カードキャプターさくら

父の書斎で遊んでいた木之本 桜(通称さくら)は、本棚にある古い本が気になり手に取ってしまう。その瞬間本が激しく光りだし、表紙から何かがいきなり飛び出してきた。それはケルベロスと名乗るかわいいぬいぐるみのような生き物だった。ケルベロスは、本に封印されていた災いのカードが何かの拍子に飛び出してしまったと言った。本の封印が解かれたカードは実体化し、様々な悪さをする可能性がある。ケルベロスは、飛び出したカードをもう一度封印するためにはさくらの力が必要だと言うのだ。この日から、さくらの「カードキャプター」としての日々がスタートしたのだった。選ばれし少女さくらが、封印の獣ケルベロスと共に立ち上がる。第32回星雲賞コミック部門を受賞。

あらすじ

第1巻

不思議なうさぎのような生き物を追う女の子がいる。その生き物はクロウカードと呼ばれていた。女の子は小さな鍵を手にしていて、「封印解除(レリーズ)」と呪文を唱えると、手には鍵に代わってが現れた。女の子が追っていたそれは巨大化し凶暴になっている。女の子は杖を振り、そのうさぎのような生き物、すなわちクロウカードを封印した。この女の子は物語の主人公・木之本 桜(通称さくら)。友枝小学校に通う小学四年生の一見普通の女の子だ。

ある時、父親の書庫にあった不思議な本を開き、中からクロウカードと呼ばれる生き物が逃げ出してしまったことから全てが始まった。クロウカードはこの世に災いをなすとされ、様々な事件を引き起こす。その本からはカードの他にもう一人ケルベロス(通称ケロちゃん)と呼ばれる番人が現れる。魔力が足りないらしく可愛らしいクマのぬいぐるみのような姿をしていた。本が長期間大阪にあったため大阪弁がうつってしまったという。クロウカードが一枚もない事に気がついたケルベロスは焦る。封印が解かれるとカードが実体化し、時には大きな被害を引き起こすこともあるという。魔力を持っている者しか本を開くことができない。クロウカードを再び封印するためケルベロスはさくらに鍵を渡したのだった。呪文を唱えるとその鍵は杖に変化し、さくらはカードキャプター(捕獲者)になれるのだ。

さくらが不思議な力を使いクロウカードを封印するカードキャプターであることを知っているのは親友の大道寺 知世だけだ。知世はちょっと変わった女の子で、さくらがクロウカードを探す時のコスチュームを作ってくれる。そしてその姿をビデオに収めていた。

学校で体育の授業中、突然竜巻のような強い風が現れる。さくらはその風の中に一瞬鳥のようなものを見た。それは逃げ出したクロウカードの仕業だった。

 第2巻

友枝小学校では運動会が行われている。木之本 桜(通称さくら)は運動神経がとても良く、足も早くて目立っていた。応援には兄の木之本 桃矢と、その友人の月城 雪兎の2人が来ていた。大学で考古学を教えている父の木之本 藤隆は、忙しくて到着が遅れていた。父は午後に行われる父兄参加の100メートル走にはなんとか間に合った。そこで大きな声を上げる女性が一人。さくらの友達、大道寺 知世の母・大道寺 園美だ。園美とさくらの母・木之本 撫子は仲の良い従姉妹同士だった。園美は大事な撫子を取られたと藤隆を敵視している。父兄参加100メートル走に藤隆と園美が出場した。スタート直後、空から大量の花びらが降ってきた。校庭を埋め尽くす花びらはクロウカードだった。さくらは学校の屋上にいたフラワーのカードを封印して事なきを得る。

そんなさくらの姿を見ている謎の少年がいた。少年の名は李 小狼、香港から来た転校生でさくらと同じクラスになるのだった。小狼は羅針盤という道具を使いクロウカードを探していた。そしてクロウカードを持っているさくらに敵意を持っており、残りのカードは俺が探すと言うのだった。さくらがケルベロスにその事を話すと、小狼は中国で有名な李家の人物だと解る。さらに李家はクロウカードと大きく関係している家でもあったのだ。

第3巻

10枚のカードを集めた木之本 桜(通称さくら)。クロウカードを探している人物はさくらだけではなかった。香港から来た李 小狼という少年も同じくクロウカードを探していた。小狼は経験も豊富で魔力はさくらよりも強い。クロウカード集めに限らず、さくらは小狼から学校でも常にライバル視されていた。さらに小狼は月城 雪兎に対して過剰な反応を見せる。雪兎に髪を切ってもらったと話すさくらに対して怒るのだ。小狼は雪兎の顔を見ると赤くなって逃げてしまう。

そんな中、町に偽物のさくらが現れた。偽物はさくらと全く同じ姿をしているが、お店の商品をひっくり返すなどイタズラばかりしている。帰宅途中の木之本 桃矢に近づいた偽物さくらは、落とし物があると言って桃矢を林の中へ連れ出した。偽物さくらはクロウカードだった。さくらは小狼の力を借りて桃矢の居場所を探し出しカードを封印した。大道寺 知世の家に遊びに行ったさくら。そこには知世の母である大道寺 園美もいた。木之本 撫子の娘であるさくらが遊びに来たというので会社から飛んで帰ってきたらしい。そんな大道寺家には鍵があるのに開かない箱があった。そこからわずかにクロウカードがいる気配がした。それは盾のカードだった。それに気がついたさくらとケルベロス(通称ケロちゃん)はカードを封印する。その中には園美が大切にしていた宝物が入っているのだった。さくらが通う友枝小学校に新任の女性教師がやってきた。彼女はとてもきれいな人なのだが、小狼が警戒している。とても強い力を感じるというのだ。

 第4巻

木之本 桜(通称さくら)、李 小狼大道寺 知世の3人はメイズ(迷宮)のクロウカードを追って神社にやってきた。巨大な迷路に迷い込んだ彼女たちは出口を探してさまよっていた。一向に出口が見えない状況の中で、いがみ合っていたさくらと小狼は徐々に仲良くなっていった。さまよい歩いていると突然目の前に友枝小学校で教師をしている観月 歌帆先生が現れる。彼女は神社の一人娘で強い力を持っており、メイズに閉じ込められたさくら達を助け出してくれた。小狼は観月先生を警戒しているものの、さくらは観月先生のおっとりとした性格に惹かれて彼女の虜になっていた。

臨海学校のために海へやってきた友枝小学校の生徒達。小狼はここでも観月先生に近づこうとはしない。一方、さくらは先生にすっかり気を許していた。臨海学校の夜には怖い話をするのがお約束。さくらとその友人も例に漏れず怖い話をしている。そのせいでさくらは眠れなくなってしまい夜中にコテージを抜け出した。そこでクロウカードの気配を察知した小狼と遭遇する。しかし、その夜はクロウカードを見つけることはできなかった。

翌日、さくらは崖にできた洞窟が陽炎のように揺らめくのを見つける。そして、その日の晩、洞窟で肝試しが行われるのだった。さくらと知世はパートナーとなって二人で洞窟へと入っていく。恐る恐る進むと脅かし役の先生が現れた。次の瞬間、その先生は忽然と消えてしまう。なぜか洞窟の中には誰一人おらず、先に入っていった生徒すら見つからなかった。そして悲鳴の元へかけつけたさくらと知世は、目の前で生徒が消える瞬間をみて逃げ出そうとした。しかし、知世も消えてしまう。ひとりぼっちになったさくらの元に駆けつけた小狼。クロウカードの仕業に違いないと周囲を警戒するがその姿はない。そして小狼もまたクロウカードの標的となるのだった。消えかかる小狼を助けるべく、さくらはクロウカードの本体を見つけ出す。

第5巻

木之本 桜(通称さくら)、木之本 桃矢月城 雪兎と、さくらの父・木之本 藤隆は、藤隆と同じ大学の教授が所有している別荘に行くことになった。とても美しい景色の中に立っている別荘だった。所有者の教授は長期休みで海外へ行っている。当日にはケルベロス(通称ケロちゃん)も一緒に向かった。別荘へ行く途中、もう一つ別の別荘が見えた。さくらは散歩がてらその別荘を見に行くことにした。別荘に到着するとどこからかさくらを呼ぶおじいさんの声がする。声を頼りに辺りを見回すと、そこには白髪で口髭を生やした優しそうなおじいさんがいた。さくらは翌日もおじいさんの所へ遊びに行った。中に招いてくれたおじいさんは孫が帰ってきたみたいだという。おじいさんの孫はずいぶん前に天国へ行ってしまったのだった。おじいさんは孫の部屋にさくらを案内すると、おもむろに孫が着ていた洋服を取り出し、さくらにプレゼントしてくれるのだった。とても優しくて親切なおじいさんは、さくらにとって大切な人だった。

友枝小学校で学芸会が執り行われた。演目は『眠れる森の美女』だ。配役はあみだくじで決定した。王子役にさくら、そしてお姫様役に李 小狼。初めは絶対にやらないと拒否していた小狼だったが、雪兎が見に来ることを知った途端にやる気が出たようだ。そして本番が始まった。順調に劇は進んでいくが、突然周囲が暗闇に飲み込まれた。クロウカードが出現し、小狼が暗闇に飲み込まれた。その中で暗闇に飲み込まれなかった人物が一人。月の力を使うもの(ユエ)。ケロちゃんがユエと呼ぶその人物はさくらの敵なのか、あるいは味方なのかわからない人物だった。 

第6巻

木之本 桜(通称さくら)と李 小狼が突然巻き起こった炎に襲われた。自然現象ではなくクロウカードの仕業だ。降り注ぐ火の粉が二人を襲う。そこに月城 雪兎が助けに現れた。このままでは戦うことができないと判断した小狼は雪兎を気絶させた。さくらは(ウインディ)の魔法で攻撃したが、クロウカードには全く通用しない。相手は四大元素でもある火のクロウカードだったのだ。実体化した火のカードを前に苦戦するさくらと小狼。火に対抗できるのは水。しかし力は互角のためさくら自身の魔力が強くなければならない。火のクロウカードはとても強く、さくらたちは苦戦していた。とっさの判断で二枚のカードを使って火のカードを封印することができた。火のカードを手に入れたことでケルベロス(通称ケロちゃん)が本来の姿を取り戻した。直後に最後の一枚地のクロウカードが現れる。地のカードの力も凄まじく、町全体が大きく揺れていた。本来の姿に戻ったケルベロスの影響もあって地のカードは力を増した。火のカードでは倒すことができず、なんとか抑える方法がないかとさくらは必死に考える。そして周囲の木がまったくダメージを受けていないことに気がついてウッドのカードで封印することができたのだ。全てのカードを集めたさくら。最後の審判が始まった。

 第7巻

木之本 桜(通称さくら)は全てのクロウカードを集め、これで全て終わったと思っていた。落ち着いた生活を取り戻し、普通に学校へ通う日々を過ごしていた。とことろが、さくらは夢の中で不思議な少年と出会うのだった。その後、新たにイギリスからの転校生・柊沢 エリオルがやってきた。彼はさくらの事を見つめて、生まれる前に会ったかもしれないと言って優しく微笑んだ。李 小狼はそれを見て嫉妬し、本当はクロウカードが全部集まったので香港に帰る予定だったがそれを中止すると言う。まだしばらく小狼と一緒に居られると喜んださくらはアイスを買って来るが、兄の木之本 桃矢に取られてしまった。いつも以上に疲れた顔をしている桃矢。その理由は転校生である秋月 奈久留につきまとわれているからであった。奈久留は元気の良い女子高生というイメージだが、その正体は謎に包まれていた。それからまた不思議な現象が起こり始めるのだった。

友枝町にだけ降り続く雨。自然ではない怪奇現象だ。クロウカードは全て集めたはずだが、なんらかの魔力が原因であった。さくらに襲いかかる水の塊。水のカードを使っても効果がなく、盾のカードでも攻撃を受け止められない。クロウカードが全く通用しない相手にさくらは手も足も出なくなり、逃げ出すので精一杯だった。ケルベロスはその場で感じる懐かしい気配に気が付いていた。ケルベロス(通称ケロちゃん)と共にクロウ・リードによって生み出されたクロウカードの守護神(ユエ)もいた。クロウ・リードはクロウカードを創った伝説の魔術師だ。月(ユエ)、ケロちゃんと共にもう一度雨を降らせている原因を探りに行くさくら。水の塊がさくらに襲いかかる。さくらを敵の攻撃から守ろうと月(ユエ)とケロちゃんは動き出そうとするが何故か体が動かない。不思議な力によって動きを封じ込められてしまっていた。さくらは巨大な水に飲み込まれてしまった。しかし、なんとかその力に対抗しようと、さくらがを強く握ると、空に巨大な魔法陣が現れた。 

第8巻

木之本 桜(通称さくら)はクロウカードの魔力が通用しない新しい敵が出現し始め戸惑っていた。これからどうなっていくのだろうと考えながらクマのぬいぐるみを作っている。どうしてもケルベロス(通称ケロちゃん)みたいなクマになってしまう。そこへたまたま通りかかった柊沢  エリオルはさくらが作ったクマのぬいぐるみを見て作り方のアドバイスをしてくれた。手作りのぬいぐるみを月城 雪兎へプレゼントしようと意気込むさくらは、大道寺 知世が用意した衣装を身にまとい雪兎の家にやってきた。雪兎がぬいぐるみを手にした途端、クロウ・リードの気配がする。すると急にぬいぐるみが巨大化した。襲いかかるぬいぐるみに(ユエ)がやられてしまう。遠くからその戦いを見ているエリオルと秋月 奈久留。ぬいぐるみを倒すには魔力の源を断つしかない。さくらはを剣に変えて戦うがそれだけでは足りず、空中を飛行するためには剣が使えない。二つの魔法を同時に使うためにはどうすれば良いかを考えるさくら。飛ぶための羽を杖ではなく背中につけ、巨大化したぬいぐるみをなんとか撃退した。魔力の源となっていたのは1枚の紙だった。そこにはクロウ・リードが魔法を使う時に使っていた魔法陣が描かれていた。度重なる戦いでさくらは体調を崩していた。学校の授業への出席もおぼつかず、とうとう倒れこんでしまう。そんな状態でもクロウ・リードの気配を察知したさくらはの魔法で分身を作り出かけて行った。そこには周囲が見えなくなるほどの霧が立ち込めていた。さくらは霧の中にどんどん飲み込まれていった。するとどこからか声が聞こえてくる。さくらが声に従って魔法を使うと、新しいさくらカードが生まれたのだった。

 第9巻

李 小狼は戦いの後に置き忘れてあったコートを見つけた。そこで、大きな羅針盤を使い持ち主を探していた。しかしそのコートには強い力がかかっているのだった。そこに木之本 桜(通称さくら)と大道寺 知世がホワイトデーのお返しを持ってやって来た。さくらから貰ったお返しを喜ぶ小狼だった。一方、さくらの元にやって来た月城 雪兎が玄関先で倒れていた。それを見つけた木之本 桃矢だったが、雪兎のある異変に気がつく。とても眠たいと力なく呟いた雪兎の体は透け、薄くなっているのだった。異変に気がついたもののなすすべのなかった桃矢は自らを責めた。雪兎がおかしくなってしまったのには原因があった。カードを使うたびにクロウカードが変化してしまうことに関係しているのだ。さくらの力がまだ弱いために守護神・(ユエ)の力を補うことができていないのだった。実は月(ユエ)と雪兎は同じ存在であり、月(ユエ)が消えると雪兎も消える。さくらは早く月(ユエ)のための魔力を調達しなければならないのだった。クロウカードの気配があり、さくらはさらに2枚のカードを変化させた。どんどんクロウカードをさくらカードにしていくのだが、月(ユエ)の魔力は足りていない。ついに雪兎は限界を迎えた。授業中に倒れてしまい意識を失ってしまったのだ。雪兎を介抱する桃矢は、雪兎に本当の姿について問いかけた。すると、雪兎は桃矢の前で月(ユエ)の姿に変身した。

 第10巻

月城 雪兎が倒れてしまったという話を聞いて保健室にかけつけた木之本 桜(通称さくら)。さくらは自分の魔力が足りない為に起こってしまったのだと泣き出してしまう。(ユエ)は木之本 桃矢の魔力を受け継ぎ存在を保つことができた。月(ユエ)は泣いているさくらに対し、クロウ・リードが作り出したクロウカードを子供のお前が全て支えきれないのは当然で、私はお前を守ると約束したんだ、と言う。さくらの魔力はだんだん強くなっている。クロウカードの気配も察知しやすくなってきていた。

友枝小学校では模擬店大会が開催されている。さくらはウェイトレス姿でお菓子や飲み物を提供するお菓子パーラーにいた。雪兎が遊びに来ていると、クロウカードの気配がした。そこに一般の生徒がやってきてしまう。さくらは迷宮のカードを使いやり過ごした。そしてクロウの気配を追って走ると、そこにいたのは柊沢  エリオルだった。さくらは気を失ってしまった。さくらは夢を見ていた。それはクロウ・リードが生前、ケルベロス(通称ケロちゃん)と月(ユエ)に対して大事な話をしている場面だった。ケルベロスはその話を聞いて、自分の記憶と少し内容が違っていて混乱していた。

桃矢は月(ユエ)に力を渡して以来ずっと調子が悪い。その事を気にして雪兎は申し訳ないと言う。桃矢は当たり前のことをしただけだ、それ以上気にすると怒るぞと優しく反論した。力を失った桃矢には不思議なものを見る力はすでに無くなっている。その代りさくらを守ってくれと月(ユエ)と約束を交わしていた。

 第11巻

木之本 桜(通称さくら)は予知夢を見ていた。そこにいるのは見たことのある人だった。「これから『わたし』がご迷惑をおかけすると思いますけれど」そんなクロウ・リードの言葉が聞こえてくる。さくらはこれまでも予知夢を見ていたのだが忘れてしまっていた。誰かが魔力で邪魔していたからだとケルベロス(通称ケロちゃん)が言った。そしてまたクロウ・リードの声がした。クロウカードが散らばっている時ならまだしも、それが全部集まっている今、クロウ・リードの声がする理由が分からない。なぜ夢の中で現れる人たちはケロちゃんや(ユエ)に似ているのか、クロウ・リードと同じを持っているのか。さくらはその理由を探すために夢の中に出てきた場所へ行くことを決めた。李 小狼に相談すると一緒に行くと言う。二人で夢の中に出てきた東京タワーへと向かうのだった。

東京タワー周辺には人通りが全く無い。普段は平日でも人通りが多いはずなのだが、その日は誰もいなかった。おそらく魔力で人が来ないようにしているのだろうとさくらは思った。東京タワーには柊沢 エリオルが立っていた。さくらはエリオルにクロウ・リードと同じ魔力を感じた。クロウ・リードはもう存在しないはずなのに何故エリオルから魔力を感じるのか。そしてエリオルの隣には月(ユエ)とケルベロスに似た姿のルビー・ムーンスピネル・サンが現れた。エリオルは闇を呼び、全ての人を眠りにつかせた。朝が来るまでに魔力で作られた闇を破らない限りずっと闇のままだ。そしてさくらとエリオルの戦いが始まるのだった。 

 第12巻

木之本 桜(通称さくら)と李 小狼は全てのカードをさくらカードに変化させ、柊沢 エリオルの闇を打ち破った。戦いは終わった。クロウ・リードの魔力をも凌ぐ力を得たさくらは未来を見通す力を獲得したのだった。しかし本人が望まなければその力は発動しない。全てが終わり、エリオルはイギリスへと帰国することとなる。その日の学校帰り、さくらは小狼に呼び止められて告白された。さくらは月城 雪兎に対する気持ちとは違う心の動揺に気持ちが落ち着かない。どうして良いか分からず悶々と考え込んでいる間に小狼は香港へ戻ることを決意していた。エリオルがイギリスへ帰るときには前向きな気持ちだったのに、小狼が帰ってしまうのには全く違う感情がこみ上げてきた。さくらはこの気持ちを同じクラスの友達に相談しているうち、自分が小狼のことをどう思っているかが分かってきた。そして小狼が香港へ帰国するその日までにプレゼントを徹夜で作ることを決めたのだった。空港へと向かうバスが発車する。ギリギリお見送りに間に合ったさくらは小狼にプレゼントを渡すことが出来た。そして時は流れ、さくらは中学生になった。ある日、急いで家を出るとそこには大好きな人が待っていた。 

登場人物・キャラクター

木之本 桜 (きのもと さくら)

通称さくら。元気いっぱいの小学4年生。4月1日生まれ。チアリーディング部所属。運動神経抜群で身のこなしも軽くアクリバティックな技もなんなくこなす。思いやりがあり、クラスの人気者。災いのクロウカードが封印されていたという本を偶然開いてしまう。本から飛び出したカードを回収すべく、相棒のケルベロス(ケロちゃん)と共に日々奮闘中。普段はおっちょこちょいだが、実体化したカードを封印するため戦う際には冷静に状況を判断できる。 3才の頃に母親の木之本 撫子を亡くしており、優しい父親・木之本 藤隆とちょっぴりいじわるな兄・木之本 桃矢と三人で暮らしをしている。兄の友人である月城 雪兎に片想いをしている。

ケルベロス

木之本 桜(通称さくら)の相棒。通称ケロちゃん。さくらをクロウカードの回収者、および新たなクロウカードの所有者として指名した選定者。シンボルは太陽、属性は陽(光)カードが封印された本を護っている守護神だが、魔力が弱くなっており普段はぬいぐるみのような姿をしている。実際の姿はライオンに似た獰猛な獣で大きな羽が生えている。長年大阪に本が置かれていたため、関西弁で話す。ノリが良くツッコミやリアクションが大きい。甘いものが大好きでポッキーやケーキを好む。しかし食い意地がはっているだけで、本来は人間の食事をする必要はない。

大道寺 知世 (だいどうじ ともよ)

木之本 桜(通称さくら)の親友。9月3日生まれ。コーラス部所属。大道寺トイズコーポレーションの社長令嬢で、才色兼備でありながらかなりの変わり者。さくらと同じ友枝小学校に通っている。さくらの事があまりにも好きすぎていつも一緒に行動する。クロウカードとの戦闘用衣装を自作してさくらに着せている。危険を顧みず戦闘中のさくらをビデオカメラで記録している。毎回テーマに合わせた戦闘衣装を手作りしては、さくらを着せ替え人形同様に弄ぶ。人の本質を見抜く才能がある。

木之本 桃矢 (きのもと とうや)

木之本 桜(通称さくら)の兄。2月29日生まれ。星條高校に通う2年生。サッカー部所属。妹のさくらを「怪獣」と呼んでいじめているが、かなりの妹想いでもある。さくらに近づく男を目の敵にするため、親友の月城 雪兎からはロリコン呼ばわりされている。霊感が強く、小さい時から人ではない何かを感じたり、亡くなった母親・木之本 撫子の姿が当たり前のように見ていた。通学は自転車だがオートバイにも乗っている。雪兎が生きた人間ではない事もはじめから知っていたが、友達の関係を続けてきた。月(ユエ)に力を渡したあとは、霊感を失い何も見えなくなる。

木之本 藤隆 (きのもと ふじたか)

木之本 桜(通称さくら)の父親。1月3日生まれ。妻を早くに亡くし、一人で娘の桜と息子の木之本 桃矢を育てている。大学で考古学の教授をしており、普段から発掘調査や講義で家を開けることが多い。料理や裁縫など家事全般を完璧にこなす。木之本家で一番運動神経があり、友枝小学校で行われた父兄参加100メートル走では1着になる。優しく穏やかな性格で、娘のさくらを「さん」付けで呼ぶ。魔術師クロウ・リードの生まれ変わりだが魔力は持っていない。僕はぜんぜん見えないと話す。お菓子作りが得意。特技は人の顔と名前を覚えること。

木之本 撫子 (きのもと なでしこ)

木之本 桜(通称さくら)の母親。5月20日生まれ。有名な雨宮財閥の一人娘だったが、周囲の反対を押し切り16歳という若さで高校の新米教師だった木之本 藤隆と結婚した。モデルとして活動していたが、さくらが3歳の時に27歳の若さで亡くなった。霊となり、いつも近くでさくらを見守っている。霊感の強い兄・木之本 桃矢にはその姿が見えており、最終的には木之本 藤隆にも見えるようになった。 高校時代は、歩いていて突然消えたかと思えば転んでいたというおっちょこちょいな人物。他にもスキーで転び雪だるまになったり、跳び箱に激突するなど様々なエピソードを持つ。鳥の巣から落ちた雛を戻そうと木に登り足が滑って落下。たまたまキャッチした木之本 藤隆に、天使が空から落ちてきたようだと言われ恋に落ちる。

月城 雪兎 (つきしろ ゆきと)

木之本 桜(通称さくら)の憧れの人。高1の時、木之本 桃矢の通う星條高校に転校してきた。文武両道で女子からの人気が高いが、本人はのんびり屋で間抜けなところがある。スポーツ万能で様々な部活から助っ人の依頼が絶えないが、どの部にも所属していない。弓道部の早朝試合では見事に中心を射抜いていた。華奢な見た目からは想像できない程の大食い。実は守護神月(ユエ)の仮の姿であり、生きた人間ではない。エネルギー補給のために大食いになっているという。雪兎であるときは月(ユエ)の記憶はないので、本人に自覚はない。

李 小狼 (り しゃおらん)

木之本 桜(通称さくら)のライバルであり後の恋人。7月13日生まれ、O型。出身は台湾。クロウ・リードの遠戚に当たるため強い魔力を持つ。クロウカードを回収するために日本の友枝小学校へ転校してきた。同じ目的をもつさくらを目の敵にしている。自分と似た力を持つ月城 雪兎に惹かれている。はじめは理由がわからずドキドキしてしまい、顔を真赤にして逃げてしまうこともあった。その為さくらとは一時期恋のライバルでもあった。お札や武術を使った魔術を得意としており、様々な場面でさくらを助けている。裁縫や料理もこなす家庭的な面もある。

柊沢 エリオル (ひいらぎざわ えりおる)

イギリスからやってきた転校生。3月23日生まれ。伝説の魔術師クロウ・リードの生まれ変わり。とある目的のために木之本 桜(通称さくら)のクラスに転校してきた。さくらとは初対面にもかかわらず、すでに知り合いかのように振る舞っていた。クロウ・リードの記憶や魔術を受け継いでいる。穏やかな話し方で学校では特に問題を起こすような人物ではない。しかし目的のためには多少手荒なことも厭わない。お菓子作りが得意だが、それ以外は謎に包まれている。

観月 歌帆 (みづき かほ)

木之本 桜(通称さくら)の数学教師。2月11日生まれ。月峯神社(つきみねじんじゃ)の宮司の娘。予知能力に優れており、さくらの試練に立ち会うことを昔から知っていた。教育実習先の学生であった木之本 桃矢とは恋人関係にあったが、自身の留学を機に別れる。次に会う時は友達同士になると予言しそのとおりとなった。鈴がついた道具を使い、月(ユエ)の力でさくらを手助けする。メイズのカードがさくらを襲った時は、その力で迷宮を破壊しながら打出するパワープレイを見せる。道を覚えることが苦手。学校では美人で優しい先生だが天然な性格。実家の手伝いをするときには巫女服を着ている。

秋月 奈久留 (あきづき なくる)

木之本 桃矢のクラスメイト。10月13日生まれ。血液型はAB型。イギリスから星條高校に転校してきた。スピネル・サンからは、あなたは男子の制服を切るべきではと言われており、性別は決まっていないらしい。秋月 奈久留は仮の姿で、本当の正体はルビー・ムーンという蝶のような姿をした従者。魔術師クロウ・リードの生まれ変わりである柊沢 エリオルが生み出した。運動神経抜群で運動部からの勧誘が絶えない。桃矢の力に興味を持ち、いつも後をつけ回っている。美味しいものが大好き。

スピネル・サン

柊沢 エリオルが生み出した動物型の従者。シンボルは太陽、属性は陰(闇)。普段は透明な羽根が生えた小さい黒猫の姿をしている。真の姿は大きな黒い獣で、どことなくケルベロス(通称ケロちゃん)に似ている。ペパーミントに近い緑色の目を持っている。騒がしい事が嫌いで普段はおとなしく木の上から木之本 桜(通称さくら)を監視している。自宅では呪術関係の本を読み、主の帰宅を待つ。敵が仕掛けた術を見ることができ、李 小狼が仕掛けた術式を言い当てた。少し高飛車な話し方をする。沈着冷静な思考の持ち主。

ルビー・ムーン

柊沢 エリオルが生み出した女性型の従者。シンボルは月、属性は陽(光)。黒がかった赤い目をしている。背中には翼が生えており、月(ユエ)に似た姿をしている。普段は木之本 桃矢と同じ高校に秋月 奈久留の姿で通学している。退屈なことが嫌いでいつも騒がしい。桃矢に対してのアプローチが激しく、突然目の前に現れて邪魔をすることもある。月城 雪兎をライバル視しており、桃矢は私が貰うと狙っている。スピネル・サンのことをスッピーと呼ぶ。

(ゆえ)

月と書いてユエと読む。ケルベロス(通称ケロちゃん)と共にクロウ・リードによって生み出されたクロウカードの守護神。カードの新たな所有者を決定する審判者。木之本 桜(通称さくら)と戦い負けたことでさくらの守護神となった。仮の姿はさくらが想いを寄せる月城 雪兎である。さくらが主になってからは魔力が足りず、体が透けて雪兎とともに消滅しそうになった。それに気がついた木之本 桃矢が、自分の力を月に与えることで存在を保つことができた。クロウ以外に主人はいないという従者だったが、真実を知ることで気持ちが揺らぐ。柊沢 エリオルを見てクロウ・リードの存在に気がついた。

大道寺 園美 (だいどうじ そのみ)

大道寺 知世の母。10月13日生まれ。大道寺トイズコーポレーションの社長で、木之本 桜(通称さくら)の母・木之本 撫子とは従妹同士である。撫子からは園美ちゃんと呼ばれていた。昔から撫子を溺愛していたため、16歳の撫子を嫁にした木之本 藤隆に嫉妬している。実際は藤隆の事を認めているが、会えばけんか腰になる天邪鬼。高校時代には陸上の国体選手になったほど足が速い。運動会では父兄参加の100メートル走に出場したが木之本 藤隆に負けた。特技は車やバイクと運転。お茶を淹れるのが趣味で、さくらが大道寺家にあそびに行った時にもお茶を用意してくれた。

雨宮 真嬉 (あまみや まさき)

木之本 桜(通称さくら)の曽祖父。雨宮コーポレーション会長。孫の木之本 撫子を溺愛していた。わずか16年一緒にいただけで結婚すると言い出した撫子を嫁に出すことを反対していた。まだ新米教師だった木之本 藤隆が撫子と結婚する事に猛反対、長い間藤隆を恨んでいた。藤隆の知り合いが所有する別荘に遊びに来たさくらの幸せそうな姿を見て考えを改めた。さくらに撫子が来ていた洋服をプレゼントし、それを着た姿を見て感動する。最終的に今までのことを謝罪し、和解するに至った。

寺田 良幸 (てらだ よしゆき)

木之本 桜(通称さくら)の担任の先生。7月18日生まれ。優しい性格で生徒からも人気がある。生徒である佐々木 利佳とは密かに恋愛関係である。図書館で婚約指輪を渡すなどその想いは真剣。学芸会の時には出番を待っている利佳にこっそりとよく似合っているなと伝えたり、目配せをしたりしていた。学校内でも積極的な行動をすることもある。誰にもわからないようにデートを重ねて愛を育んでいる。臨海学校の時にはお化け役として生徒を脅かしており、さくらは脅かしがいがあると楽しんでいた。

佐々木 利佳 (ささき りか)

木之本 桜(通称さくら)のクラスメイト。6月24日生まれ。部活はやっていない。クラスでひと際大人っぽく、気配り上手なお姉さんキャラ。担任の寺田 良幸が年の差カップルの恋人。普段は普通の学校生活を送っているが、つい寺田を目で追ってしまう。寺田と付き合っていることは誰にもバレていない。さくらの元気がないとさり気なく相談に乗ったり、お菓子を作ってきたりと気を配ってくれる。寺田がこっそりと話しかけてくると顔が赤くなってしまうことも。寺田に渡すためにクマのぬいぐるみを作っていた。

山崎 貴史 (やまざき たかし)

木之本 桜のクラスメイト。コンピュータ部所属。三原 千春と幼馴染で恋人同士。事あるごとに豆知識を挟んでくるが、そのほとんどが嘘という少々面倒なキャラ。真剣な口調で、嘘かホントかわからない絶妙なラインを突いてくるので、騙されやすい木之本 桜(通称さくら)や李 小狼は毎回混乱する。しかし中国に関する豆知識は小狼に真実を指摘されるので難しいと感じている。付き合いが長い千春には軽くあしらわれている。千春が作ってくれたクマのぬいぐるみに「すあま」という名前をつけて怒られていた。

三原 千春 (みはら ちはる)

木之本 桜(通称さくら)のクラスメイト。5月28日生まれ。チアリーディング部所属。明るくハキハキ物をいう性格で、幼馴染で恋人の山崎 貴史の豆知識に見せかけたボケに対して厳しい突っ込みを入れている。男を尻に敷くタイプだが、真剣な恋愛話になると照れてしまうなど素直で可愛いところもある。山崎に対してひどいことを言ったり喧嘩したりしても、ずっと好きでいたいからちゃんと謝る優しい面も持っている。友達思いで自身の経験を元に恋愛相談に乗ることも。

柳沢 奈緒子 (やなぎさわ なおこ)

木之本 桜(通称さくら)のクラスメイト。10月11日生まれ。AB型。大きなメガネをかけている女の子。チアリーディング部の部員。おっとりしているが、怪談話や都市伝説に目がない。神社やお守りの類も好き。月峰神社に関しても情報を持っており、恋愛成就のお守りがあると友人に話していた。修学旅行に行く際は、事前にその土地の七不思議を調べて夜の話のネタにする。臨海学校の夜に行われた肝試しを楽しみにしていた。ラーメンを食べるのも作るのも大好き。

クロウ・リード

クロウカードを創った伝説の魔術師。趣味は人を驚かせること。イギリス人の父と中国人の母を持つハーフ。西洋魔術と東洋魔術の流れを組んだクロウ・リード独自の魔術を開発。不世出の魔術師といわれるほど伝説的な存在。クロウカードを作った際には、その強い魔力を制御する守護神として、ケルべロス(通称ケロちゃん)と月(ユエ)を生み出した。自身が死を悟りカードを封印する際にはケルベロスが本の表紙に、月(ユエ)が裏表紙に封印された。 欲しいものは「自分が一番の魔術師ではなくなること」。そのためにさくらに試練を与えた。甘いものや酒類が好き。木之本 藤隆に生まれ変わる。

場所

友枝町 (ともえだちょう)

木之本 桜(通称さくら)たちが住む町。さくらが通う私立友枝小学校があり、その隣には兄の木之本 桃矢が通う星條高校がある。友枝町には災いを呼ぶと言われるクロウカードがはびこっており、実体化したカードがいたるところで悪さをしている。公園にはシンボルとなっている大きなペンギン大王の遊具がある。商店街には多くの店が立ち並び、夏には月峰神社で夏祭りが行われていて多くの人で賑わっていた。さくらがカードを封印しようと奮闘する町である。

イベント・出来事

最後の審判 (さいごのしんぱん)

『カードキャプターさくら』に登場する儀式。クロウ・リードが死ぬ間際、新しい主人を選ぶことに反対した月(ユエ)に対して出した条件の一つ。クロウカードを全て回収した者が、審判者月(ユエ)との戦いに勝つことによって真の持ち主になることが出来る。反対に月(ユエ)に負けてしまえば、これまで関わってきた人たちとの記憶が消えてしまう。木之本 桜(通称さくら)は見事勝利し、カードの新たな所持者となった。しかし最初から月(ユエ)が負けることは予言されており、次のクロウカードの持ち主は決まっていた。

その他キーワード

クロウカード

魔術師クロウ・リードによって作り出された魔法のカード。強い魔力を持っており、本の中に封印されなければ世の中に災いをもたらす。カードが実体化すると様々なイタズラや事件が起こる。カードには性格があり、その性質も友好的、戦闘的、防御的など、全く異なる。カードに所有者の名前を記しておけば、その主人の言う事をきくようになっている。 最低10枚あれば占いが出来る。タロットカード占いのようなもので、例えば「風」のカードは伝達や情報を意味している。

羅針盤 (らしんばん)

李 小狼が愛用する道具の一つ。クロウカードを探すために使っている。薄い板状の道具で持ち運び可能。八つの角を持つ星型多角形をしており、中心に太極図が描かれている。角には「東西南北」「火地風水」「春夏秋冬」などの文字が記されている。位置を調査する際には中心に半球状のスクリーンが映し出される。クロウカードの存在している方向や位置を見ることが出来るが、カードの中に入ってしまうと意味をなさない。メイズのカードから脱出するために羅針盤を使ったが真っ白で何も映らなかった。

風(ウインディ)は『カードキャプターさくら』に登場する魔法の一つ。四大属性の一つで強力な力を持つ。実体化後は髪の長い女性の姿をしている。友好的で戦いを好まず、自ら本の中に戻っていった。木之本 桜(通称さくら)が最も多く使うカードでもある。攻撃タイプのカードではないので、プールの水を飛ばしたり、強風を起こしたりと補助的な役割を果たす。月の属性のカードであり、最後の審判の際に使おうとしたがケルベロス(通称ケロちゃん)に止められた。最初にさくらカードへ進化したカード。

鏡(ミラー)は『カードキャプターさくら』の登場する魔法の一つ。防御タイプでも攻撃タイプでもなく、かなり特殊なカードで他人そっくりになりすますカード。実体化した姿は額に鏡をつけて着物を着た女性。封印される前は木之本 桜(通称さくら)の姿で悪さばかり繰り返していたが、霊感の強い木之本 桃矢にはあっさり正体がバレてしまう。それでもなお優しく接してくれた桃矢に強く惹かれていく。さくらが熱を出して寝込んでいる際に、影武者としてベッドに寝ていたが桃矢にバレてしまう。さくらが帰宅した際には、会えて嬉しかったと顔を赤らめている。

さくらカード

魔術師クロウ・リードが創りだしたクロウカードを、木之本 桜(通称さくら)自身の魔力によって一新させた全く新しいカード。カードを作り替えるのは非常に多くの魔力やエネルギーを使うので、さくらは急激に体力を消耗する。一枚だけ変化させるならさくらでも問題なかったが、同時に二枚のカードを変化させた際には倒れ込んでしまうほどの魔力がある。「翔」のカードは杖に羽根をはやして跳ぶ魔法だったが、さくらカードになったことでさくらの背中に羽根をはやすように変化した。カードの意味によっては新しい使い方になる。

封印解除 (れりーず)

『カードキャプターさくら』に登場する杖を変化させる呪文。普段首にかけている本の鍵を握り、封印解除(レリーズ)と唱えることで一瞬にして杖に変わる。木之本 桜(通称さくら)は人混みではこっそりとささやくように唱えることもあった。ケルベロス(通称ケロちゃん)がさくらを持ち主に決めた際にも封印解除の呪文を唱えたが、呪文の内容が僅かに異なる。最後の審判の際には、新たな力を手に入れるために別の呪文を唱えている。契約者以外の者が呪文を唱えても封印は解除されない。

(つえ)

木之本 桜(通称さくら)が戦闘の際使用するステッキ。普段は小さな鍵の形をしておりネックレスにして持ち歩いている。さくらが「封印解除(レリーズ)」と呪文を唱えることで杖として表れる。杖の先端で使用したいカードを打つと実体化させる事ができる。また、戦いに勝ち新しいカードを封印したい場合は、汝のあるべき姿に戻れ、クロウカードと唱えて空中を打つ。カードの効果によっては杖そのものが変化する。「剣」のカードを使うと剣になり、「翔」のカードを使うと杖に羽根がはえる。 クロウ・リードが死ぬ前に作った「鈴」に宿る月の力により、星の形をした杖に進化した。

アニメ

カードキャプターさくら(第3期)

小学5年生の木之本桜は、災いを起こす魔法のカードクロウカードをすべて捕獲し、最後の試練を乗り越えて無事に2学期を迎えていた。しかし謎の少年・柊沢エリオルが転入してきたのと前後して、町には再び魔法に関わ... 関連ページ:カードキャプターさくら(第3期)

カードキャプターさくら(第1期)

小学4年生の少女木之本桜は、家の地下にある父の書庫で1冊の本を見つけ、中に納められていた魔法のカードを封印から解き放ってしまう。町中へ飛び散ったカードが引き起こす超常現象に際して、さくらはケルベロスと... 関連ページ:カードキャプターさくら(第1期)

カードキャプターさくら(第2期)

小学5年生の木之本桜は、災いを起こす魔法のカードクロウカードを捕獲する使命をもったカードキャプター。新学期に入って友達と楽しく過ごすかたわら魔法少女として数々の戦いやトラブルに立ち向かっている。 しか... 関連ページ:カードキャプターさくら(第2期)

書誌情報

カードキャプターさくら 全10巻 講談社〈なかよしメディアブックス |a アニメ ブックス〉 完結

第1巻

(1998年8月発行、 978-4063246513)

第2巻

(1998年10月発行、 978-4063246520)

第3巻

(1999年1月発行、 978-4063246537)

第4巻

(1999年4月発行、 978-4063246544)

第5巻

(1999年8月発行、 978-4063246551)

第6巻

(1999年12月発行、 978-4063246568)

第7巻

(2000年2月発行、 978-4063246575)

第8巻

(2000年3月発行、 978-4063246582)

第9巻

(2000年9月発行、 978-4063246599)

第10巻

(2000年11月発行、 978-4063246605)

カードキャプターさくら 全12巻 講談社〈講談社コミックス〉 完結

第1巻

(2004年3月発行、 978-4063645569)

第2巻

(2004年4月発行、 978-4063645606)

第3巻

(2004年4月発行、 978-4063645675)

第4巻

(2004年6月発行、 978-4063645750)

第5巻

(2004年7月発行、 978-4063645835)

第6巻

(2004年8月発行、 978-4063645897)

第7巻

(2004年9月発行、 978-4063645989)

第8巻

(2004年10月発行、 978-4063646016)

第9巻

(2004年11月発行、 978-4063646047)

第10巻

(2004年12月発行、 978-4063646122)

第11巻

(2004年12月発行、 978-4063646160)

第12巻

(2005年2月発行、 978-4063646252)

カードキャプターさくら クリアカード編 既刊3巻 講談社〈講談社キャラクターズA〉 連載中

第1巻

(2016年12月2日発行、 978-4063588446)

第1巻

(2017年9月1日発行、 978-4063588569)

第2巻

(2017年4月1日発行、 978-4063588491)

SHARE
EC
Amazon
無料で読む
マンガリスト
logo