鷹野 ツメ子

鷹野 ツメ子

無能の鷹(漫画)の主人公。読みは「たかの つめこ」。

登場作品
無能の鷹(漫画)
正式名称
鷹野 ツメ子
ふりがな
たかの つめこ
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概要

ITコンサルティング・タロンに新卒で入社した女性。黒のロングヘアと美しい容姿で、若いながらも落ち着いた立ち振る舞い、こなれたスーツの着こなし、そして自信に満ちあふれた物言いで、誰からも超優秀な「デキる女」と思われるオーラを放っている。写真に映る姿は、ビジネス系のフリー素材に間違われるほどオフィスがよく似合う。しかし、実際は外見や雰囲気とは真逆で、漢字は読めずに1桁の足し算も危うい超無能な社内ニートである。また方向音痴のため、道を聞かれても悪気なく逆方向を教えてしまう。さらに記憶力も皆無で、鷹野ツメ子自身の勤めている会社の名前すら覚えていないうえに、自宅の住所すら間違ってしまう。主な業務は書類のホチキス止めだが、ペーパーレス時代においてその仕事もあまりない。珍しく与えられた業務も、途中で飽きて居眠りをしてしまい完遂できないこともしばしば。そのため、勤務時間のほとんどを会社のパソコンで動画投稿サイトを見たり、プリセットされている簡単なゲームをいじって過ごすなど、会社に貢献している様子はまったくない。ちなみにBluetoothイヤホンの設定や、インターネットの接続が悪い時の対処もできないため、ヒマつぶしアイテムのパソコンにエラーが出た際は、同僚の鶸田に解決してもらっている。会社の試用期間終了時には部署内の誰もが知る無能として名を馳(は)せたが、面接時に鷹野の物腰とできるオーラに騙(だま)され、採用を猛プッシュしてしまった部長が解雇を言い出せずに正式雇用となった経緯がある。子供の頃からお仕事ドラマが大好きで、その内容は理解できていなかったが、いつかオフィスで格好よく働きたいと思っていた。鷹野自身もこの仕事が自分に向いていないことを認識しているが、丸の内のオフィス街をカツカツ歩きながら社員証を「ピッ」とやって出勤したいがために続けている。「会社が自分を必要としていなくても、自分が会社を必要としているから退職しない」という謎の哲学を持っており、たとえなにもしなくても会社に居座る図太さを持つ。洋服はスーツ以外持っておらず、休みの日もスーツで行動している。脳を使うと頭痛を起こす体質だが、ごくたまにまともな意見を言うこともある。しかし、まじめな状態だと10分程度で発熱し早退せざるをえなくなる。ふだんから話す内容は薄っぺらいが、デキる女オーラのせいでみんな思わず聞き入ってしまう。このオーラに期待した鶸田から外回りの営業に連れて行かれ、数々の取引先に優秀な人間だと思われ新規の契約につながるも、鷹野自身は鶸田がなんの話をしていたのか微塵(みじん)も理解していない。また、第一印象という初見殺しであるため、契約が取れた取引先のプロジェクトに決してかかわることはない。先輩社員の雉谷からは「出来の悪い小学生」と評されている。また、ウソをついたり自らを取り繕う能力がないため、自分がなにもできないことを初対面の人間に打ち明けるが、まとうオーラのせいで深読みされたり、謙遜しているとカンちがいされている。ちなみに鶸田と同期入社だが、営業に出ると誰からも鷹野の方が上司だと思われてしまう。日本から出たことはなく、英語は「Apple」と「This is a pen」しか知らないが、なぜか発音は異常に流暢(りゅうちょう)である。

登場作品

無能の鷹 (むのうのたか)

外見や振る舞いは「デキる女オーラ」が満ちあふれているが、実際は超無能な鷹野ツメ子と、気弱で自分にまったく自信が持てないでいるが、実際は優秀な鶸田の新社会人コンビを中心にして、人間の第一印象がビジネスに... 関連ページ:無能の鷹

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