Oh! myダーリン♥

Oh! myダーリン♥

16歳の女子高生が結婚したのは同じ学校のイケメン高校教師。2人の秘密の関係は波乱に満ちた学校生活を呼ぶ。さまざまな試練を乗り越えてたどり着く、真実の愛の形を描いたラブストーリー。

正式名称
Oh! myダーリン♥
ふりがな
おー まいだーりん
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概要・あらすじ

高校1年生の森永ひかるは、不治の病で老い先が短いという祖父の願いでお見合いでの結婚を迫られる。それならばと泣きついた相手は、8歳年上の幼なじみ、隣に住む明智晋平だった。2人は結婚し、祖母が理事長を務める高校で日常を過ごし始める。しかし教師と生徒の関係であるひかると晋平の結婚は、男女交際を禁じた校則の存在もあり、当然誰にも言えない秘密となっていた。

そんななか、日頃からひかるに言い寄り、付きまとっていた小土居賢二にひかると晋平の関係が知られてしまう。一方で、もとより結婚に反対していた祖母が、2人の結婚を白紙に戻して晋平を別の学校へ転任させようとしていることを知ったひかるは、晋平と駆け落ちすることを決める。

登場人物・キャラクター

森永 ひかる (もりなが ひかる)

泣き虫で甘えんぼうで、子供っぽいところが目立つ女子高生。8歳年上の明智晋平と16歳で結婚し、妻となる。幼い頃に両親を事故で亡くしたため祖父母のもとで育てられたが、実際はいつもそばにいた晋平が小さかった森永ひかるの面倒を見てきた。そのため、晋平への依存心が強い。将来の夢は小説家になることだが、現在は自分の夢を追うことよりも、晋平との未来を考えるほうが大切になっている。

明智 晋平 (あけち しんぺい)

森永ひかるの夫となった24歳の男性教師。元々ひかるとは家が隣同士の幼なじみで、ひかるが生まれてからずっと、兄のように、また父親のようにひかるの成長を見守ってきた。夫となった現在もひかるのことを何よりも大切に思っており、大きな愛で彼女を包み、いつも精いっぱい守ろうとしている。

おばあちゃん

森永ひかるの祖母であり、ひかるの通う「英学園」の理事長を務める女性。早くに亡くなったひかるの両親の代わりに保護者となり、ひかるを育ててきた。理事長という立場上、ひかると明智晋平の結婚には反対で、どうにかして2人を別れさせようと考えている。

おじいちゃん

森永ひかるの祖父。早くに亡くなったひかるの両親に代わり、保護者となってひかるを育ててきた。病により自分の老い先が短いことを知り、ひかるの将来を悲観。見合いのセッティングをしたり、明智晋平の職場を強制的に移動したりと、何かと強引にことを進めようとするが、すべては可愛い孫娘であるひかるのためを想ってのこと。

川崎 園子 (かわさき そのこ)

森永ひかるのクラスメイトで、学生寮ではルームメイトでもある女子生徒。左耳に障害があり聞こえないが、それを知る者は少ない。そのため、声をかけても無視していると誤解されることが多く、学校では孤立しがち。他人にはめったに本心を明かさないタイプだが、ひかるとの距離は日を追うごとに近くなっていく。

小土居 賢二 (こどい けんじ)

森永ひかるのクラスメイトの男子生徒。関西弁を使い、明るく積極的で一見軽い感じだが、ひかるに想いを寄せていることを本人に猛アピールする。子供の頃、川崎園子と仲が良かったが、自分が蹴ったボールのせいで彼女の耳の鼓膜が破れ、左耳の聴覚を失うことになって以降は絶縁中のまま現在に至っている。

大伴 (おおとも)

明智晋平の職場の同僚であり、学生時代からの友人の男性。日頃から何かと晋平から話を聞いたり、相談に乗ることが多いが、晋平の妻が森永ひかるであるという事実は知らされていない。

太田 マキ (おおた まき)

北海道の路上で倒れていた森永ひかるを保護し、自宅へ連れ帰って献身的に看病した看護師の女性。事情がありそうなひかるを、何も聞かずに自宅に置き、優しく接した。黒岩継人とは学生の頃からの腐れ縁だが、密かに想いを寄せている。

黒岩 継人 (くろいわ つぐと)

太田マキの友人の男性。食堂に勤めており、マキの勤める病院にはよく出前を届けに行っている。高校時代からマキに想いを寄せているが、想いを伝えられないまま現在に至る。笑顔が明智晋平に似ていたことで、ふさぎ込んでいた森永ひかるが心を開くきっかけを作った。

ゆう太 (ゆうた)

新庄亜矢子の息子で、現在3歳。亜矢子が未婚で出産したため父親はいないが、明智晋平の写真を父親であると教えられて育ったため、晋平を「パパ」と呼び慕っている。

新庄 亜矢子 (しんじょう あやこ)

森永ひかるの通う学校に、英語教師として赴任してきた女性。大学時代、明智晋平が半年間付き合っていた元彼女で、4年ぶりに町で偶然再会を果たす。学校では何かとひかると晋平に絡む厄介な存在。ゆう太が自分と晋平の子であると主張し、認知を求める。

沖野 優実 (おきの ゆみ)

高校3年生になった森永ひかるのクラスメイト。根暗でいわゆるガリ勉の女子高生だが、成績が上がらないことで受験ノイローゼ気味。明智晋平を慕い頼っていたが、偶然にもひかるとの関係を知ってしまう。同時に不幸な事件に巻き込まれた彼女は、ひかるを逆恨みし、狂気に満ちた行動を起こす。

多々羅 俊 (たたら しゅん)

作家の男性。森永ひかるが応募した文談賞では選考委員を務めた。毒舌なことで有名で、なかなか他人の作品を褒めない多々羅俊が、ひかるの作品を褒めたことで話題となった。作品のためだけに、ひかるの味方のように振る舞って彼女と周囲の人物を振り回す。5年前、大恋愛の末結婚したが、2年前に結婚3年で離婚している。

ひかる

森永ひかるに似ていたという理由で、多々羅俊がひかるにプレゼントしたプードル犬。のちにひかるから明智晋平に託され、北海道で晋平と暮らすことになる。その時、晋平がひかるのいない寂しさから同じ名前を付けた。

美鶴 (みつる)

明智晋平の3歳年上の姉。母親のいない子供時代を過ごしていた頃、実家の道場で弟と一緒に父親から剣道を習っていた。明るくハキハキした性格で、晋平と共に幼かった森永ひかるの成長を見守っていた。

おばさん

森永ひかるの母親。ひかるの3歳の誕生日に不幸な事故に遭い、若くして亡くなった。ひかるが生まれる前から、よく庭先に遊びに来ていた明智晋平を可愛がっていた。のちにひかるを可愛がる晋平の姿を見て、ひかるの結婚相手には晋平がいいと思っていた。その後、ひかるを晋平に託し、息を引き取る。

咲坂 ちえ (さきさか ちえ)

小学生の頃の明智晋平のクラスメイトの女子生徒。心優しく女の子らしいクラスのアイドル的な存在。晋平に想いを寄せており、バレンタインデーにチョコレートを渡して想いを告げた。

とうさん

明智晋平の父親。自宅に「明智道場」を開き、子供たちに剣道を教えていた。晋平の母親とは周囲の反対を押し切って、駆け落ちの末に結婚したが、妻はのちに子供たちを置いて出て行った。剣道に関しては厳しい父親だったが、基本的には優しい人で、森永ひかるも自分の子供のように可愛がっていた。

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