RAIDEN-18

RAIDEN-18

死体改造愛好家のタチバナ博士は、最高級の死体パーツを集め、最高最強のクリーチャーを創造する。謎多きマッドサイエンティストのタチバナ博士と、その創造物、雷電18号が繰り広げるアナーキーなギャグコメディ。1話完結の読み切り形式で、1作目の発表から15年以上の歳月を経てコミックス化された。小学館「月刊サンデーGX」2005年8月号、2006年1月号、2011年1月号、2021年2月号に掲載。全1巻。

正式名称
RAIDEN-18
ふりがな
らいでん じゅうはち
作者
ジャンル
アンドロイド・人造人間
 
ギャグ・コメディ
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概要・あらすじ

古びた洋館のようなタチバナ研究所。死体改造愛好家のタチバナ博士は死体パーツをつなぎ合わせ、最高最強のクリーチャー、雷電18号(ライデン)の創造に成功する。ライデンを引き連れたタチバナ博士は、さっそく、墓地で開催されるクリーチャー選手権に参加。年に1度、クリーチャー同士を闘わせ、全国一を決めるマニアたちの祭典である。クレイジーな大会への参加を拒むライデンだったが、彼には自爆装置が埋め込まれているため、タチバナ博士に逆らうことはできなかった。バトル・ロイヤル形式で行われる闘いで、またたく間に死体の山を築き上げるライデン。優勝が目前となったとき、ライデンはタチバナ博士に取引を申し出る。それは「優勝したら、自分を自由にすること。さもなくば自死する」というものだった。優勝賞品は、墓地直送の新鮮な死体1年分である。ここまで来て優勝を逃すのはあまりにも惜しい。タチバナ博士は、ライデンの申し出を承諾した。大会の結果は、見事ライデンの優勝であった。タチバナ博士は、自爆装置のスイッチをライデンに手渡し、約束通り彼を解放する。自由を手に入れたライデンは、どこへ行こうかと迷うが、足が勝手に動き、いつの間にかタチバナ研究所に戻ってしまっていた。研究所の扉から出てきたタチバナ博士は、黒い笑いを浮かべながらライデンを迎える。ライデンの脳の一部には、博士の飼い犬だった「ぽち」のものも使用されていた。そのため、ライデンは帰巣本能に従い、タチバナ博士のもとに戻ってきてしまったのだ。

登場人物・キャラクター

タチバナ博士 (たちばなはかせ)

死体改造を愛するマッド・サイエンティストの女性。お団子ヘアと眼鏡が特徴。見た目は若い女性だが、1851年、メアリー・シェリーと一緒に写っている写真が存在しており、彼女の年齢については謎である。メアリー・シェリーの著作『フランケンシュタイン、あるいは現代のプロメシュース』にならって、死体のパーツをつなぎ合わせ、最高最強のクリーチャー・雷電18号(ライデン)を創造する。ネット死体オークションでの死体売買が趣味。

雷電18号 (らいでんじゅうはちごう)

タチバナ博士によって創り出されたクリーチャー。筋骨隆々の大柄な体格、全身の継ぎ目、こめかみを貫通するボルトなどが特徴の男性。左肩に「18」の刻印がなされ、タチバナ博士による18番目のクリーチャーであることが示されている。タチバナ博士により自爆装置が埋め込まれているため、博士に逆らうことができない。全身は最高級の人体パーツの寄せ集めであり、大相撲闇リーグチャンピオン「雷電号」の左腕、米軍横流しのチタン強化頭蓋骨、「全日本強い歯コンテスト」10年連続優勝者の歯などで構成されている。脳みそは複数のブレンドであり、タチバナ博士の死んだ飼い犬「ぽち」の脳や、一流家政婦の脳などが使用されている。

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