Sweet 16

マリリン=エバートはブロードウェイのミュージカル女優リタ=エバートの娘でありながら、音痴でダンスも下手。しかしいつも希望にあふれており、近づいて来る母親のファンを慣れたそぶりであしらいつつ、ダンスのレッスンに通っていた。そんなある日、マリリンは新しい才能を発掘するためにダンススタジオにやって来た振付師のブリック=ロイドに、秘められた才能を見い出される。一方のリタは、3年前に最愛の夫が事故に遭った際、舞台を優先させて彼の最期に立ち会えなかった事を悔やんでおり、娘には同じ思いをさせたくないと、マリリンの芸能界入りに反対していた。

リタとも面識を持つブリックは、それでもマリリンにオーディションを受ける事を勧め、それまでの個人レッスンも自分が引き受けると申し出る。当初はブリックに不信感を抱いていたマリリンだったが、次第に彼との信頼関係を深め、オーディションに挑む。結果は不合格だったが、これによりマリリンは自分の生きる道をはっきりと悟り、次のオーディションに向けてブリックと共にがんばる事を誓うのだった。