概要・あらすじ
同じ顔をした六つ子と、そのご近所の可笑しな人々が繰りひろげるドタバタな日常を描いた物語。六人同じ顔をしているからできるイタズラや、六つ子の団結など、日常生活の中でギャグが炸裂する。
登場人物・キャラクター
松野 おそ松 (まつの おそまつ)
六つ子の長男でリーダー格。かなりの食いしん坊である。ケンカもガメツさもセコさも六つ子の中で一番。他の兄弟を出し抜く要領の良さはあるが、その分失敗も多い。名前は「お粗末」をもじったもの。
松野 カラ松 (まつの からまつ)
六つ子の次男。カラっとした性格でさっぱりした気質だが、反面あきっぽい。頭の中はカラっぽと言われるが、カラ元気だけは人一倍ある。名前は「唐松」をもじったもの。
松野 チョロ松 (まつの ちょろまつ)
六つ子の三男。チョロチョロとすばしっこい動きをするが、よく転ぶ。逃げ足が速い上に要領が良く、長男の「おそ松」と組んで行動することが多い。名前は、関西のテキヤの口上「チョロ松、そこをどきい」からきている。
松野 一松 (まつの いちまつ)
六つ子の四男。「一」がついているが長男ではない。しかし、四男でも「一」の文字がついているだけあって、六つ子の中で一番まじめで意志が強く性格は堅い。名前は「市松模様」からきているが、名前を「市松」と間違われことに不満を感じている。
松野 十四松 (まつの じゅうしまつ)
六つ子の五男。優しい性格だが、反面気が弱い。そのためか兄弟の中で一番口うるさく、おしゃべり。しかし「自分が一番影が薄い」と悩むことも。歌がうまく、本人も得意のひとつ。名前は小鳥の「十姉妹」からきている。
松野 トド松 (まつの とどまつ)
六つ子の六男。末っ子のためか、のんびり屋。風呂が大嫌いである。名前は「椴松」および「とどのつまり」からきている。
おかあさん
六つ子の母親で専業主婦。松野家を仕切っている働き者である。ふだんから六つ子に囲まれ賑やかな生活を送っているため、口も手も達者。少々ヒステリックな面もあるが、子どもへの愛情はタップリある。目の前にゴリラがいてもわからないほどの近眼のため、丸眼鏡をかけている。
おとうさん
六つ子の父親で松野家の大黒柱。社長の顔色を窺いながら仕事をする平社員である。見た目は平凡な中年男性だが、その性格はどこか気弱く頼りない。家族にないがしろにされてしまうこともある。
イヤミ
意地悪で嫌味な性格の男。細長い手足に、三枚の出っ歯、ナマズのような口髭と、ビートルズを真似た長めの髪が特徴。自分を「ミー」と言い、相手を「チミ」と呼び、言葉のあとに「~ザンス」をつける。「おフランスでは~」と言うワリには、フランスに行ったことがなく、驚いた時になどに、手足をまげて「シェー」という。 お金儲けが大好きである。
チビ太 (ちびた)
六つ子と同い年のライバル的存在。背が低く、頭には毛が1本しかないが、かなりの石頭である。おでんが大好きで、串に刺したおでんをよく持っている。生意気な性格で「ケケッ」と笑っては上から目線で物を言う。親友はカエル。
ハタ坊 (はたぼう)
前髪がギザギザした黒髪で、頭の上に小さな日の丸を立てている男の子。言葉の最後に「~だジョー」とつける。動きが早く、いつも小まめに動いているが、なにも考えておらず、なにも分かっていない。家族もみんな頭の上に旗を立てている。
デカパン
禿げ頭に、鼻の下にあるチョビ髭がある男。太った裸の体に縦じまの大きなパンツをはいている。このパンツから、のこぎり、トンカチ、サイフ、果ては生きた猫まで出てくる。良心的で温厚な性格。「ホエホエ~」が口癖である。
弱井 魚魚子 (よわい ととこ)
六つ子たちの憧れの美少女。外見はひみつのアッコちゃんにそっくりである。名前からわかるように家は魚屋。普段はおとなしく優しい心を持っているが、実は男勝りでおてんば娘である。
ダヨーン
垂れ目で、頭の三倍ほどある大きな口が特徴。その口から大きな舌を出し「~だヨーン」と話しをする。体は痩せているが、かなりの大食いで、何でも呑みこむスゴいパワーの中年おじさん。趣味は俳句で、下駄を履いて日常を過ごしている。
クレジット
原作
おそ松くん (おそまつくん)
腕白な六つ子の男の子たちとクラスメートやご近所さんのドタバタ模様を描いたギャグ作品。基本的に1話完結形式で、多彩なキャラクターが登場する。特に、自称フランス帰りのナゾ紳士イヤミの発するギャグ「シェーッ... 関連ページ:おそ松くん