概要
シャングリラ・フロンティア(シャンフロ)で、「サイガ-0」というプレイヤーネームでプレイしている高校2年生の女子。本名は「斎賀玲」で年齢は17歳。身長は161センチで、体重は56キロ。誕生日は4月4日。内気な性格で、いかにもお嬢様然とした外見をしている。特技は瓦割りとスイカ割り。瞑想(めいそう)とイメージトレーニングを日課としている。高校1年時に陽務楽郎(サンラク)と同じクラスになり恋心を抱くが、内気な性格が災いして恋愛速度はナメクジ並である。サンラクと同じ趣味を共有したいとクソゲーに手を出すも、仕様と難易度に挫折してシャンフロ廃人となり、今では姉のサイガ-100がリーダーを務めるトップクラン、黒狼に所属してユニークモンスターである「夜襲のリュカオーン」を追っている。当然レベルはカンストし99であるうえに、「最大火力(アタックホルダー)」の称号で呼ばれることも多々ある。超レアなユニークアイテムを装備し、圧倒的な力で戦う姿はまるで魔王のようである。いかつい甲冑(かっちゅう)の騎士の姿で黒狼の紋章が刻まれたマントを羽織り、初心者でも一眼でわかる「トッププレイヤー」である。サンラクがシャンフロを始めたと聞き、なかよくなるためにどうにか接触しようと試みるが、すれ違いやトラブルの渦中であることが多く、ゆっくり話せていない。サンラクがリュカオーンの呪いにかかってからは、黒狼としての任務を受けサンラクに接触する機会ができるが、任務よりも話がしたいという下心で動く。サードレマ(第3の街)でようやくフレンド申請を承諾してもらえたが、当てずっぽうで待ち伏せしていただけなのに「自分の動きを先読みしていた油断ならない相手」として警戒されており、恋愛に発展する気配はない。ふだんは男口調でロールプレイしているが、サンラクの前では素が出てしまい声も小さくなり、外見と相まってすごく不自然になる。趣味の散歩中に現実世界でも陽務楽郎(サンラク)に偶然会うが、名前すらはっきり覚えてもらっていなかった。サンラクの行きつけのゲーム屋にもよく顔を出し、店員さんに恋愛相談をしているが成果はいまだ出ていない。告白することが夢であるが、フレンド関係になってからサンラクにメールを送れるようになり、1週間かかって考えたお誘いの文面は、果たし状のような文体になり、空回りが加速していた。ちなみに謝罪のメールはすごい長文で文体が堅苦しい。座右の銘は「日進月歩」。
登場作品
シャングリラ・フロンティア ~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~ (しゃんぐりら ふろんてぃあ くそげーはんたー かみげーにいどまんとす)
硬梨菜の小説『シャングリラ・フロンティア ~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~』のコミカライズ作品。ディスプレイを使用するゲームがレトロと見なされ、フルダイブ型VRゲームが主流となった近未来におい... 関連ページ:シャングリラ・フロンティア ~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~