概要・あらすじ
ももはダンスが好きな小学5年生の女の子。初恋の相手は、幼稚園の時に仲良しだった「リンゴくん」。今でも当時の写真を持ち歩くほど、ももは特別な想いを抱いている。しかし、「リンゴくん」の引越しで離れ離れになってしまい、それっきり連絡が取れない状態にあった。そんな折、転校して来た遊川真吾に「リンゴくん」の面影を感じて、ももの頭は真吾のことでいっぱいになってしまう。
ももの親友の杏はそれを快く思わず、2人の仲を割こうと、ある噓をつく。
登場人物・キャラクター
もも
小学5年生の女子。転校して来た遊川真吾が自身の初恋の相手である「リンゴくん」と、同一人物ではないかと推測している。しかし、当時交わした大切な約束が思い出せないため、直接本人に確かめられずにいる。一方で、真吾の優しい言動に、徐々に彼に惹かれていく自分に気づく。ダンスが好きで、通っているダンススクールのメンバーと一緒にコンクールを目指すが、自分と杏と真吾の人間関係に悩み、上手く踊れなくなってしまう。
遊川 真吾
もものクラスに転校して来た小学5年生男子。父親が転勤族のため国内を転々としており、今回で6回目の転校になる。大きな口が特徴で、笑うと愛嬌のある顔になるが、基本的には端正な顔立ちをしている。明るく行動的な反面、周囲を冷静に見渡し、優しい気遣いができるタイプでもある。記憶力が良く、幼稚園の頃のことも覚えており、当時仲が良かった女の子を探している。
杏 (あんず)
小学5年生の女子で、ももと同じクラス。ももとは、一緒に登下校したり放課後遊んだりと親しくしており、お互い親友と認めている。内気な性格で、もも以外に親しい友人がいないため、ももに依存している節がある。転校して来た遊川真吾とももが仲良くなっていくことに疎外感を感じ、抑えられなくなった嫉妬心から意外な行動に出てしまう。
玲奈 (れな)
ももと同じダンススクールに通っている女子。タレント志望で、顔もスタイル良い。ダンスが上手く、当初は、レベルの低いももとチームを組んでコンクールを目指すことに、不満を持っていた。だが、ももが徐々にダンスが上達していく様子や、ももの持つ魅力に気づき、その実力を認めるようになる。自尊心が強く、人を見下す傾向があるが、認めた相手に対しては世話好きになる一面も持つ。
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