あらすじ
第1巻
これまで告白してもフラれてばかりでずっと彼女がいなかった二岐灰人は、去年の夏の出来事がきっかけで1年先輩の星月黒葉と付き合い始める。相思相愛の二人は着実に愛を育んでいたが、いつの間にか灰人は幽霊の少女、八雲白とも付き合い始めていた。そんなある日、電車の中で灰人と黒葉がイチャイチャする姿を見た白は、自分が灰人以外の人たちには見えないことをいいことに、灰人にさまざまなイタズラを仕掛ける。(第1話。ほか、13エピソード収録)
登場人物・キャラクター
二岐 灰人 (ふたまた かいと)
高校1年の男子生徒。年齢は16歳。学校では風紀委員を務めている。気弱ながらまじめな性格で、先輩で恋人の星月黒葉のことを大事に思っている。同時に自分に取り憑いている幽霊で、もう一人の恋人でもある八雲白のことも大切にしている。白は二岐灰人以外には見えないため、白と話したり抱き合ったりしていると、周囲からは灰人が一人で何かをしているように見える。素直じゃない黒葉やイタズラ好きの白に振り回されることが多いものの、幸せな日々を送っている。
星月 黒葉 (ほしづき くろは)
高校2年の女子生徒。二岐灰人と同じ高校に通い、学校では風紀委員を務めている。クールでまじめな性格だが、灰人に関することになると授業をさぼったり、イタズラしたりと別人のようになる。灰人のことが大好きながら素直になれず、突き放すような態度を取ることも多い。それでも灰人がお構いなしに迫ってくるため、最後にはイチャイチャしている。冗談とも本気ともつかない表情で「浮気したら殺す」と凄む、怖い一面もある。
八雲 白 (やくも しろ)
二岐灰人に取り憑いている幽霊の少女。自分を見ても逃げ出さなかった灰人を気に入り、いつもいっしょに行動しているうちに、灰人のことを好きになる。灰人と恋人関係になると、星月黒葉のことをライバル視するようになり、灰人と黒葉がイチャイチャするとすぐにちょっかいを出す。自分が灰人以外に見えないのを利用して、自宅や街中など場所を選ばずに積極的にアプローチを繰り返す。
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