Bまで恋はAiまかせ…

恋愛アプリ「カメリア」との出会い

シャイで奥手ではあるものの、性に関する興味は年相応にある港崎ミナトは、つねに彼女がほしいとの思いを抱いていた。そんなある日、正体不明の恋愛アプリ「カメリア」の存在を知る。ミナトは怪しいアプリだと思いながらも、ノリで親友の野毛優馬に勧めてみると、疑う様子もなく優馬は迷わずカメリアに登録してしまう。そしてすぐに優馬は、カメリアのサポートを受け、ミナトがひそかにあこがれていた横山ひまりと交際をスタートさせ、ミナトはショックを受ける。この結果を受けてミナトも「カメリア」に登録し、AIキャラクターのリプと出会う。そしてカメリアは、ミナトに三人の恋人候補を提示するものの、リプはその中でもっとも成就率の高い相手を隠そうとしていることに気づく。カメリアやリプの存在に対して半信半疑のまま、ミナトは導かれるままに行動を起こすと、ハーフの美少女、くもみゅんと出会う。すると写真の趣味が一致していることもあり、ミナトとくもみゅんはすぐに意気投合する。こうしてミナトは彼女とのデートを実現させるが、リプからは的外れなアドバイスばかりが送られてくる。

別の可能性を探るミナト

港崎ミナトはくもみゅんに心惹（ひ）かれながらも、彼女のスペックの高さに自分には釣り合わないのではないかと不安を抱いていた。そこでリプは、別の恋人候補とも会ってみないかとミナトに提案し、高島数音と知り合うことになる。しかし、実際に数音と会ってみると相性はあまりよいとはいえず、ミナトは困惑するが、数音はお構いなしにミナトを自宅に誘う。そこで数音の妹、高島奏の大歓迎を受け、リプにも数音が作ったAIキャラクターのウナギューという友達ができ、ミナトは恋愛とは関係ないものの楽しい時間を過ごす。そんな中、血糖値の上昇により、数音のテンションが高くなってしまう。さらに予期せぬ数音との接触によってミナトは下半身が反応し、今すぐあそこを露出して見せてほしいと数音にせまられてしまう。

くもみゅんへの告白

港崎ミナトはくもみゅんから、いっしょに朝日の撮影をしないかと誘われる。そして待ち合わせ場所に着いたミナトは、くもみゅんのほかに岩倉などのカメラマンがいることに少々がっかりする。さらにその日は朝日の撮影会というよりも、くもみゅんをモデルにした撮影会でもあり、ミナトは再び彼女と自分が不釣り合いなのではないかと思い悩んでいた。しかしくもみゅんは、参加者たちにミナトは自分の彼氏だと紹介する。そしてくもみゅんと二人きりになったミナトは、勢いで彼女に告白するが、そのタイミングでの告白は成功率が極めて低く、リプは大いに焦ってしまう。