非オタの彼女が俺の持ってるエロゲに興味津々なんだが……

第1巻

エロゲが大好きな隠れオタクの高校生・小田桐一真は、ある日の放課後、担任の手伝いをしたあとに教室に戻ったところで、クラスメイトながらほとんど会話した事のない水崎萌香からある荷物を渡される。荷物は一真が所属する部活の部長である笹井から預かったものだったが、中身はエロゲだったうえに、まじめな萌香に中身がばれた事で動揺する。そんな一真をよそに萌香は普段と変わらない口調でいきなり「付き合ってほしい」と告白する。さらに動揺する一真だったが、いつもは見せた事のない表情の萌香に惹かれて告白を受け入れて二人は付き合うようになる。萌香と充実した恋人生活を送ろうと考えていた一真だったが、なぜか萌香から頼まれていっしょにエロゲをプレイする事となった。

第2巻

小田桐一真と水崎萌香は、サブカルチャー研究会の部長である笹井から頼まれて新作エロゲの深夜販売のために秋葉原に向かう。無事に購入できたものの予想以上の人出で終電の時間を逃してしまった二人は、漫画喫茶に避難し買ったばかりのエロゲをプレイして朝を迎える。萌香と付き合い始めてある程度の時間が経ち、二人でいる事に慣れた一真は、日曜日に萌香の自宅に招待される。

第3巻

小田桐一真は水崎萌香の事を真剣に考えた結果、萌香に別れを告げる。早朝のだれもいない教室で、普通のクラスメイトという関係に戻った一真と萌香は何気ない会話をする中、いつかの再現のように萌香は一真に告白する。当時は舞い上がってよく考えないままに告白を受け入れた一真だったが、今回は萌香の事をしっかりと考え、さらに自分からも告白して再び付き合うようになる。こうしてリスタートした一真と萌香だったが、二人が健全に付き合っているかを四ノ宮瑠璃によって監視される事になってしまう。結果的に三人で過ごす事が多くなるのだった。