概要・あらすじ
小学5年生の木之本桜は、災いを起こす魔法のカードクロウカードを捕獲する使命をもったカードキャプター。新学期に入って友達と楽しく過ごすかたわら魔法少女として数々の戦いやトラブルに立ち向かっている。
しかしカード集めが佳境に入ってきた頃、さくらは不穏な予知夢を見るようになった。謎めいた女性教師や、カードの持ち主を審判する者・月の登場と共に、最後の試練の時が迫っていた。
登場人物・キャラクター
木之本 桜 (きのもと さくら)
新学期を迎えて小学5年生になったばかりの少女。クロウカードを解放した責任から、カードキャプターの役目を引き受けた。運動神経が良く、学校ではチアリーディング部に所属する。大道寺知世は親友。 兄の親友雪兎に淡い片想いをしている。東京タワーを前に佇む少し未来の自分を夢に見るようになった。
李小狼 (りしゃおらん)
香港からきた転入生。東洋魔術をベースにした魔法を操る一族の出身で、クロウ・リードの遠い親戚にあたる。クロウカードを巡って、さくらとは別動のカード捕獲者として競う立場だったが、結果的に共闘したり場をゆずることが多い。 雪兎に惹かれていたが、さくらを憎からず思う気持ちも募りだしている。姉が4人いる。
クロウ・リード (くろうりーど)
偉大な魔術師。物語開始時点ですでに故人。東洋と西洋の魔術をあわせた魔法を研究していた。その成果の1つとして創った魔法のカード集クロウカードが後世に遺り、さくらが見舞われる様々な事件の原因となった。
ケルベロス
クロウカードの封印を見守っていた守護者。クロウ・リードによって創造された霊的な獣。小さなぬいぐるみのような格好は仮のもので、真の姿は翼をもつ金毛の大きなライオン。さくらのカードキャプターとしての活動を支える良き相棒。 口調は関西弁。たこ焼きが大好物。
月 (ゆえ)
ケルベロスと対をなすクロウカードの守護者。カードの持ち主を見極め選ぶケルべロスに対して、月はその人間に試練を課す審判者の役割を担う。自分の創造主であるクロウへの思いが強く、新たな持ち主候補であるさくらへは厳しい態度をみせる。 背に大きな翼を生やした銀髪の美青年の姿をしている。
月城 雪兎 (つきしろ ゆきと)
桃矢の親友で、さくらの憧れの人で、小狼からもほのかな好意を抱かれる。色白で線の細い容貌からは意外なほどの大食漢。その素性にはクロウ・リードやクロウカードと深く関わる事情が潜んでいるが、本人すら気づいていない。
大道寺 知世 (だいどうじ ともよ)
さくらへ深い愛情を寄せる大親友で、同級生。物腰はおっとりしているが聡明な少女。学校ではコーラス部に所属。大金持ちのお嬢様で、さくらの活動を様々な面からサポートする。趣味はさくらが魔法少女として活躍する姿をビデオ撮影する事。 さくらが戦闘時に着るための衣装を作っては着せ替えを楽しむ。
木之本 桃矢 (きのもと とうや)
さくらの兄。7つ年上の高校3年生。いつもさくらをからかって怒らせているが、家族への愛情は深く、顔を合わせない時には妹への気遣いや心配を絶やさない。大事な妹と親しくなっていく小狼にはやや意地悪。 常人には見えないものを見る霊感があり、さくらの事情もそれとなく察している。
観月 歌帆 (みづきかほ)
さくらたちのクラスの担任になった女性教師。友枝町にある神社の巫女でもあり、その血筋から強い霊感をもつ。意味深な言動でカードキャプターとしてのさくらへ関わってくる。弓道を身につけている。 桃矢とは旧知の仲。
場所
友枝町 (ともえだちょう)
東京都内の郊外にある住宅地で、さくらたちの通う小学校や神社がある。
その他キーワード
クロウカード
1枚1枚に異なる魔法の力が宿っている。地水火風といった自然の要素のほか、跳躍や飛翔、迷いといった動きや概念を司るものまで多種多様。カードたちは人格や感情を備えており、人間に対して特別な気持ちを抱く場合もある。 多くのカードが暴走しており、これらを回収するのがカードキャプターの務めとなる。
カードキャプター
『カードキャプターさくら』に登場する肩書き。封印を解かれてこの世に災難をもたらすクロウカードを、魔法の力によって捕獲し、もう一度封印する者の呼び名。カードの守護者であるケルベロスによって見込まれたさくらが該当する。
クレジット
原作
カードキャプターさくら
父の書斎で遊んでいた木之本 桜(通称さくら)は、本棚にある古い本が気になり手に取ってしまう。その瞬間本が激しく光りだし、表紙から何かがいきなり飛び出してきた。それはケルベロスと名乗るかわいいぬいぐるみ... 関連ページ:カードキャプターさくら