の修理を手伝うようになる。
クレジット
- 原案
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真野 英二
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- EC
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