はねバド!

はねバド!

バドミントンにすべてをかけた少女たちが織り成す青春漫画。激しいアクション描写が特徴の作品。講談社「good!アフタヌーン」2013年32号から2019年11号まで連載。

正式名称
はねバド!
ふりがな
はねばど
作者
ジャンル
その他スポーツ
関連商品
Amazon 楽天

概要・あらすじ

羽咲綾乃は、驚異的な脚力と手を使わずに木登りをしてしまうほどの身体能力の持ち主。そして綾乃の手のひらにはなぜかバドミントンによってできるマメがあった。この事実に気づき、さらに綾乃の身体能力を見込んでバドミントン部のコーチ、立花健太郎は彼女を部へと勧誘する。しかし綾乃はバドミントンなんて好きではないと勧誘を拒否。

それでも諦めきれずにしつこく勧誘を続ける立花に、綾乃の友人である藤沢エレナは、綾乃の入部をかけてバドミントンで勝負をしてみてはどうかと提案する。

登場人物・キャラクター

羽咲 綾乃 (はねさき あやの)

北小町高校に通う高校1年生女子。普段はボーッとしており、人見知りのせいもあってか声が極端に小さいが、バドミントン部のコーチである立花健太郎の目に留まるほどの脅威的な脚力を誇る。バドミントンの経験者でセンスも抜群だが、本人はバドミントンが好きではないと公言している。天然かつ鈍感な性格をしており、自分の利き手がどちらであるかもよく分かっていないほど。 他校の選手との交流を通じて、少しずつ人見知りを克服していく。

立花 健太郎 (たちばな けんたろう)

北小町高校男女バドミントン部の兼任コーチ。金メダルを目指すという意味を込め、髪の毛を金色に染めている。自分ではない誰かに金メダルを取ってもらうという目標のために母校である北小町高校でコーチを始めた。羽咲綾乃の異常なまでの身体能力に魅せられて勧誘するが、その際に不審者扱いされることもたびたびある。

荒垣 なぎさ (あらがき なぎさ)

北小町高校女子バドミントン部の主将を務める3年生。インターハイに出場するほどの実力を持っているが、全日本ジュニア選手権で中学生を相手にストレート負けして以来スランプに陥っている。そうした経緯から精神的にも追い込まれており、コーチである立花健太郎を相手に当たり散らしている。

泉 理子 (いずみ りこ)

北小町高校女子バドミントン部の副主将を務める3年生。バドミントン部の数少ない良心であり、コーチの立花健太郎や荒垣なぎさをサポートしている縁の下の力持ち。極度の人見知りである羽咲綾乃ですら懐くほどの母親や姉のような包容力を持つ。

藤沢 エレナ (ふじさわ えれな)

北小町高校に通う高校1年生女子。羽咲綾乃の同級生であり幼なじみでもある。幼い頃から綾乃と行動を共にしており、綾乃が助けを呼ぶとすぐに助けに来たり、風呂に入った後にドライヤーで綾乃の髪を乾かしてやったりと過保護。綾乃がここまで過度な人見知りになってしまったのは自分のせいかもしれないと責任の一端を感じている。

志波姫 唯香 (しわひめ ゆいか)

フレゼリシア女子短大付属高校バドミントン部の主将を務める3年生で、インターハイベスト8の実力を持つ。礼儀正しい性格だが、教師陣を圧倒させるほどの貫禄を感じさせている。初対面のコニー・クリステンセンを日本流の歓迎として風呂に招待するなど、物怖じしない性格の持ち主。本性は極度のサドで、バドミントンの勝負においては相手が苦しむ戦法を好んで選ぶ。

コニー・クリステンセン (こにーくりすてんせん)

フレゼリシア女子短大付属高校バドミントン部所属の選手。デンマークのユース代表であり、高校生にして数々のタイトルを総なめにした天才。2人のプレイヤーを同時に相手にしても圧倒するほどで、スポーツライターに「弱点はない」と言わしめる実力を誇る。自身の能力と容姿に自信を持ち、レディとしての振舞を心がけているものの、中身は子供っぽく、それを隠そうとするとなおさら子供っぽくなってしまう。

羅 小麗 (るお しゃおりー)

中国の四川省出身の15歳の少女で、勝ち負けに拘らない機械のような正確なプレイを信条としている。その正体は世界ランク1位のプロ選手であり、羽咲綾乃と対戦するために身分を偽って来日していた。彼女にバドミントンを教えたのは綾乃の母親である羽咲有千夏で、羅小麗は有千夏のことを実際の母親のように慕っている。

ヴィゴ・キアケゴー (ゔぃごきあけごー)

かつてテニスのプロプレイヤーだった男性。全英オープン4連覇を成し遂げ、ヨーロッパで最初に五輪で金メダルを獲得した伝説の男。「デンマークのスピリット」と呼ばれている。若干、ロリコンの気があり、コニー・クリステンセンのバドミントンのプレイスタイル、容姿が大のお気に入り。彼女を個人的に育成し、ドレスを買ってあげたりもしていた。 日本を訪れていた際に見かけた羽咲綾乃の才能を認め、世界レベルの環境で育成しようとしている。

石澤 希 (いしざわ のぞみ)

伊豆総合高校女子バドミントン部所属の選手。荒垣なぎさとは同い年でライバルのような存在。実力はあるが試合中に怒鳴る監督を恐れ、萎縮して自分のプレイができないという欠点を持っている。自分が目指すバドミントンと、監督が指示する勝つためのバドミントンの間で心が揺れ動き、常に悩み続けている。

芹ヶ谷 薫子 (せりがや かおるこ)

港南高校女子バドミントン部の主将を務める3年生。自分への愛を川辺で叫ぶのが日課という極度のナルシスト。紙一重で相手の裏をかくプレイが得意で、その実力は羽咲綾乃と拮抗するレベルの高さ。北小町高校へ偵察に行った際に見かけた立花健太郎に一目惚れしてしまう。

羽咲 有千夏 (はねさき うちか)

羽咲綾乃の母親。プロのバドミントン選手で、33歳の時点で全日本総合10連覇の偉業を成し遂げている。天才は作れるのかという仮説のもとに綾乃を指導し、バドミントンの天才に育て上げた。親子としての愛情よりもバドミントン選手としての完成形を見たいという想いを優先し、綾乃を捨てて単身で外国へと渡ってしまう。

太郎丸 美也子 (たろうまる みやこ)

羽咲綾乃たちが通う北小町高校のバドミントン部で顧問を務める女性。バドミントンに対する知識はほとんど持っていないが、徹夜で部員たちのユニフォーム作ったりと、生徒想いの優しい先生。反面、部員たちが大会で活躍した際には、校長先生にボーナスをせびるなど欲深い一面も見せる。

SHARE
EC
Amazon
logo