概要
高位の魔女。低級の魔女に追われていた獣の傭兵を助けた。銀色の髪に青紫の瞳の、美しい少女だが、体型はかなりスレンダー。ゼロと呼ばれているが、本名は不明。長いこと穴ぐらと呼ばれる弓月の森の鍾乳洞に暮らしており、そこでゼロの書と呼ばれる魔法の書を著した。しかし、そのゼロの書が何者かに盗まれ、盗人を追って出ていった魔術師の十三番もいっこうに戻らず、やむを得ず自身が探索の旅に出る。
その途中、傭兵と出会って彼を自分の護衛として契約する。魔女としての実力は世界一と言ってもよく、本来なら魔術に必要な悪魔との契約の対価も必要としないほど。敵に対して本気で魔法を使うときは「吾輩、少しばかり不愉快だ」という台詞を口にする。
魔女としては優秀だが、かなりの世間知らずで、傭兵たちをしばしば困惑させている。ちなみに貨幣は持っていないが、穴ぐらにあった高価な貴石を持っており、それを換金している。当初は傭兵のもふもふした毛皮や、彼の作る美味しいスープだけを好いてるようだったが、互いに危機を乗り越えてからは、彼のことを「初めてにして唯一の友」と呼んで、好意を示すようになる。
ウェニアス王国の事件を解決した後、一時的に魔力が枯渇してしまった。
登場作品
ゼロから始める魔法の書 (ぜろからはじめるまほうのしょ)
獣堕ちと呼ばれる半人半獣の傭兵と、天才的な魔女だが、ちょっと世間知らずの少女が、奪われた魔法の書を追って旅をするファンタジー作品。同名の人気ライトノベルのコミカライズ。「電撃マオウ」2015年2月号か... 関連ページ:ゼロから始める魔法の書
魔法使い黎明期 (まほうつかいれいめいき)
虎走かけるの小説『魔法使い黎明期』のコミカライズ作品。魔法学校の生徒であるセービルは、学校始まって以来の成績の悪さから学長のアルバスに特別実習を言い渡されることとなった。落ちこぼれ魔法使い見習いが、無... 関連ページ:魔法使い黎明期